2012年4月17日(火) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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★1.再稼働絶対阻止をめざし、集団ハンスト・座り込み
4月17日、経産省前テントひろばに多数の人とメディア
広瀬隆さん、断言「電力不足はおきない」 (柳田真)
★2.原発なしでも「夏の停電」など絶対におこらない! 関西電力が隠して
いる埋蔵電力の証拠データを公開 (週刊ポスト 4.27号から)
★3.中部電力は日本で一番電気が余っている会社、
21メートルの津波に耐えられない防潮堤
(たんぽぽ舎 浜岡応援ツアーの報告 杉嶋拓衛)
★4.イベントのおさそい(場所・スペースたんぽぽ)
◇4月21日 18時半から『武藤類子さん車座のつどい』
★5.<テント日誌4/14(日)―経産省前テントひろば217日目―>
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今週19日(木)19時より、スペースたんぽぽ講座:明石昇二郎さんが語る『東電に嫌われる方法』 東電の闇を暴く作戦会議に参加しよう!
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┗■1.再稼働絶対阻止をめざし、集団ハンスト・座り込み
│ 4月17日、経産省前テントひろばに多数の人とメディア
│ 広瀬隆さん断言「電力不足はおきない」
└────(柳田真)
4月17日(火)正午、経産省前テントひろばは原発再稼働絶対阻止をめざして集団ハンスト・座り込み行動の集会と記者会見が開かれた。テント前はたくさんの人々とテレビ・新聞社のカメラが並んだ。
上原公子さん(元素・国立市長)が司会、渕上さんがハンスト宣言文(TMM:No1419<テント特別アピール>参照)を読む。
発言者は次のとおり
照屋寛徳さん(国会議員)、黒田節子さん(福島県郡山市)、服部良一さん(国会議員)、広瀬隆さん(作家)、中島哲演さん(明通寺住職)、鎌田さとしさん・落合恵子さん(1000万署名)、川田龍平(国会議員)
広瀬隆さんは政府が再稼働の根拠にしている「電力不足」は、デマだと断言した。「関西電力は電力不足について昨年は25%、3月12日は13.9%、4月10日は7.6%と、大幅に減らしてきた。このカラクリを今週の週刊朝日に書いた。電力不足はおきない」と断言した。
☆なお、たんぽぽ舎は、2つの内容をもりこんだビラを配布。1つは、『四国電力・伊方原発が危ない=狙われている 明日18日、原子力安全・保安院が愛媛県へ説明に行く、地元の市民団体が抗議予定』、2つは、『大飯監視テント激励のため4月23日(月)・24日(火)に大飯現地へ行く』です。
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┗■2.原発なしでも「夏の停電」など絶対におこらない!
└────(週刊ポスト 4.27号から)
原発なしでも「夏の停電」など絶対におこらない
関西電力が隠している埋蔵電力の証拠データを公開、
電力マフィアにだまされるな!
原発再稼働の大ウソ (特集一挙6ページ)
素人大臣が安全判断とは ── 再稼働が先、対策工事は後、のおかしさ
「実績」よりも低い「最大供給力」?
─政府の予測と実績を比較すると、2月29日には非常時の電力である揚水発電で459万kWの供給力があったのに、政府予測ではこれが201kWしかないことにされていた。「電力隠し」である。
3つの巨大な埋蔵電力
─第1の埋蔵電力が前述の自家発電だ。資源エネルギー庁の内部資料によると、企業などの自家発電設備(1000kW以上)は全国で、ほぼ東電1社に匹敵する5373万kW分ある。
─第2の埋蔵電力は企業の非常用電源(1000kW以下)で、2300万kWある。これは自家発電とは別に、企業が工場などのいざというときのバックアップ電源として設置する発電機
─第3が電力会社がひた隠しにしている大手企業との「需給調整契約」だ。
電力不足になったときには供給を停止できるという条件で電力会社が企業の電気料金を大幅に割引する制度(随時調整契約)であり、「通告即時停止」「通告1時間後停止」「通告3時間後停止」などの条件によって割引率が違う。
経済産業省資料「今夏の需給調整契約の状況」には昨年の電力各社ごとの調整契約の実績がまとめられている。それによると、東京電力・・・中部電力・・・関西電力・・・中国電力・・・など、全国では原発5基分に相当する505万kWにのぼる。
政府の需要見通しには、この第3の埋蔵電力による需要抑制効果が全く計算されていない。
電力マフィアが「大停電デマ」の次に狙うのは電気代の大幅値上げで国民に音を上げさせる作戦だ。枝野経産相も、「再稼働がなければ火力の燃料費高騰で電気料金は15%上がる」と値上げをチラつかせている。
しかし、同じLNGを使う東京ガスはこの3月からガス料金を値下げした。
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┗■3.中部電力は日本で一番電気が余っている会社、
│ 21メートルの津波に耐えられない防潮堤
