たんぽぽ舎から TMM:No3213
- 2017年 11月 3日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No3213】
2017年11月2日(木)地震と原発事故情報-
5つの情報をお知らせします
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★1.反・脱原発は新潟から-衆議院選挙結果
安倍1強を打ち破るヒントは新潟にある
自民党(新潟)敗北…小選挙区.2勝4敗
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.裁判所は子どもたちや全ての避難者の声に耳を傾けてください
僕たちは大人の出した汚染物質とともに生きることになる
その責任を取らずに(大人は)先に死んでしまうなんて
あまりに無責任だと僕は思う
10/25福島第一原発被害東京訴訟結審での意見陳述紹介
鴨下祐也(いわきから東京に避難中)
★3.メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
東海第二原発「適合」年明けに提示か
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.メルマガ読者からのイベント案内
(お問い合わせは主催者へ)
◆【杉並区で開催】
11/10「日本と再生~光と風のギガワット作戦」
映画上映&トークショー 場所:杉並公会堂小ホール
★5.新聞より2つ
◆原発の廃炉を産業にしよう
金原富士子(83、東京都目黒区)
(11月2日東京新聞朝刊4面「発言」より)
◆「核燃サイクルは完全に破綻」
小泉元首相が青森で講演
(11月2日デーリー東北新聞10:46配信より)
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※ご参加を!
11/11(土)子どもを被ばくから守ろう!
家族も、自分も!「第9回新宿デモ」
日時:11月11日(土)13:00アルタ前広場アピール
14:00新宿デモ
主催:脱被ばく実現ネット
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※11/13(月)学習会にご参加を! 第5回「新ちょぼゼミ」
「TPP11、日米経済対話、日欧EPA,
そして、どうする・どうなる日本農業」
講師:鈴木宣弘さん (東京大学大学院教授)
田中一郎「農業原論」
日 時:11月13日(月)18時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.反・脱原発は新潟から-衆議院選挙結果
| 安倍1強を打ち破るヒントは新潟にある
| 自民党(新潟)敗北…小選挙区.2勝4敗
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
◎ “反・脱原発は新潟から”といえる10月衆議院選挙の結果だ。選挙全体は安
倍1強が続く残念な結果だが、新潟県は違った結果が出た。
自民党(新潟)が6つの小選挙区中、4つで敗北して、2つでやっと勝利したの
みだから。
全国どの県をみてもこんな結果はほとんどない(沖縄県は3勝1敗)。
新潟県は1から4区で反自民が勝利、5から6区で自民党が勝ち(5区は泉田前
新潟県知事)。
◎ 理由は、新潟県内の運動の積み重ねだ。市民運動の厚い層があり、昨年の7
月参議院選挙で森裕子氏が僅差で当選、10月には、米山隆一氏が、柏崎刈羽原発
反対の市民運動の熱い連帯で自民党を破って新潟県知事に当選した。
私たちが学ぶべきは、柏崎刈羽原発反対などの厚い運動基盤だ。
今後2年間、国政選挙はない(2年後の2019年参議院選挙まで国政選挙なし)。
8割の巨大与党に1割の野党が立ち向かう時代。これだけでは勝てない。
ぶ厚い市民運動が野党と共に内容豊かに闘うことが求められる。
私たちも含めて、市民運動が問われる時代=2年間だと思う。
新潟から学ぼう。沖縄から学ぼう。
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┗■2.裁判所は子どもたちや全ての避難者の声に耳を傾けてください
| 僕たちは大人の出した汚染物質とともに生きることになる
| その責任を取らずに(大人は)先に死んでしまうなんて
| あまりに無責任だと僕は思う
| 10/25福島第一原発被害東京訴訟の結審での意見陳述紹介
└──── 鴨下祐也(いわきから東京に避難中)
「僕たちはこれから、大人の出した汚染物質とともに、生きることになるので
す。その責任を取らずに先に死んでしまうなんて、あまりに無責任だと僕は思い
ます。」
「裁判所は、僕たち子どもたち、そして、全ての避難者の声に耳を傾けてくだ
さい。」
--------------ここから陳述
1.いわきでの生活
僕は、福島県いわき市で生まれ、両親と、5歳離れた弟と共に生活していまし
た。。」
当時は、春になればテレビで何度も紹介されるくらい桜並木の有名な「夜の森
公園」でお花見をし、夏は潮干狩りに行き、秋はきのこ狩りをして、冬は雪だる
