戦後80年のこの国の現実

ここに来て、「日本人ファースト」など、自民族中心•他民族排外主義を公言する団体が、雨後の筍のように登場し、「ヘイト」を競っている。個別のSNSやネットはもちろん、街頭でも、政見放送など公共の電波でも、民族差別発言、ヘイトスピーチを繰り返し、それが当たり前のような状況を呈している。その中で参政党などが支持者を増やし、人気を高めているという。まさに異常が日常となった風景を目にしている。この状況をどう捉えるのか。

はっきりしているのは、これが「戦後80年」を経て到達した、この国の現実であるということだ。「戦後80年」とは、何だったのか。その内実が、今、問われている。「戦後80年」に、侵略戦争•植民地支配責任は、果たされたか。その血債は清算されたのか。そうした戦争と植民地支配を導いた、天皇主義、国家主義イデオロギーは、否定、克服されたのだろうか。

今回の選挙では、「戦後80年」に達した、この国の「民主主義」の内実が問われている。

なお、日本国憲法の基本原則は、「国民主権」、「平和主義」、「基本的人権の尊重」だが、その「基本的人権」の原文(英語)は、 fundamental human rights であり、「国民」は、the people であることを銘記しておきたい。この基本原則が、絵に描いた餅なのかどうか、今、問われている。

中村一成さんの記事↓

「選挙ヘイト」より悪質に 外国人攻撃で支持得る手法「卑劣」/ジャーナリスト・中村一成さん #排外主義許さない | 京都民報Web

TBS 報道特集↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2042279

参政党の意識と感性がよく分かる      北野ゆうこ議員の街頭演説 (1:31:35〜1:45:34)↓

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
〔opinion14329:250719〕