4つの情報をお知らせします(12月10日)
12月7日、美浜2号機を手動停止へ=圧力調整弁で不具合
―関電高浜原発2号機(11/25)玄海原発1号機(12/01)が定期検査開始
日本の稼働原発、ついに一桁台(8基)全原発停止へあと一歩
★1.原発再稼働を狙う電力8社に“再稼働やめよ”12/11(日)行動に
参加しよう-全国の原発現地に連帯して!
★2.<テント日誌 12・8(木)>
「全国から電力会社・経産省を包囲しよう!
再稼働反対12・11行動」に参加を
― 経産省前テントひろば 89日目 ―
★3.メルマガ読者から講演会・集会などのお知らせ2つ
イ.12/14泊3号機運転再開差し止め訴訟を見学しよう!
ロ.12/17ーいま、子どもたちを守るために、
ママ・パパ達ができることー
★4.新聞・雑誌から
除染も「原子力ムラ」の利益…「後始末」巨額のビジネスに
大手ゼネコン、モデル事業仕切る 建屋建設のトップ3横すべり
技術確立まだ、独占に疑問
★1.原発再稼働を狙う電力8社に“再稼働やめよ”12/11(日)行動に
参加しよう-全国の原発現地に連帯して!
柳田 真
◯12月11日(日)は、9月11日、11月11日の2回の経産省包囲・人間の鎖行動につづく、第3回目の大事な行動日です。ぜひ、参加しよう!今、日本の電力会社は、定期検査後の原発を再稼働したくて、したくてうずうずしています(原発1基を止めると1日1億円の損失といわれています)
◯日本の原発54基中、46基が停止して、稼働中の原発はわずか8基(10%)のみ、それでも電力は大丈夫で、東京電力などは余っているのが今の事実です。加えて、地震・余震が心配されます。(地震を扱う官庁=気象庁がM7クラスの余震を心配・警告しています。M7は6600人の死者を出した阪神淡路大震災級の地震です)
全原発を止めよ、再稼働をするな-の声が一段と必要です。
◯“再稼働やめよ”の市民の声を電力会社に届けよう、東京にある電力会社の8つの支社へ市民の声を届ける12月11日(日)の行動は初めての画期的な行動です。
8社をまわるためやや距離が長い(7.4km)ので準備して参加しよう(長距離に自信のない方の短いコースも準備)。
12時50分に、日比谷野外音楽堂中幸門にあつまろう。10分間の短い打ち合わせをおこないます。
13時より全体集会、14時デモ出発、17時すぎ、経産省を一周デモ包囲して解散の行動です。
◯12月10日(土)日比谷集会は、5500人が参加、ノーベル文学賞作家大江健三郎氏の話などがあり、原発反対のエネルギーが続いていることを示しました。たんぽぽ舎は、2000枚のビラを入り口で配布し、“原発なくても電気は足りる”“12・11再稼働反対集会への参加”を訴えました。
★2.<テント日誌 12・8(木)>
「全国から電力会社・経産省を包囲しよう!
再稼働反対12・11行動」に参加を
― 経産省前テントひろば 89日目 ―
テントやその周辺ではいろいろとメッセージを伝えるポスターなどがあります。
結構楽しいものです。時折、見て回るのですがこころがなごみます。女性が主体のテントには「東京都フクシマ村」という綺麗な看板が出ているのですが、その横に「13万6000人 福島のこどもたちを支援します。13万6000人の市民は『原発いらない女たちのアクション』と共にあります」という文が張り出されました。
これはAVAAZというグループがインタネットで展開している署名運動で現在までにこれだけの数が集まったということです。ネットをやれる人は見て協力してください。粉ミルクからセシウム検出、高濃度の汚染水漏れが発覚など放射能汚染の実態を告げるニュースは日々飛び込んできます。しかし、政府や当局者は相変わらず小出しの情報しか伝えず人々の 不安は増すばかりです。福島の子どもたちを放射能汚染から守ることは火急のことです。どんな方法でもいいから取り組むことが大事です。
テントには綺麗な鍋とともにケンチン汁が届けられました。午後からは冷たい雨に見舞われたのですが、とても美味しく心身ともに温たまりました。夕方から集まった人たちも新しい材料を入れて頂きます。一同、お礼を申しあげあげます。
テントには宅急便などもふくめて差し入れがあります。正直いってこれはテントを張ったときは想像もしていなかったことですが、本当に感謝しています。テントに集うメンバーには励ましになっています。
高知の牧師さんがテントに来ました。福島の子供たちの避難活動をフォローしているとの事ですが、山形からの帰りに立ち寄ったとのことです。ボランティア活動などをしている方がテントに寄られるのが多くなっていますが、脱原発運動の広がりと共にテントも全国的になってきているのでしよう。群馬在住のシンガーソングライターの方が立ち寄られ、郡山の武藤さんの発言に心打たれて新しい歌を創ったとのことでした。年末年始のどこかでテント前コンサートで披露していただけるという話です。楽しみが増えました。
週末にはいろいろの行動が予定されています。12月10日には日比谷野音『1000万人署名』のグループの集会とデモがあります。(13:30~)
11日には11・11-12・11実行委員会による「全国から電力会社・経産省を包囲しよう!再稼働反対12月11日集会」もあります。(日比谷公園中幸門13時集合、14時デモ出発)。(M・O)
今日は風邪気味のため、一日中家にいた。メールを見ると、原子力協定の参院採択の切迫性を伝えている。夕刊を見ると、東電は汚染水の海洋投棄を計画しているという。当然漁民達は大反対している。汚染水を海洋投棄し、放射能を世界に拡大しながら原発輸出を推進しようというのだ。本当にこの国の倫理はどうなっているのだろう。
神奈川の人達から、12/15(木)14:00~16:00にテントひろばで、早苗ネネ(ジュン&ネネ)・菅沼みどり・カラーバリーエーションを迎えて、脱原発、被災者の避難・転地・補償を求める歌のイベントを行うことにしたと連絡あり。休んでいる暇はない。 (Y・T)
★3.メルマガ読者から講演会・集会などのお知らせ2つ
イ.泊3号機運転再開差し止め訴訟を見学しよう!!
