たんぽぽ舎から TMM:No2784
- 2016年 5月 20日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2784】
2016年5月19日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原発ゼロは可能だ、人々の叡智を結集し新しい流れを作りましょう
「若狭の原発を考える会」木村壯林さん5/15講演まとめの発言
紹介・柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.熊本大地震だ!原発止めよう!
日本一の活断層・中央構造線が火をふいた!
今こそ、九州電力に川内原発止めよとの声を!!
「再稼働阻止全国ネットワーク」
★3.NHK「サイエンスO(ゼロ)」が
薩摩硫黄島調査・超巨大噴火の脅威で隠したこと
火砕流が海上を這い南九州の縄文人文化が壊滅した
―川内原発の火山地帯、南薩火山群巨大噴火を恐れる-
吉田照勝(たんぽぽ舎会員)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆5/21福島原発事故5年で初の被ばく労災認定
原発労働者は要求する! 国・東電・原発企業は健康被害に責任をとれ!
場所:文京区民センター2A
◆5/21HOWS講座
震災5年後の福島のいま―福島第一原発の作業から見えてきたもの
講師=池田 実(福島原発元作業員) 会場:本郷文化フォーラム
★5.新聞より2つ
◆呪われた五輪 斎藤美奈子(文芸評論家)
(5月18日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)
◆脱原発をテーマに 小泉元首相講演会 26日、有楽町朝日ホールで
(5月14日東京新聞朝刊より)
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※5/23(月)学習会にご参加を!
拡大する武器輸出と軍需産業・日本を「死の商人国家」にしないために
お 話:杉原浩司さん(武器輸出反対ネットワーク代表)
日 時:5月23日(月)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※5/26(木)「地震と原発」連続講座(第2回)にご参加を!
熊本大地震と原発…九州電力川内原発大丈夫?
講 演:広瀬 隆さん(作家)
日 時:5月26日(木)18:30開場、19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
問い合わせ:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035
参加費:800円
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┗■1.原発ゼロは可能だ、人々の叡智を結集し新しい流れを作りましょう
| 「若狭の原発を考える会」木村壯林さん5/15講演まとめの発言
└──── 紹介・柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
◎ 原発事故は、自然災害とは異なります。地震や火山噴火のような自然災害を止めることはできませんが、原発事故は止められます。原発は人が動かしているのですから、人が原発全廃を決意すれば良いのです。事故が起こる前に原発を全廃しましょう。
最悪でも、老朽原発を廃炉に追い込み、原発新設を阻止すれば、日本の原発数は、2030年には13基、2046年にはゼロになります。
◎ 大津地裁の仮処分決定によって、原発全廃運動が、手綱を緩めることがあってはなりません。
目先の便利さや経済的利益を追求する社会を変革し、人間の尊厳(人格権)を大切にし、地球に負の影響を与えないシステムを考えましょう。
「原発がダメなら、メガソーラーで」というような短絡的な思考を止めましょう。時間をかけて、しっかり議論してからでも遅くはありません。その時間くらい我慢しましょう。
◎ 人は変わります。それを加速するには、変えようとする人が変わらなければなりません。工夫を凝らし、叡智を結集して、新しい流れを作りましょう!
3・11以降の人間性を取り戻す運動の種火を消してはなりません。新たな種火も点けましょう。
☆5月15日(日)木村壯林さんの講演報告は、たんぽぽ舎メールマガジン
5月16日【TMM:No2781】に掲載されています。
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┗■2.熊本大地震だ!原発止めよう!
| 日本一の活断層・中央構造線が火をふいた!
| 今こそ、九州電力に川内原発止めよとの声を!!
└──── 「再稼働阻止全国ネットワーク」
3回の全国共同行動にご協力を!
九州電力川内原発止めろ! 四国電力伊方原発動かすな!