まを作る。公園や学校の帰りの通学路でツクシをたくさん採って帰って、お母さ
んに作ってもらうツクシの佃煮が好きでした。家も庭も広く、ブルーベリーやし
いたけ、プチトマト等は庭で収穫できました。学校では友達と昆虫を見つけたり、
泥団子を作ったりして遊んでいました。
2.事故が起きた後の生活
しかし、2011年3月11日を境に、このような生活は全てなくなってしまいまし
た。「夜の森公園」は今も帰還困難区域だし、放射能だらけの泥で泥団子は作れ
ません。
しかし、何よりも一番つらかったのが、転校先でのいじめです。
図工の時間に作った作品に悪口を書かれていたり、菌扱いされたりしてきまし
た。そのようなことが続き、できることなら死んでしまいたいといつも思うよう
になりました。小学校の3年生か4年生のときには、七夕の短冊に「天国に行き
たい」と書いたこともありました。
たぶん、避難者についてよく知らされていない人の目には、福島から来た避難
者は家が壊れていないのだから何も被害はなかったのに多額の賠償金だけもらっ
て、しかも東京の避難所にただで住んでいる「ずるい人たち」とうつるのでしょ
う。
本当は、東京電力や国が、放射能汚染の恐ろしさや僕たち家族のような区域外
避難者にはほとんど賠償金を払っていないことなど、正しい情報をみんなに伝え
てくれていれば、こんな勘違いは起きなかったと思います。
実際、中学生になって今までの学校と全く関係のない学校に進学して、ずっと
自分が避難者ということを隠していますが、いじめは起きていません。
3.大人に責任をとってほしいこと
原発によって儲かったのは大人、原発を作ったのも大人だし、原発事故を起こ
した原因も大人。
しかし、学校でいじめられるのも、「将来病気になるかも…」と不安に思いな
がら生きるのも、家族が離れ離れになるのも僕たち子どもです。
原発事故が起きてしまった今、本当は誰も安全なんて言えないはずだし、実際、
誰も僕に「君は病気にならないよ」とは言ってくれません。
なのに、東京電力や国の大人たちは「あなたの地域はもう大丈夫ですので安心
してください」と言って、危険があるところへ戻らせています。
でも、僕たちが大人になって病気になるかもしれない頃には、僕たちを無理や
り危険な場所へ戻らせた大人たちは死んでしまっていて、もういない。そんなの
ひどくないですか?
僕たちはこれから、大人の出した汚染物質とともに、生きることになるのです。
その責任を取らずに先に死んでしまうなんて、あまりに無責任だと僕は思います。
せめて生きているうちに、自分たちがおこなったこと、自分たちが儲けて汚した
ものの責任をきちんと取っていって欲しいです。
そして今は、「(放射能)汚染した場所に戻りたくない」と思っている僕たちを
無理やり(放射能)汚染している場所に戻らせることは絶対にやめて欲しいです。
僕、父、母と弟はもちろん、避難者はみんな原発事故が起きてから、生活、人
生も変えさせられてしまいました。
誰も望んだことではありません。避難者は、みんな同じです。
東京電力と国には責任をとってもらいたいと思います。
裁判所は、僕たち子どもたち、そして、全ての避難者の声に耳を傾けてくださ
い。ん。
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┗■3.メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
| 東海第二原発「適合」年明けに提示か
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.東海第二原発「適合」年明けに提示か
規制委が審査会合、3年半で幕
東海村の日本原子力発電(原電)東海第二原発について、原子力規制委員会は
31日、新規制基準に基づく審査会合を開いた。3年半にわたった審査会合は、今
回が最後とみられる。これを踏まえ、規制委は年明けにも、新基準に「適合」と
の判断を示す「審査書案」を公表する見通し。原電はこの日までに、最長20年の
延長運転のための点検も終え、再稼働に向け準備を進めている。(中略)
来年11月に運転開始から40年で、運転制限を迎えるため、最長20年の延長運転
に向け、原子炉の老朽化などを調べる点検を実施してきた。
原電によると、異常がないことを確認し、この日までに点検を終えた。11月中
に延長申請の書類を規制委に提出するとみられる。
ただ、水戸市や東海村などの周辺自治体が、原電に対し、延長申請する前に、
安全協定を改定するよう求めてきたことから、強い反発も予想される。
(11月1日東京新聞【茨城】より抜粋)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201711/CK2017110102000159.html
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┗■4.メルマガ読者からのイベント案内
| (お問い合わせは主催者へ)
└────
◆【杉並区で開催】
11/10「日本と再生~光と風のギガワット作戦」
映画上映&トークショー
『世界を駆動させるのは、あふれる自然の力!
