たんぽぽ舎から TMM:No2798
- 2016年 6月 4日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2798】
2016年6月4日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.次の大地震は伊予灘・薩摩西方沖を警戒せよ
予測のプロ・村井俊治氏が語る「熊本の次」
(2016.5.19東洋経済オンラインより抜粋)
★2.6/26(日)第2回「関電八木社長原発やめてくださいパレード」へのお誘い
今年も関電株主総会を前に八木社長の住む上牧からJR島本までパレードをします。
若本 洋子(大阪府高槻市)
★3.院内ヒアリング集会「川内を止めず、伊方まで再稼働するという、
原子力推進の矛盾を問いただす-熊本大地震が続いているぞ!
日本全国どこでも大地震が起こるぞ!-」報告
テント日誌6月3日(金)経産省前テントひろば1728日より(K・M)
★4.新聞より
◆東海第二で汚染水750リットル漏れ 放射性濃度は基準40倍超
(6月3日東京新聞より)
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・脱原発川柳【紫陽花も 汚染濃度の 七変化】 乱 鬼龍 (転載自由)
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▲緊急告知! 6/20(月)菅直人元首相の講演会決定!!▲
菅 直人首相(2011年当時)は、浜岡原発(静岡県)を止めた!
安倍晋三首相(現)は、いつ川内原発(鹿児島県)を止めるの?
講 師:菅 直人衆議院議員
日 時:6月20日(月)18:30開場 19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
申し込み:予約して下さい。定員に達し次第締め切ります。
定員に達したらメールマガジンでご案内致します。
ご予約は電子メールか電話(03-3238-9035、月曜~土曜13時以降)で
ご氏名、電話番号をお知らせ下さい。予約受付番号をお伝えします。当日、受付で予約受付番号をお伝え下さい。
●電子メールの受付は定員にかかわらず6月17日(金)20時で締め切りとさせていただきます。
問い合わせ:たんぽぽ舎(TEL 03-3238-9035) キャンセルは、極力ご遠慮下さい。
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┗■1.次の大地震は伊予灘・薩摩西方沖を警戒せよ
| 予測のプロ・村井俊治氏が語る「熊本の次」
| (2016.5.19東洋経済オンラインより抜粋)
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測量工学の第一人者である村井俊治・東大名誉教授(76)が顧問を務める民間企業、地震科学探査機構(JESEA、橘田寿宏社長)は、人工衛星から見た、国内約1300カ所ある国土地理院の電子基準点の水平・上下の位置変動データを震度5以上の地震予測に活用。
週刊のメールマガジンでその情報を発信してきた。最近はNTTドコモの支援を得て迅速に状況が把握出来る基準点を増やし、予測精度の向上に努めている。
ただ、熊本地震については、2年前から予測していたものの、発生直前に注意情報を解除してしまい、批判を浴びる羽目になった。この「空振り」の真相や、今後の警戒ポイントや地震発生予測の課題などを聞いた。
―地震学の専門家ではないのに予測を始めた経緯は?
