■短信■「米国による封鎖に反対する」 駐日キューバ大使がオンライン講演へ

 駐日キューバ大使館とキューバ研究室は、9月27日(金)、ヒセラ・ガルシア・リベラ駐日キューバ大使によるオンライン講演会を開催します。演題は「米国の封鎖に反対するキューバと世界」。
 大使による講演の狙いについて、大使館とキューバ研究室は、次のように述べています。

 「60年以上にわたり、米国政府はキューバに対し、冷酷な経済・通商・金融封鎖を実施してきました。この経済戦争政策は、国際社会、世界中の諸機関、人々の拒絶にもかかわらず、こうした犯罪の防止及び処罰に関する条約により、ジェノサイドの犯罪と認定されています。この広範な制裁システムは、キューバから必要不可欠な外貨収入を奪い、経済破綻を誘発し、統治不能な状況を作り出し、憲法秩序を破壊することを目的としています。2019年以降、この封鎖は、質的に有害で非人道的な次元にエスカレートし、国民の生活水準にかつてない悪影響を及ぼしています。キューバが、米国国務省の一方的で無法なテロ支援疑惑国リストに掲載され続けていることは、重要な経済的影響を持つ正当化できない措置のひとつです」

日時:9月27日(金)
時間:15:00~17:00
開催形式:プラットフォーム ZOOM
参加費:無料
定員:100名。先着順。参加ご希望の方は、氏名、所属を明記の上、下記宛て、お申込みください。参加URLをご連絡いたします。
申し込み先:sindo@nifty.com
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 なお、2023年11月に開かれた国連総会は、「米国の対キューバ経済・通商・金融封鎖は解除されるべきだ」という決議を、国連加盟193カ国中187カ国という圧倒的多数の賛成で採択しました。反対は米国とイスラエルの2カ国でした。1カ国が棄権、3カ国が欠席でした。国連総会でのこうした決議の採択は、これで1992年以降31回連続となりました。