『震災がれき広域処理の本当を学ぶ』がれき視察報告メモ、など―地震と原発事故情報
- 2012年 9月 28日
- 交流の広場
たんぽぽ舎です。【TMM:No1590】
2012年9月28日(金) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.『震災がれき広域処理の本当を学ぶ』がれき視察報告メモ
– がれきのほとんどは被災地の海岸線ぞいにあり
復興の妨げにはなっていない -(愛媛県 堀内美鈴)
★2.大飯原発の再稼働を強行した一人、枝野を落選させよう!
9/22「みんなの悲願“脱原発”エダNO お彼岸デモ」を開催(白田)
★3.新聞・雑誌から
◇環境副大臣、茨木知事に「最終処分場候補・高萩」を伝える
高萩市長、「断固反対」 (9月27日 東京新聞より)
◇医師の菅谷松本市長が警鐘、
福島で小児甲状腺がん 「事故無関係」危うい即断(9月27日 東京新聞)
◇原発事故捜査 本格化 来月から態勢強化
年度内にも立件判断・検察当局(9月28日 時事通信)
◇枝野経産相「原発事業国営化を」 著書で提言、政府主導で廃炉
(9月27日 東京新聞)
★4.(発行元からの配信都合により日付が前後します)
<テント日誌9月24日(月)-経産省前テントひろば380日目>
季節の変わり目は政局の変わり目?風雲急を告げる永田町・霞ヶ関
そして「いのち」について考える。( F記 )
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9/27配信(TMM:No1588)に掲載した「5.テント日誌9/26(火)」は9月25日付の
誤りでした(テントひろばより)
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┗■1.『震災がれき広域処理の本当を学ぶ』がれき視察報告メモ
│ - がれきのほとんどは被災地の海岸線ぞいにあり、
│ 復興の妨げにはなっていない –
└────(愛媛県 堀内美鈴)
北九州市で東日本原発大震災がれきの広域処理(焼却)が始まった。愛媛で
は、県と松山市、八幡浜市、大洲市、伊予市、四国中央市、東温市、砥部町の
担当者が岩手県と宮城県を視察し、県は震災がれきの受け入れを検討すると発
表している。西日本の住民が震災がれきの広域処理に直面するなか、愛媛県西
条市と松山市で『震災がれき広域処理の本当を学ぶ』というテーマで、関口鉄
夫さん(元滋賀大非常勤講師、環境科学)の講演会が9月8日に開催された。
松山市の講演会(ごみを考えるネットワークえひめ主催)では、最初20分
ほど、東温市議の渡部伸二さんから『被災地がれき視察報告』を伺った。視察
内容は、宮城県亘理(わたり)町、国道45号線沿いの宮古市、山田町、大槌
町、釜石市の被災地の様子や山形県村山市の民間の産業廃棄物最終処分場
(株)アシストの現状で、そのあと、2時間ほど関口さんのお話しと質疑応答
があった。
市町の議員が普段どんなことをしているのか、直接会って話を聞いたり質問
をしたりする機会はそんなに多くない。特に、今回の視察報告には、私たちが
直面している震災がれきや放射性廃棄物の処理を考えていくうえで心に留めて
おくべきことがたくさんあると思う。要点を箇条書きにして共有したい。
<渡部伸二市議の視察報告メモ>
ア.がれきはほとんどが海外線にあり、復興の妨げにはなっていない
イ.一連のがれきと被災地を見せることで、見学者の意識を統合・誘導
→受け入れに働きかける、現場を見せないでビデオを上映(洗脳)
→市民の反対の声を封じ込める
ウ.視察地域の放射線測定地は結構低かった
→“放射能問題はクリアできるではないか”となる危険性
エ.地元…雇用・安全な生活・避難の権利を求めている
担当者はリサイクルしたい(のに)「なぜ、広域処理をしたいのか?」
オ.広域処理には管理が必要
→処理しても、やはり民間処分場は汚染されている実態
カ.平成26年3月までにがれき処理を
→地元は気持ちの面で追い詰められている“広域処理しかない”
キ.広域処理の政策そのものの問題性をつかないといけない。
政策決定過程が不透明。政策そのものの批判を。
視察報告の最後に、「8・19松山行動」(2012年8月19日、主催:伊方原発
の再稼働を許さない市民ネットワーク☆8・19松山行動in愛媛)に寄せられ
たイエローカード布メッセージについて、渡部さんご自身が深く受けとめ、心
から離れないというメッセージを紹介された。
【ぼくは健康なおとなになりたい】(福島から東温市に避難・11歳)
※講演会『震災がれき広域処理の本当を学ぶ-関口鉄夫さん講演会・渡部伸二
さん視察報告』(2012.9.8愛媛県生活文化センター)はYouTubeで
見ることができます。http://www.youtube.com/watch?v=13xD0vHxyuA
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┗■2.大飯原発の再稼働を強行した一人、枝野を落選させよう!
