“鎌田慧さんの講演会を1月13日「スペースたんぽぽ」で開催”など―地震と原発事故情報 その292

            5つの情報をお知らせします(1月11日)

★1.原発問題発言で信用できる人とできない人がいる
    ルポライター鎌田慧さんの発言は信用できる 1月13日(金)の案内
★2.源八おじさんの原子力映画ガイド その4
    お正月は黒澤明『夢』『原子力戦争』DVD発売 (源八おじさん)
★3.<テント日誌 1/8(日)>
    40年では遅すぎる!1日も早い全原発停止を!
    ―― 経産省前テントひろば 120日目 ――
★4.勝俣さんち今日も静かに警戒中
   ―私の家の近所に不思議な家がある―     (ご近所のきんさん)
★5.原子力「仕分け」は? 「ムラ」温存のまま
   除染ピンハネ、癒着、天下り・・・
            (2012.01.11東京新聞「こちら特報部」より抜粋)

★1.原発問題発言で信用できる人とできない人がいる
   ルポライター鎌田慧さんの発言は信用できる 1月13日(金)の案内

 ラジオを聴いていたら、ジャーナリストの青木理さんの言葉が飛び込んできた。原発問題で発言する人が増えたが、信用できないでいる。でも、事故以前からその危険なことを訴えつづけた、京都大学原子炉実験所の小出裕章さんと、ルポライターの鎌田慧さんの発言は信頼できる。との趣旨だ。

 小出さんは、原発推進勢力の小出詣でもはじまっていて、ご本人は、「利用されるだけでは」と心配しているという。一方の鎌田さんは、利用どころか、原発をやめさせるために、東奔西走の日々となる。
 鎌田さんはライターであるので、「文」の人であるのは当然だが、それは机上の文ではなく、行動の文だ。全国を訪れ、多くの人と出会いを重ね、原発のある町の人々の姿を活写し、私たちに問いかける。

 でも、それだけに止まらない。原発事故後には、「行動の人」として、登場する。「1000万人アクション」を呼びかけ、自らが賛同人を募り、市民団体、労働団体に働きかける。鎌田さんは、6万人の参加者もまだ少ないし、署名もまだまだ少ないと、私たちを諭す。

 差別、労働、人権、冤罪、公害、そして原発と、その守備範囲は広い。でも、それらに共通するものは、「血がかよう人間の生き様」となるようだ。鎌田慧さんの講演会を【1月13日午後七時から「スペースたんぽぽ」で開催】する。各地の原発と地域の姿、そして、反・脱原発運動への思いを伺いたい。
 主催は反原発自治体議員・市民連盟。参加歓迎。      (布施哲也)
★2.源八おじさんの原子力映画ガイド その4
    お正月は黒澤明『夢』『原子力戦争』DVD発売
                           (源八おじさん)

 あけましておめでとうございます。今年も観てためになる原子力映画をご紹介しましょう。

 まず、お正月にふさわしい(?)と思われるのが、黒澤明監督『夢』(1990)です。黒澤明自身が見たいくつかの夢を描いたオムニバス形式の映画で、その中の1エピソード「赤冨士」が原発事故を予言していました。初夢で富士山を見ると縁起がいいといいますが、これが正夢だったとは、まさに悪夢です。黒澤明監督は、『生きものの記録』(1955)、『八月の狂詩曲』(1991)でも原子力、核の問題を題材にしていますので、併せてご覧いただければより理解が深まるかと思います。

 さて、以前の原子力映画ガイドでご紹介しました黒木和雄監督の『原子力戦争』(1978)が、昨年12月にキングレコードよりDVDが発売されました。封印映画になりかけていたので、嬉しいニュースです。ただ、初回プレスのみで販売終了してしまう可能性が極めて高いので、将来は入手困難になることが予想されます。また封印される前に購入されることをお勧めいたします。
 それでは今年も、源八おじさんの原子力映画ガイドをよろしくお願いいたします。
★3.<テント日誌 1/8(日)>
     40年では遅すぎる!1日も早い全原発停止を!
      ―― 経産省前テントひろば 120日目 ――