第1回:5月11日(水)基準日(終了)
第2回:6月11日(土)基準日
第3回:7月11日(月)基準日
※11日は、5年前の2011年3月11日・東京電力福島第一原発事故の日。
「いちいち行動」として、全国各地で闘われている日です。
★東京の行動は、以下の予定です。
第2回:6月1日(水)17:30より 九州電力東京支社抗議
18:30より19:30 東京電力本店合同抗議
6月11日(土)16:30より 四国電力東京支社抗議
18時より19時 九州電力東京支社抗議
第3回:7月6日(水)17:30より 九州電力東京支社抗議
18:30より19:30 東京電力本店合同抗議
7月11日(月)18:30より19:30 四国電力東京支社抗議
問い合わせ:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
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┗■3.NHK「サイエンスO(ゼロ)」が
| 薩摩硫黄島調査・超巨大噴火の脅威で隠したこと
| 火砕流が海上を這い南九州の縄文人文化が壊滅した
| ―川内原発の火山地帯、南薩火山群巨大噴火を恐れる-
└──── 吉田照勝(たんぽぽ舎会員)
◎ NHKの科学番組「サイエンスO(ゼロ)」は薩摩硫黄島調査、巨大噴火をクローズアップした。
7,300年前、鹿児島薩摩硫黄島周辺、喜界カルデラ直径20kmの超巨大噴火の様子をCG(コンピュータグラフィックス)で再現した。火砕流が海上を這い大隅半島にも達した。縄文人文化が壊滅し住居集落遺跡が発掘されている。降灰は関東地域まで達している。
◎ しかし、すぐ近くにある川内原発が稼働している危険については無視、コメントが無い、さすがNHK、科学番組と言えども、原発再稼働の危険な実態は放映したくない、全ての放送番組についても同じような方針なのだろうか、科学は嘘をつかないのだが。
◎ 私は昨年、薩摩硫黄島を訪れた。薩摩硫黄島は鹿児島薩摩半島から南に50kmのところにある。鹿児島港から定期船「みしま丸」が2日~3日おきに就航している。
季節・天候しだいで時折欠航になる離島で、鹿児島県の火山島で最も近くにあるのが薩摩硫黄島である。船から見上げる桜島の大きさに圧倒される、頂上すぐ横のところから噴煙らしき白い煙が上がっている。
桜島の小噴火は日常で街路樹、車上に降り注いでいる。30分ほど航行すると、右手に円錐の独立峰開聞岳が目に入る。海から直接そびえる山は一段と高く、火山の教本のような形体をしている。3時間あまりで薩摩硫黄島に近づく、黄色い山肌いたるところから噴煙が出ている。島のすぐ近くには、1934年から1935年にかけて、海底で大噴火し成長した昭和硫黄島、海上から突き出た火山特有の岩礁も見られる。
◎ 薩摩硫黄島港に入ると見たことのない光景が現れてくる。港内全体が赤茶色し海水とは思えない、鉄分を多く含む温泉が港の海底から湧き出ている。
薩摩硫黄島のほぼ中央には、喜界カルデラ壁が横切っている、山の地層・断層は鮮明である。山頂半分が陥没・隆起か・ずれている山腹、山肌は印象的な地形を形成している。
島は、およそ7,300年前に起こった日本で最後の巨大噴火、「アカホヤ噴火」で噴出した大規模火砕流の堆積物の島である。火山灰は、朝鮮半島、関東、東北まで及んでいる。カルデラ壁は海底に延々と続いている。村では、火山の見どころが密集した島を身近に観察する「ジオパーク」の計画がある。
阿多カルデラは、鹿児島湾南端の港口部を構成するカルデラで、開聞岳は西縁にある活火山。約5,500年前に大噴火が起こり池田湖を形成した。喜界カルデラと姶良カルデラの間にある。
姶良(あいら)カルデラは、鹿児島湾と桜島を囲む巨大カルデラの南薩火山群北部である。川内原子力発電所は、複数連続しているカルデラの火山危険地帯に接し、鹿児島特有の火山灰シラス台地にある。九州電力は「噴火は監視できる」「噴火の兆候があれば核燃料を外へ運び出す」と述べている。
◎ 鹿児島県議会は「噴火の前兆が数10年前に現れる」と欺瞞の言動。原子力規制委員会田中俊一委員長は「基準への適合は審査したが、安全だとは私は言わない」と無責任な発言。
原子力市民委員会の吉岡斉座長(九州大学大学院教授)は「噴火予知は非常に不確かな分野、わからないならわからない、という態度に徹するべきだ」と、原子力規制委員会は原発の火山対策を見直すべきだと訴えた。
◎ 原発災害は、川内市民、鹿児島県民一部の地域だけではない、福島第一原発事故の教訓は生かされていない。
NHKは、科学番組を恣意的なものにしないで、事実・現実を隠さずに放映すべきである。
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆5/21福島原発事故5年で初の被ばく労災認定
原発労働者は要求する! 国・東電・原発企業は健康被害に責任をとれ!