定年退職2年後の2002年に、先輩の荒木春視・工学博士から、測位衛星のデータを使って地震予測ができそうだから一緒に研究しないかと誘われ、第二の人生のテーマだと考えた。
2人で申請した「地震・火山噴火予知方法」の特許が2006年に認められた。そして2000~2007年に発生したマグニチュード6以上の地震162個全てを追跡調査した結果、期間はバラバラだが、地形に何らかの前兆が必ず起きていたことが判明した。(中略)
○熊本地震では「気持ちがブレた」ため直前で解除
―だが、熊本地震では2年前から危険性を指摘し続けたものの、間の悪いことに発生の約1週間前に注意情報を解除してしまった。
「気持ちがブレた」と言うしかない。異常があったら必ず地震が来るという信念を持っていたはずなのに、揺らいでしまった。2014年5月から出し続けてきた熊本・鹿児島周辺での地震発生注意情報は今年1月末まで、2月末まで、と何度も延長を続けたが、メルマガの4月6日発行号で解除した。
熊本県にある国土地理院の電子基準点22カ所のうち、明確に異常な変化を示し続けたのが2つしかなかった点も理由の一つだ。何度も延長した後で「このまま注意情報を出し続けても」と考えて取り下げてしまったのだが、その1週間後にドーンと来てしまった。これにより、数多くの暴言をネット上などで浴びた一方、励ましもいただいた。
―熊本地震は発生1カ月を経て落ち着いたようにも見えるが。
落ち着いてはいない。地震の日を起点に地面は動く。東日本大震災の際も、日本列島全体が動きに動き、国土地理院がその後半年間、電子基準点の座標を固定できなかったほどだ。世界の電子基準点の動きを見ると、地球がいかに柔らかいか分かる。
プレートを細かく区分けした存在である「地体」は、海の上に乗っている大きな船のようなもので、沈降と隆起を繰り返しながら絶えず、個別に方向を変える。東日本大震災の時には、地震がないと言われる韓国や北京、グアムの周辺でも、事前に動いていた。
○伊予灘や薩摩半島の西方沖は引き続き要注意
熊本地震でも、周辺の地体が引きちぎられるように東西南北に動いた。四国の足摺岬と室戸岬周辺の地体の動きは熊本地震によって逆方向に変わっており、歪みが溜まっている。
特に中央構造線の延長線上にある伊予灘は要注意。熊本から見て逆方向に当たる薩摩半島の西方沖などでも、大地震が起きる可能性がある。
また、阿蘇山が噴火しない保証はない。江戸時代の巨大地震だった宝永の大地震(1707年)の49日後に富士山が噴火した例もある。尋常ではない動きをしていると思っている。?
―愛媛県の佐田岬半島には休止中の伊方原発、薩摩半島の西岸には稼働したばかりの川内原発があるが、大丈夫なのか。
原発の安全性は地震予測と異なる次元の話なので、コメントは控える。(後略)
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┗■2.6/26(日)第2回「関電八木社長原発やめてくださいパレード」へのお誘い
| 今年も関電株主総会を前に八木社長の住む上牧からJR島本までパレードをします。
└──── 若本 洋子(大阪府高槻市)
福島事故で責任を取った東電旧役員は誰もいません。JR西日本の尼崎脱線事故でも社長、役員は責任を取っていません。会社という隠れ蓑にかくれて、誰も責任を取らない。日本の会社の体質。それを許す社会。被害者の悔しさはいかばかりか。こんなことはもうたくさんです。
関電八木社長には、原発をやめる責任があります。原発が事故を起こせば、どんな被害をもたらすのか。八木社長、よく考えて原発やめてください。あなたが止めなくて、誰がやめるのですか。6月28日の株主総会を前に、八木社長に原発廃炉を訴えます。
◆第2回 関電八木社長 原発やめてくださいパレード
日時:2016年6月26日(日) 午後2時集合 2時40分出発
集合:阪急京都本線上牧(かんまき)駅近くの「かんなび公園」
(※当日は上牧駅に案内人が立ちます)
呼びかけ:原発ゼロ上牧行動、脱原発高槻アクション、
とめよう原発!!関西ネットワーク
(連絡先)072-669-1120(坂元) http://takatukigomi.sblo.jp/
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┗■3.院内ヒアリング集会「川内を止めず、伊方まで再稼働するという、
| 原子力推進の矛盾を問いただす-熊本大地震が続いているぞ!