│ 9/22「みんなの悲願“脱原発”エダNO お彼岸デモ」を開催。
└────(原発さよならエダNOデモ実行委員会 白田真希)
9月22日、天気も持ち直し、約120名の方にご参加頂きました。
実行委員のメンバーが先日の船橋デモに参加した繋がりで「さよなら原発千
葉」の方も5人来て下さいました。
大宮駅東口を出発し、まずは枝野経産大臣の事務所前へ。参加者のボルテー
ジは一気に上がり「枝野はやめろ!」の大コール。
ドラム隊の軽快なリズムに街行く人や、マンションの窓から手を振ってくれ
る人も。沿道の人に向け「大宮の皆さん、大飯を再稼動させた枝野を落としま
しょう!」とアピールしつつ、「原発いらない、枝野もいらない」「再稼動や
めろ、枝野もやめろ!」とシュプレヒコール。
枝野経産大臣の選挙区で、原発推進議員を落選させるアピールが出来ました。
「大飯原発再稼動5人組落選運動」として、野田、細野、藤村、仙石の選挙区
の方達との連帯も始めています。
民主党のみならず、自民も公明も、原発推進議員は落とす、という危機感を
政治家に持たせる活動を継続していきたいと思います。
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┗■3.新聞・雑誌から
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◇環境副大臣、茨木知事に「最終処分場候補・高萩」を伝える
高萩市長は「断固反対」(9月27日 東京新聞より)
東京電力福島第一原発事故により茨城県内で発生した放射性物質を含む「指
定廃棄物」の最終処分場をめぐり、横光克彦環境副大臣は27日、同県高萩市
役所を訪れ、候補地に同市上君田の国有林野を選んだと伝えた。草間吉夫市長
は「断固反対だ」と答えた。(中略)
政府は宮城、茨城、栃木、群馬、千葉の五県で発生した指定廃棄物を各県内
で処理する最終処分場の建設を計画している。候補地選定は栃木県矢板市に続
き二例目。(後略)
◇医師の菅谷松本市長が警鐘、
福島で小児甲状腺がん 「事故無関係」危うい即断
(9月27日 東京新聞「こちら特報部」より)
福島原発事故に伴う福島県の調査で、一人に小児甲状腺がんが見つかった問
題。同県立医大は事故の影響を否定したが、1986年のチェルノブイリ原発
事故後、現地で甲状腺がんの治療に当たった医師の菅谷(すげのや)昭・長野県
松本市長は「即断は禁物」とし、丁寧な対応を訴える。(中略)
(福島)県側は一定の大きさのしこりが見つかり、二次検査した子どもたちに
ついては「個別の経過観察をする」とし、他の子どもたちは二年に一回検査す
るとしている。
だが、菅谷市長は「心配な保護者には、むしろほかの機関でも調べることを
勧めるべきだ。データをまとめるには、県立医大に送るよう指導すればよい。
保護者の不安解消が大切だ」と語る。
ちなみにベラルーシの子どもらの甲状腺がん件さは半年に一回。同市長は
「子供が甲状腺がんになった場合、何年も治療や検診を続けなければならない
家族の苦しみは深い。現地の往診で、そんな姿を見てきた。チェルノブイリの
洗礼に真摯に学ぶべきだ」と語った。
◇原発事故捜査 本格化 来月から態勢強化
年度内にも立件判断・検察当局(9月28日 時事通信)
東京電力福島第1原発事故をめぐり、業務上過失致死傷容疑などの刑事告発
を受理した検察当局が、来月上旬に応援検事を集めて態勢を強化し、捜査を本
格化させることが27日、関係者の話で分かった。既に関係先から資料の任意提
出を受けたもようで、今後、当時の東電幹部らの事情聴取を開始し、早ければ
年度内にも立件の可否を判断するとみられる。
検察当局は8月、4地検で告発を一斉に受理した。このうち金沢、名古屋両地
検への告発は東京地検に移送され、今後は東京、福島両地検が捜査を担当する。
応援検事は周辺地検などから東京地検公安部に派遣され、同部が専従の捜査班
を設置する。(後略)
