辺野古・設計変更申請をめぐる訴訟 沖縄県敗訴の見込み  最高裁へ抗議を! 玉城知事に激励のメッセージを!

  最高裁判所は94日、設計変更申請の不承認に対する国土交通相の「是正指示」の取り消しを求める沖縄県からの訴えを、弁論を開かないまま却下する判決を言い渡そうとしています。同時に県から訴えられていた国交相の「裁決」の取り消しについては、824日までに上告を退ける決定をし、県の敗訴が確定しました。県が設計変更申請を不承認とした理由を認めず、知事の判断を裁量権の逸脱・乱用があるとした司法の判断は、国と地方の関係を対等なものとする地方自治法の精神に反するものであり、断じて、許すことは出来ません。また、今回の最高裁の判決が大浦湾埋め立て用土砂の「仮置き」を容認することにつながることも私たちは憂慮します。

 今、私たちがすべきことは、最高裁の決定に抗議の声を上げることと、国交相の是正指示など違法な国の関与に屈しない玉城知事を激励することではないでしょうか。
以下の行動への参加を呼びかけます。

今、私たちがすべきことは、最高裁の決定に抗議の声を上げることと、国交相の是正指示など違法な国の関与に屈しない玉城知事を激励することではないでしょうか。
以下の行動への参加を呼びかけます。

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1、最高裁判所の傍聴
日時:94日(月)15時開廷
場所:第一小法廷(傍聴席44
※整理券が配られます。先着順

2、抗議行動(2度、行います)
場所:最高裁判所西門(通用口)前
日時:94日(月)
1
回目:15時半頃(判決が出た直後)
2
回目:18時半~19時半

※最高裁の最寄り駅:地下鉄有楽町線「永田町駅」及び半蔵門線「半蔵門駅」
※先に、判決が出た1週間後の抗議行動も呼びかけましたが、既に判決日が決まったため、
 判決が下った当日だけの行動とします。

3、緊急アクション! 玉城知事に激励のメッセージを送ろう!

 (例)私たちも頑張ります。揺るがない知事の姿勢を支持します。
    技術的にも、法律的にも沖縄県の判断が正しいです。
    生態系豊かな大浦湾の海を埋めさせてはなりません。

  ※参考に、「止めよう!埋立て」国会包囲実行委員会から玉城知事へのメッセージを添付します。

   皆さんそれぞれの思いを思いを込めたメッセージを知事にお送りください。

 

      送り先(郵送とFAX
知事公室辺野古新基地建設問題対策課
900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟6階(北側)
FAX:098-869-8979


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 沖縄県知事 玉城 デニー様                                   2023年8月31日

 

私たちは、辺野古新基地反対を貫く玉城デニー知事に、

心からの連帯を表明します

 

「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会

 

 

私たちは、「辺野古に新基地を造らせない」ことを直接の課題として、首都圏を中心に志を同じくする個人・団体が集まり、「オール沖縄会議」とも連携しながら、微力ですが様々な取り組みを行ってきました。

突然のFAXの失礼を思いながら、辺野古設計変更申請をめぐる訴訟での「沖縄県敗訴の見通し」との報道に接し、私たちの気持ちをお伝えできればと思い、キーをたたいています。

知事が25日の記者会見で「最高裁で県の主張を述べる機会が与えられなかったことは大変残念」と述べられたように、最高裁の審理の有りようは、沖縄の民意と地方自治を否定・冒涜するものと言わねばなりません。また知事が「不承認は公水法を厳正に審査した結果の判断」とし、「辺野古新基地反対の思いはいささかも変わっていない」とあらためて表明されたことに強く勇気づけられています。私たちも一層の連帯の取り組みを、あらためて決意したいと思います。

「普天間の一日も早い危険性除去」が言われてからすでに27年余、さらに大浦湾側埋立では、今後経験のない規模の軟弱地盤改良工事が待ち受ける、こんな計画が「唯一の選択肢」であるはずがありません。

さらに、陸上自衛隊常駐による日米共同使用密約は、辺野古新基地が普天間代替などではなく、キャンプシュワブと併せて飛行場・弾薬庫・軍港機能・上陸訓練を備えた、日米軍事一体化を象徴し、南西諸島の軍事化を支える多角的拠点基地として建設・運用されることを示しています。

たとえ最高裁が県の訴えを退けたとしても、それで「軟弱地盤」の存在や戦没者遺骨の眠る南部地域土砂による埋め立て、珊瑚やジュゴン保護などへの危惧が解消するわけではありません。

この間、沖縄防衛局の数々の不正、そして「軟弱地盤」の存在すらも暴いてきたのは、ゲート前・安和・塩川・海上の現場での一日も欠かさない監視・阻止行動と学者・専門家らの連携した努力、そして揺るがぬ玉城デニー県政の存在でした。埋立承認の「取り消し」「撤回」、さらに設計変更を「不承認」としてきた県の主張の正しさは、今後も形を変えて明らかになるはずです。それを顕在化させうるのは、「絶対にあきらめない」知事と現場の運動であり、それを支える沖縄と全国の民意だと思っています。知事には、何としてもその先頭に立ち続けてほしいと願っています。

最後に、米軍施設70%の沖縄集中に加え、新基地の工事強行まで許してしまっている、私たち「本土」側主権者の責任の重さを痛感せざるをえません。「辺野古に基地は造らせない」とする玉城デニー知事、そして沖縄の民意とともにあり続けること、そのためにできることを考え実践する、そのことをお誓いし私たちのメッセージとします。

お読みいただき、ありがとうございました。

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion13207:230831〕