地球をひと回りして自然エネルギーの活況を見に行こう。
メインストリームはすでに原発でも化石燃料でもない現実を!
太陽、風、地熱、バイオマスetc.よくよく見れば、日本は資源大国!
地域も経済も再生させる作戦を開始しよう-。』
「日本と再生」リーフレットより抜粋
日 時:2017年11月10日(金)18:10開場 18:30映画上映
20:20トークショー 21:00終了予定
場 所:杉並公会堂小ホール(杉並区上荻1-23?15)
豪華ゲストトークショー:
山田 純 会津電力 代表取締役副社長
吉原 毅 城南信用金庫 顧問
河合 弘之 弁護士・本映画の監督
主 催:「日本と再生」すぎなみ上映実行委員会
参照 http://www.nihontogenpatsu.com/
入場料:当日1500円 事前予約1000円 学生500円
※当日受付でお支払いください。
予約・問合わせ:メールまたはFAXにて
nihontosaisei.suginami@gmail.com
FAX 03-6231-5839 TEL 090-2721-8719(担当:山本)
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┗■5.新聞より2つ
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◆原発の廃炉を産業にしよう
金原富士子(83、東京都目黒区)
経産省が、原発を老朽化などで廃炉にする自治体の再生可能エネルギー普及促
進を後押しする補助金を、30キロ圏内の自治体にも支給するとの記事に驚いた。
多くの国民が原発不要と思っている。いくつものプレートが押し合う地震国日
本に54基もの原発なんて危険だと、福島第一原発事故で学んだからだ。30キロ圏
内の自治体の多くは反対なのに、原発立地自治体だけは原発賛成の所が多い。
補助金も多く、ほかの産業がないせいなら、逆の発想はどうだろう。先日、近
くの大学見学で廃炉研究施設を見ながら考えた。「数10年もかかる廃炉事業は、
再生エネとともに地元産業になる」と。原発をミサイルで撃たれたら危険だと、
Jアラートも鳴るが、逆。
原発廃炉を産業にしよう。
(11月2日東京新聞朝刊4面「発言」より)
◆「核燃サイクルは完全に破綻」
小泉元首相が青森で講演
小泉純一郎元首相は1日、青森市で講演し、東京電力福島第一原発事故につい
て「ピンチをチャンスに変え、無限にある自然のエネルギーを経済発展に生かせ
ば、原発ゼロでもやっていける」と改めて指摘し、国のエネルギー政策を見直す
よう訴えた。核燃料サイクルに関しても「完全に破綻している」と批判した。
小泉氏は「(原発)推進論者の大義名分を信じてきた。うそを見抜けなかった
自分が悔しい」と首相時代を回顧。
核のゴミの最終処分が見通せない現状に触れ、「(原発を)再稼働すればゴミが
出る。どうして許可するのか分からない」と政府の推進姿勢に反対を唱えた。
サイクル政策については、高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)の廃炉を挙げて批
判を強め、「大間(原発)も駄目。とっくに完成していなければならない。今後
20~30年たってもできない」と持論を展開。「原子力ほど金の必要な産業はない。
原発にかけていた金を回せば、自然エネルギーでやっていける」と強調した。
小泉氏の講演会は青森県保険医協会が主催。応募した一般市民ら500人が出席し
た。 (11月2日デーリー東北新聞10:46配信より)
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故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
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【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
※「川柳・俳句・」短歌」などについても投稿歓迎です。
掲載については編集部の判断とさせて下さい。
1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載する
ため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを
400文字以内でお送り下さい。
件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
メールマガジンには1回だけの掲載とさせていただきます。
日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出
し)及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して
下さい。送付先は「 nonukes@tanpoposya.net 」です。
なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙
面の都合上すべてを掲載できない場合があります。
たんぽぽ舎の会員からの掲載希望を優先させていただく場合もあり
ます。予めご了承ください。
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