◇枝野経産相「原発事業国営化を」 著書で提言、政府主導で廃炉
(9月27日 東京新聞)
枝野幸男経済産業相が28日発売の著書で、脱原発に向けて政府主導で廃炉
を進めるには、電力会社の原発事業を国営化することが必要との考えを表明し
たことが分かった。(中略)エネルギー政策を所管する経産相の思い切った
改革案は議論を呼びそうだ。
著書名は「叩かれても言わねばならないこと。」(242頁/東洋経済新報社)
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┗■4.<テント日誌9/24(月)―経産省前テントひろば380日目>
│ 季節の変わり目は政局の変わり目?風雲急を告げる永田町・霞ヶ関
│ そして「いのち」について考える。
└────( F記 )
昨夜は一段と冷え込んで、朝、寒さで起きてしまった。一雨毎に秋の気配
が東京にも迫っているようです。日曜日は週の中でもイベントがないときには
静かな日常が過ぎていくようです。しかし久しぶりに要らぬ来訪者が罵声を浴
びせにやってきたようでした。
今日も一日テント広場周辺では穏やかな時間が流れるですが、しかし永田町
ではこの国の帰趨を左右する事態が進展しています。国会議員は総選挙真近を
念頭に置いた慌ただしさが伝わってきます。
また、毎朝テントに来る、経産省厚生企画室・松本巡視長との話でも話題にな
ったのですが、彼は原子力規制庁の六本木への移転に伴い、『保安院が移転し
たのだから、テントもそっちに移ったら?』と問いかけてきました。しかし原
子力政策の根幹は経産省本庁にあるのだから、原子力政策の転換の確約と大飯
原発即時再稼動停止、全原子炉廃炉を表明しない限りは断固として経産省前テ
ントひろばは撤退することはない。と一蹴しました。
朝、首相官邸前で断食をされている広島の福崎裕夫さんがテントを訪れて下さ
ったので、江田さんができるだけの支援をすることを告げたのを踏まえて、僕
としては椅子や雨具の提供やプラカードの製作をすることにしました。
昨日の来訪者に比べ、今日は午前中から大勢の方がテントを訪れます。しか
もテントひろばの重鎮たちが・・・笑。テントの前に皆さんが座った風景は何
か歴史を感じさせる趣があったように感じましたが、少しそれは言いすぎかな。
それというのも今日9月24日は13時から参議院会館B104会議室「記者
会見:オスプレイの沖縄配備に反対する学者・文化人共同声明」が行われまし
た。新崎盛輝氏、前田哲男氏他が出席したそうですが、僕は参加できなく残念
でした。
その後、夕方からは「オスプレイ安全宣言・配備強行を許さない連続行動」
として、18時から20時まで首相官邸前で巨大抗議アクション「沖縄へのオ
スプレイ配備中止を求める!10数万筆(現在)の署名提出とともに」が行わ
れました。主催は9.9国会包囲をされた方々が「オスプレイの沖縄配備に反
対する首都圏ネットワーク」と名称を変え実行の中心となったとの事でした。
テントの重鎮の皆さんは沖縄問題に対して長い間闘ってこられた方々です。そ
のため今日は早くからお見えになったとの事でした。しかし、これも以前から
それを我が仕事と思ってきたお留守番役を担うべく参加はしませんでした。
空を見上げると夏の空の上にはややまばらではあるもののうろこ雲が見えま
す。日が落ち始めた空に朱色が差し始め、早い雲の流れが空を大きなキャンバ
スとして素敵な眺めを彩どっています。段々と早く流れる黒い雲が多くなって
きます。天気予報では降水確率は高いもののこの時間には雨は振らないといっ
ていましたが・・・。どうなることか?その中、重鎮の一人Tさんだけ・・・
(長文のため続きは専用サイトで http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=1586)
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