1月8日(日) 晴れ。
 寒い日々ですが、風がそれ程でもないので日がさすと過ごしやすいです。
門松も片付けられましたが、地方によってはもっと長い期間飾る地域もあるようです。
 正月明け連休の日曜日。霞ヶ関は人通りも車の通りもさすがに少ないです。

 奈良からいらっしゃった方からお菓子をいただきました。チーズのようなお菓子なのですが、名前を控える前に無くなってしまって紹介できないダメな日誌担当です。申し訳ありません。(たぶん「蘇」です。)
 私事ですが、」正月に年賀メールでテントの事を紹介したら昨日大学の後輩が寄ってくれました。長崎出身なので原爆にまつわる社会の動きなどの市民的実体験を教わりました。
 120日も経つとテントの横幕を止める紐なども劣化していて補修が必要だったりして毎日少しずつ直しています。修繕しながら高経年化の話なども考えながら。

 政府の原子力安全規制で40年で廃炉という基本方針が盛り込まれたそうですが、もともとは30年と言っていなかったか?
 たとえば、PWRでは圧力容器が中性子を受けると脆くなるので、古い原発は軒並み問題があります。鋼鉄が脆くなると、冷たい水をかけると壊れてしまうので緊急時に大変問題があります。

 どのくらい脆くなったか試験をする勤続の板があらかじめ原子炉の中に入れてあるのです。定期的に取り出して試験をするので、後から運転期間を伸ばそうとしたら、試験片の再利用とか信頼性を疑われることをすることになります。
 例外として更に長い運転ができるという抜け道もあります。
 もっと圧力をかけ、一日も早い全原発停止を目指しましょう。
                            ( H・H )
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☆☆テントひろばへの抱負、期待、要望、意見など、
 様々な思いを寄せて下さい。可能な限りテント日誌でご紹介します。
 またそれらを集めた「テントひろば通信」の発行も考えています☆☆
郵便なら、
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メールなら 電子メール アドレス :  tentohiroba@gmail.com へ。
 実名・ハンドルネーム・イニシアル・匿名なんでもありです。
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★4.勝俣さんち今日も静かに警戒中
   ―私の家の近所に不思議な家がある―
                         (ご近所のきんさん)

 私の家の近所に不思議な家がある。表札は個人名なのだが、塀というか壁が異様に高くて、中がまったくうかがえない、ものすごくガードの堅い家なのだ。この家の前に東日本大震災の直後、ポリスボックスが出来て、警官による24時間警備をし始めた。いったい誰が住んでいるのだという疑問は、ある朝、車で出勤する白髪の男性を見て氷解した。東電の勝俣会長さんちだったのだ。地震以後9ヶ月間、報道陣が群がることもなく、右翼が抗議に来たくらいで静かに警備は続いている。

 12月25日、「勝俣会長ちにお手紙を届けよう」お散歩隊がやってきた。四谷三丁目交差点から外苑東通りを左に曲がったすぐのところに勝俣さんちはあるのだが、お散歩隊は警官に包囲され、近寄れない。(だいたい警官の方が多くてお散歩隊はよく見えない)押し問答の末、勝俣宅前に数人づつお散歩隊の人たちがやってきては、お手紙を2・3日前から準備されていたガードマンの持つ白い箱に入れたり、抗議したりした。少しでも長くいると、警官に押し戻される。黄色のバケツに福島のがれきを入れ持参して、渡していた人もいた。逮捕者がでるのではとハラハラしたが、刺激して事を大きくしたくないという警備側の意図が感じられた。

 幼い孫を抱いて散歩する勝俣さんに会うことがある。原発事故で避難を余儀なくされたり、放射能汚染にさらされて苦しむ福島の子ども達についてどう考えているんだろうこの人は? 権力っていったい何を守っているのだろうと勝俣さんちの前を通るたびに考える。
(編集部より:12月末に寄せられた原稿ですが「紙面の事情」で掲載が遅れたことをおわびします)

★5.原子力「仕分け」は? 「もんじゅ」の存廃 先送り
   「ムラ」温存のまま 除染ピンハネ、癒着、天下り・・・
            (2012.01.11東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
(省略します。東京新聞かたんぽぽ舎メールマガジンでご覧ください。―「ちきゅう座」編集部)
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[編集部より]
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