日 時:5月21日(土)18:00~21:00(17:30開場)
場 所:文京区民センター2A(地下鉄春日駅、後楽園駅)
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
内 容:収束・除染作業労働者からの報告【池田実】
被ばく労災認定・損害賠償をめぐる問題【川本浩之、木下徹郎弁護士】
梅田原発労災裁判の状況【梅田隆亮、岡部史卓弁護士】
討論、行動提起【なすび】
主 催:被ばく労働を考えるネットワーク
東京都台東区日本堤1-25-11 山谷労働者福祉会館気付
http://www.hibakurodo.net/info@hibakurodo.net
資料代:500円
◆5/21HOWS講座
震災5年後の福島のいま―福島第一原発の作業から見えてきたもの
講師=池田 実(福島原発元作業員)
日 時:5月21日(土)午後1時~4時30分
会 場:本郷文化フォーラム(地下鉄本郷三丁目駅)
http://www.hows.jpn.org/howsmap.jpg
東京都文京区本郷3-38-10 さかえビル2階
問合せ:HOWS事務局 TEL:03-5804-1656
E-mail hows@dream.ocn.ne.jp
参加費:1,500円(学生1,000円)
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┗■5.新聞より2つ
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◆呪われた五輪 斎藤美奈子(文芸評論家)
ある日、側近を呼んで黒幕は言った。「あいつは目障りだ。今のうちに潰したほうがいい」
標的にされたのはI知事だった。Iは東京五輪招致でそれなりの働きをしたが、招致活動が終わればもう用はない。
2013年11月、国会は特定秘密保護法の審議のヤマ場を迎えていた。Iの一件は国民の目を国会からそらすのにも役立つだろう。Iは医療法人からの資金提供疑惑で追い込まれ、辞任した。
次のМ知事は、党を割って出た要注意人物だった。が、先々を考えて党はМを支援し、当選させてやったのである。
ところが、Мも勝手な振る舞いが目立ちはじめた。14年7月、韓国を訪問したМはP大統領と会談し、16年3月、新宿区の都所有地を韓国人学校増設に充てるといいだした。黒幕はいった。「あいつも邪魔だな」
5月、Мは政治資金の使途が明るみに出て窮地に立たされた。パナマ文書や五輪招致の裏金問題は二番手、三番手の話題に降格した。仮にМが辞任し、7月の参院選と知事選が重なれば、知事選候補者を巡る報道一色になって国政選挙はかすむだろう。投票率は落ち、与党が大勝し、そして次の知事の席には…。
国立競技場、エンブレム、二人の知事、裏金疑惑。ああ、呪われた東京五輪! ちなみに黒幕の正体は誰も知らない。(この物語はフイクションです)
(5月18日東京新聞朝刊25面「本音のコラム」より)
◆脱原発をテーマに 小泉元首相講演会 26日、有楽町朝日ホールで
脱原発をテーマにした小泉純一郎元首相の講演会「日本の歩むべき道」が26日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで開かれる。一般社団法人「自然エネルギー推進会議」が主催する。
時間は午後2時より午後3時半。入場料は一般2000円。希望者は事前に推進会議のホームページから予約フォームに入って必要事項を記入して申し込む。
定員700人。問い合わせは、自然エネルギー推進会議=電03(6262)3623(平日午前10時より午後5時)=へ
(5月14日東京新聞朝刊より)
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