「京都でのハンスト及び座り込み、再稼働阻止のため槌田劭さんら」―地震と原発事故情報【TMM:No1439】

2012年5月1日(火) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
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★1.京都でのハンスト及び座り込み、再稼働阻止のため槌田劭さんら。
                   (使い捨て時代を考える会 吉永)
★2.5・1メーデー集会、東電前でビラ配りとマイク宣伝を実施
    恒例で20年、東電は原発をやめろ!の声が東電本店へひびく
                        (たんぽぽ舎 柳田真)
★3.本・冊子の紹介
 ◇電力会社の電気を買ってはいけない『PPS(新電力)のすすめ』
★4.新聞・雑誌から
 ◇世論調査、「原発不信」浮き彫り
    大飯再稼働、女性に慎重論強く。(4月30日 東京新聞)
★5.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇環境学習会(in秩父)5月12日(土) 14:00~、
 「がれき受け入れと焼却について本当のこと 知っていますか?」
★6.テント日誌 4/27(金)、28日(土)
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┗■1.京都でのハンスト及び座り込み、再稼働阻止のため槌田劭さんら。
 └────(使い捨て時代を考える会 吉永)

 京都でも、大飯原発再稼働阻止のため、ハンガーストライキが京都駅近くの関西電力支店前で継続中です。ハンストをしているのは槌田劭(たかし)さん。18日からハンストに入り、26日より、野菜ジュースやヨーグルトも断ち、水のみの状態になりました。5月5日まで続ける予定です。
 槌田さんを中心に、槌田さんが相談役のNPO法人使い捨て時代を考える会の会員や、大飯原発にテントをはった人たち、市民、研究者などに多様な人が、集まり、リレー座り込みや署名活動をおこなっています。女性が多いです。
 そんなに長くハンストをやって、大丈夫なのか?という声もあがると思います。
 槌田劭さんは、実はかなりの断食の経験者です。長いときは2か月ほどおこなったときもあります。有名な、断食・少食健康法の故甲田光雄先生の指導も受けています。
 しかし、なぜそこまで断食にこだわるかというと、健康法を超えた槌田さん独特の考えがあります。 
 槌田さんは京都大学の工学部の先生でした。そこで、原発体制に帰結するような、大量生産・大量消費社会の基盤を作っている大学の工学部というものを目の当たりにします。
 脱原発・脱成長の社会をつくらなくてはならない。多くの人はいいます。ではどうやってなのか?
 槌田さんの独特なところは、机上の上だけでなく、まず自らの身から、具体的に「脱成長社会」をつくるとはどういうことなのか?を実践しようとしたところです。その一つが断食です。断食は、みずからの中にある「生きる逞しい力」を再発見・再確認するためでした。(詳しいことは槌田さんの著作を見てください)。実際槌田さんは76歳にもかかわらず、いまでも青年のように若々しいです。飽食になれた若者・中年の方が、よっぽど老けているとおもえます。
 とはいえ、76歳の高齢ですから心配です。5月5日、すべての原発が止まる日まで見守っていきたいと思います。

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┗■2.5・1メーデー集会、東電前でビラ配りとマイク宣伝を実施
 │恒例で20年、東電は原発をやめろ!の声が東電本店へひびく
 └────(たんぽぽ舎 柳田真)

◯たんぽぽ舎は、5月1日メーデーの日、恒例(約20年)の反原発行動を東電本店前で20人の参加により、マイク情宣とビラ配布(1800枚)をおこないました。

◯前段集会では、たんぽぽ舎は次の4つの労組集団の集まりで、ビラを配り、あいさつしました。都区労働者の集まり、東学など数単組の集会、学校現業労働者の集会、都職労A支部の集会の4つ。全体で300名くらいの労働者に 「日本は今、地震の活発期」、「原発が危ない」「5月5日原発はゼロに、再稼働に反対しよう」と訴えました。

◯デモ行進の中で、住宅局支部の仲間は表側に原発の文字、裏側にNOと書いた小看板を持ち、マイクのシュプレヒコールに合わせ、200人弱が東電本店前でその看板を掲げました。とても目立つ行動でした。