| 日本全国どこでも大地震が起こるぞ!-」報告
| テント日誌6月3日(金)経産省前テントひろば1728日より
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院内ヒアリング集会「川内を止めず、伊方まで再稼働するという、原子力推進の矛盾を問いただす~熊本大地震が続いているぞ! 日本全国どこでも大地震が起こるぞ!~」報告
6月3日(金)午後参議院101会議室で経産省前テントひろば主催の院内ヒアリング集会を実施した。4月13日、4月22日に直前のドタキャンがあり今回も開催が危ぶまれたが、経産省・資源エネルギー庁(11人)のみならず、文科省、環境省、原子力規制庁からも各3人ずつが対応、総計20人の官僚を前に並ばせて2時間のヒアリング交渉を実現した。こちらの参加者は約50人。
まず2か月前に提出してあった抗議・質問書に対して各省庁から口頭で回答、続いて逐次参加者から質問、追及し、原子力推進の矛盾を厳しく指摘した。特に、原発をベースロード電源とする「エネルギー基本計画」が、原発の環境適合を「ゼロ・エミッション」とする全く間違った比較表の基に策定されたなど多くの矛盾があるにも拘らず、もんじゅを管轄する文科省や原発の安全性を確認するはずの原子力規制庁を縛っている実態が明らかになった。
テーマ別回答とこちらの追及の概略は次のとおり。
(1)電力自由化と電源構成
【回答】電源構成を事業者に明らかさせることが「望ましい」が強制しない。
【追及】せっかくの自由化だ。原発の電気を使いたくない・東電の電気を使いたくないと考える利用者が多い、直ちに電源構成の公表を義務付けよ。
(2)「エネルギー基本計画」と「40年ルール」
【回答】2030年の原発20-22%は達成可能性がある。規制委は独立に安全性の観点で審査する。
【追及】福島第一原発事故の深い反省が足りない。原発がベースロード電源にすべきでない。原発の稼働率を実績(65.7%)に反して80%とする根拠がない。原発の老朽化が進む中で20%は実現できない、2040年には531万kwになる。原発の環境適合「ゼロ・エミッション」は間違っている(原発はウランの採掘から放射性廃棄物投棄まで様々な局面で化石エネルギーが必要で、総合的に見るとかなりの二酸化炭素排出を伴っている。また、原子力発電の際に大量に発生する放射性廃棄物、数十万年以上放射性廃棄物を安全に投棄する技術が未だ確立されていないという問題も残っている。真のゼロ・エミッションの道は遠く険しい)。間違った前提で「エネルギー基本計画」が策定されている。「安全」についての皆さんの認識が間違っている。
規制委がイチエフ事故を踏まえてより厳しい審査をしているとエネ庁が回答したが間違い。「新規制基準」はイチエフ事故検証せずに作成、耐震・立地指針・ストレステスト無し・米国規制15項目不採用などなど甘い基準で、審査もいい加減。審査中には今年の3月に建設されることになっていた川内原発の免震重要棟は未だに着工すらせず耐震に切り替え。
(3)核のゴミ問題
【回答】もんじゅについて、9日印検討会を開き、運営主体の検討報告を出す段階。もんじゅの技術的実現性の問題は「エネルギー基本計画」で定めた国の方針に従う。核燃料保管については、人間管理でなく地層処分を目論んでいる、法律が出来たが調査に入れていない、国が全面に出て科学的融合地を検討、国民に知ってもらう。
【追及】もんじゅは管理主体の議論よりも実現可能性と費用を議論するべき。核燃料サイクルが破綻している。米高官も「再処理には経済性合理性がほとんどない。米国は再処理を支援も奨励もしない。」と言っている。
核燃料問題は、何よりも日本学術会議の提言(再稼動前に核のゴミ)を尊重するべき。トイレなきマンションでうんちするな。
(4)福島第一原発事故の責任問題
【回答】来夏に1-3号機のデブリ取り出し方針を決定する予定。汚染水は指摘通り80万トンあり増えている。ALPSで処理しているがトリチウムが残る。フレコンバッグは仮置き場で保管、放射能が外に出たり地下水に出ないように留意。
【追及】イチエフ3号機は証拠写真が示すように核爆発だ。他は時間切れ。
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┗■4.新聞より
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◆東海第二で汚染水750リットル漏れ 放射性濃度は基準40倍超
日本原子力発電(原電)は2日、茨城県東海村の東海第2原発の建屋内で、放射性物質に汚染された廃液約750リットルが漏れた、と発表した。表面から検出された放射性物質濃度は、暫定値で1平方センチ当たり1700ベクレルで、立ち入り制限の基準値の同40ベクレルを大幅に上回った。作業員の被ばくや建物外への放射性物質の漏えいはないとしている。
原電の発表によると、同日午後2時55分ごろ、廃棄物処理棟を巡回中の作業員が、中地下一階と地下一階の床に水たまりがあるのを見つけた。中地下一階に漏れた液体からコバルト60などが確認され、1平方センチ当たり1700ベクレルを検出したため午後5時ごろに室内の一部を立ち入り制限区域に設定した。地下一階の液体は基準値未満だった。
汚染水が見つかった中地下一階は、廃液貯蔵タンクの圧力管理装置室で、室内に張り巡らせた排水管から漏れた可能性があるとみている。
(6月3日東京新聞より)
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