12月14日(水) 午後1時30分から
泊三号機運転再開差し止め訴訟裁判第一回口頭弁論
札幌地裁8階(札幌市中央区大通西11)
泊三号機運転再開差し止め訴訟を、誰でも見学出来ます。
見学しに来てくれるだけで力になります。
来れる方は是非お願いします。
同じ日に講演会あります。
12月14日 (水)午後6時半 札幌かでる2.7 「730研修室」
「ストレステストは安全性は担保されない」
小山英之さん(美浜・大飯原発に反対する大阪の会)
その後、ディスカッションします。
ロ.ーいま、子どもたちを守るために、ママ・パパ達ができることー
12月17日(土)14時~16時30分
場 所 女性就業支援センター4階ホール
(JR田町駅、都営三田駅徒歩3分)
講演者 野呂美加氏
参加費 1000円
定 員 先着順 250人
申し込み ファックス:03-3452-2028
〈お名前・参加人数・連絡先メールアドレス/携帯番号〉
主 催 港区ワーキングママ・パパの会
後 援 子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク
★4.新聞・雑誌から
除染も「原子力ムラ」の利益…「後始末」巨額のビジネスに
大手ゼネコン、モデル事業仕切る 建屋建設のトップ3横すべり
技術確立まだ、独占に疑問
◯ その「復興」の早さに驚く。被災地ではない。原子力ムラである。福島原発事故後の除染モデル事業は独立行政法人・日本原子力研究開発機構(原子力機構)が担うが、同機構が再委託する三つの共同企業体(JV)の幹事会社が原発建設の受注でトップ3を占める大手ゼネコンであることが分かった。そこには原発を造ることで稼ぎ、壊れても稼ぐという「モラルなき構図」が浮かび上がる。
除染モデル事業は、警戒区域や計画的避難区域にある福島県内の十二市町村で、各一~二カ所ずつ実施される。内閣府から事業を受託した原子力機構が大手ゼネコンの大成建設と鹿島、大林組が各幹事会社のJVに再委託した。国からの約百十九億円の委託費に対し、同機構からJVへの発注総額は約七十二億円。”ピンハネ”批判が起きた。(略)
◯ 三JVには計二十五社が参加。モデル事業後の本格的な”除染ビジネス”には巨額が投じられるとみられ、「モデル事業はその唾付け」と言い切る業界関係者もいる。(略)
元日本原子力研究所研究員で技術評論家の桜井淳氏は「除染はゼネコンにしかできない仕事ではない。作業をするのは下請けや孫請けで、ゼネコンはマージンが狙い。被ばくリスクの考慮から、通常より三割は高額になるなど”うまみ”のある仕事だ。原子力機構やゼネコン各社は原発建設を推進してきた。今回の事故についても責任の一端はあるはずなのに、恥ずかしくないのか。除染でも原子力ムラの中でカネを回すという仕組みが、何ら変わっていない」。
東京農工大の瀬戸昌之名誉教授(環境科学)は「取り除いた汚染土壌は行き先がなく、積んでおくだけなので解決にはならない。高線量地域は居住をあきらめ、そこに遮蔽型の置き場をつくるしかないではないか」と提言した。(略)
原子炉建屋での実績が、そのままモデル事業の受注にも反映された形だ。(略)資料によると、五十七基の原子炉や建屋を含む総建設費は約十三兆円に上る。(略)
除染事業の受注に期待を寄せていた福島県内の建設業者の一人は「(ゼネコンは)下請けも県外の系列会社を連れてくるだろうから、地元に落ちる金は少ない。そもそも除染は人海戦術が柱で、高度な技術はそれほど必要ない。ゼネコンにやらせる理由はまったく見当たらない」と憤る。除染モデル事業を委託された原子力機構は、事故隠しを重ねた旧動力炉・核燃料開発事業団(動燃)の流れをくみ、政策仕分けで見直しを指摘された高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)を運営する。その原子力機構と、原発建設に携わるスーパーゼネコンが事故の後始末を再び仕切る構図が浮かぶ。(略)
定期的に福島入りし、住民とともに除染活動を続けている京都精華大の山田国広教授(環境学)は「住民にとり、一番大事なのは放射線量を下げること。それができるならゼネコンでも何でも構わない」としつつ、「現段階でゼネコンが効果的に除染をやれるとは思えない。恣意的に仕事を回し、利権を与えているように見える」と話す。「除染方法は徐々に改善しながら進めていくしかない。地域ごとに状況は違う。臨機応変に対応するには、現地を知っている市町村に任せることが最適ではないのか」(2011.12.08東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
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[編集部より]
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