◯今年は、東京都庁関係の労組の参加者が少なく、土橋コースの民間労組の参加者が多かったです。
 残りのビラは、再度、新橋駅近くで土橋コースの参加者に配布し、12時過ぎ終了。
 そのあと、おいしいビールを飲みに行き1時間余、歓談しました。

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┗■3.本・冊子の紹介
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◇電力会社の電気を買ってはいけない『PPS(新電力)のすすめ』

 反原発自治体議員・市民連盟 布施哲也・著
 A5判/並製/本文96ページ/定価1000円+税、七つ森書館

 いま話題のPPSを徹底解説しました!
 これからはPPS制度は活用の道が広がってくるのだ。
 ・電気の供給先をどうするのか。
 ・料金はどうなっているのか。
 ・その電気の由来は何なのか。
 ・停電事故の対応はどうなるのか。
 ・脱原発とどう結びつくのか。
 電力が完全自由化する前に、これらのことを知っていただきたい。
 (「はじめに」より)
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┗■4.新聞・雑誌から
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◇世論調査、「原発不信」浮き彫り
    大飯再稼働、女性に慎重論強く (4月30日 東京新聞より抜粋)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)

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┗■5.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇環境学習会(in秩父)
 「がれき受け入れと焼却について本当のこと 知っていますか?」

 講師:環境ジャーナリスト 青木泰さん
 日時:5月12日(土)
    13:45~受付 14:00~講演 15:25~質疑応答
 場所:クラブハウス21  埼玉県秩父市中宮地4-23
 資料代等500円
 主催:子どもを守る会秩父
 協賛:原発とめよう秩父人・秩父ユネスコ協会
 お問合せ:0494-24-9730

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┗■6.テント日誌 4/27(金)、28日(土)
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<テント日誌 4/27(金)――経産省前テントひろば230日目>
  雨にけむる霞ヶ関、集団ハンスト行動と様々なアクション
  澤地久枝さんが激励に来訪

4月27日(金) 朝から一日中雨
 集団ハンスト行動も満10日を数える。雨のため第2テントの前の幕を開け、中に椅子を並べて座るが10脚あまり並べた椅子が満席となる。第1テントのまえの応急の雨よけテントに座っている人も。ハンスト者は最大時は11名ほども。テントでは初めて見かける方も結構多い。ドイツ在住で帰国中の方も参加。福島の方が3名。ハンスト登録者は夕刻には97名になったそうだ。

 午前中に落合恵子さんから激励の電話を受ける。必要なものがあればなんでも言って下さい、ということであった。
 今日も多くの方が雨の中来訪される。新潟から来られた方は新潟日報の記者をされていたそうで、柏崎刈羽が故郷だそうだ。5月3日に集会・デモを予定されていて、その時テントへの寄せ書きを送る計画だという。ついでに5月5日行動へのメッセージも依頼する。
 午後3時頃澤地久枝さんが激励に来訪される。並んで座ってお話を伺う。澤地さんは5月1日から2日間ハンストに入り、2日にはテントの前に座る、と仰る。「お体は大丈夫ですか」と聞けば、「そういうことを気にしてる時ではない」と仰った。2日には1000万人アクション呼びかけ人の人々に、テントに激励に行こうと呼びかけられているそうだ。
 韓国の映画監督をされている女性の取材を受ける。最後は、日本の反=脱原発運動の発展が韓国にも大きな影響を与えるだろうし、東アジアでの反核・反原発の連帯を創っていきたい、ということで締めくくられる。

 この日は多くのイベント、アクションが取り組まれている。午後には廃炉アクションの院内集会があり、女性達は福島の女性を先頭に参加した。そこでは福島での被曝の深刻化と様々な症状が出ていることが報告されたそうだ。
 夕方からは、金曜日恒例となっている首相官邸前行動が雨にもかかわらず1100名の参加で行われ、経産省正門前では東電前アクションの抗議行動が行われる。テントはこれらの行動の中継基地の役割を果たしているとも言える。
                            ( Y・T )

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