└────(たんぽぽ舎 浜岡応援ツアーの報告 杉嶋拓衛)
◇浜ネット総会報告
4月14日(土)11時から静岡県労政会館で「第16回浜岡原発を考える静岡ネットワーク(以下浜ネット)総会」にたんぽぽ舍一同9名で参加した。ツアーの半数以上が初参加で活発な浜ネットの議論を聞き入っていた。菅首相の政治決断で浜岡3~5号機が運転停止になり、福島第一原発事故後は北海道泊原発3号機のみを残して全機停止している過程とあって、浜岡原発廃炉までの道筋をどう付けていくのかが焦点になった。翌日に控えた御前崎市長選(現職の石原茂雄氏が3選)への言及もあったが、周辺首長が浜岡再稼働に反対を表明するなど、推進側も以前程の結束力がなくなっている。福島事故の影響は大きく、伊豆下田など昔ならあまり浜岡原発と関係が無いと見られていた自治体が風下で放射能雲の直撃を喰らう可能性を重視して反対に回るなど変化が出ている。原発事故が起きる前に気付くべきだと思うが、浜岡全機廃炉に向けてはとても良い兆候だ。午後からの広瀬隆さんの講演会では3時間に及ぶ長時間、浜岡原発の危険性をパワーポイントで詳しく説明していた。福島事故は収束などしていないし、中部電力が1400億円の無駄金を投じる18メートルの防潮堤は津波を防ぐ事が出来ないと指摘。強固な岩盤と言っている相楽岩の脆さは浜岡ツアーに行った者ならボロボロとこぼれる岩肌にゾッとした事だろう。砂丘があるから津波は大丈夫と豪語していた中部電力が何の心境の変化か防潮堤を作り始めたが、浜岡原発の両サイドには川があり津波は防潮堤の横から浜岡原発を襲う事になりそうだ。広瀬さんは中部電力が日本で一番電気が余っている会社という情報を出した。浜岡原発無しで20%も電力が余っている。何で浜岡原発を廃炉にしないんだろうか。交流会では静岡市議の佐野慶子さんがガレキ受け入れ反対を孤軍奮闘する話が印象に残った。たんぽぽ舍も東京と浜ネットを結ぶ力になって次の総会にはまた新しい人を増やして参加したいと思った。
◇浜岡原発見学
もくせい会館に1泊した6名は翌日浜岡原発PR館と防潮堤の工事現場の見学に行った。砂川闘争の土屋源太郎さんと成島忠夫さんがナビを引き受けてくれた。PR館の展望台(62メートル)から原発が5機全部見えた。高台に作 るとしているバックアップ電源の場所は見えなかったが、海に向けて防潮堤 の基礎工事をしているのは見えた。21メートルの津波が来たらPR館の敷地まで海水は押し寄せるだろう。それより下にある原発は水浸しになる。東海 地震の震源域が真下にある原発を再稼働させる人間の頭の中身を見てみたい。その後防潮堤付近まで行き改めて砂丘を見ると、田老の防潮堤を超えていった津波どころか5メートルの津波ですら防げない気がした。原発を推進するためには頭の中の危ないという理性を無くすしか無いのだろう。枝野大臣も大飯原発に行かずに浜岡原発に来て、こんな防潮堤を作って津波が防げるか見てもらいたい。最後は有志で2009年に亡くなった望月彰さん(享年70)の墓がある清水の江浄寺へ行き、原発があと少しで全機停止になると報告した。枝野は全機停止は一瞬とか寝言を言っているが、原発に頼ったエネルギー政策の成れの果てが福島第一事故だった事を猛省してもらいたい。とにかく浜岡ツアーは10回以上行っているが、全機止まっているのは今回が初めてだった。これがずっと続くように反原発運動の力を集めて行きたい。
ツアーに初めて参加された方も原発の危機管理の甘さ(立地や耐震想定の甘さ)が実感できたと思う。地道に浜岡原発に反対してきた浜ネットの人たちとの交流は東京圏の運動へと活かしていきたい。
有意義な2日間のツアーだった。
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┗■4.イベントのおさそい(場所・スペースたんぽぽ)
│ 『武藤類子さん車座のつどい』4月21日 18時半から
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☆福島と世界をつなぐ経産省前テントひろば応援の集い第3回☆
『武藤類子さん車座のつどい』
日時 4月21日(土)18時半~20時半 (開場18時)
場所 スペースたんぽぽ (たんぽぽ舎4階)
参加費 800円(学生400円)
主催 経産省前テントひろば応援スタッフ
内容
◇ドキュメント「おテント様がみている」(約30分)の上映
◇武藤類子さん(ハイロアクション福島原発40年)のお話
◇経産省前テントひろばの仲間たちのアピール
☆武藤さんのお話のあと、たんぽぽ舎5階で交流会を予定しています。
開始21時、別会費1000円、交流会に参加したい方は事前に申込みをお願いします。メールnonukes@tanpoposya.net、タイトルを「4/21つどい参加希望」としてお名前と連絡先をお知らせください。
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┗■5.<テント日誌4/14(日)―経産省前テントひろば217日目―>
│ 東電管内原発稼働0基20日目。『本当の幸せは何ですか?・・・』
└────(F記)( Q記 )
朝から、17日からの集団ハンストの準備に取り掛かる。江田さんと打ち合わせをしていると、福島から椎名さんが見えました。それに合わせて昨日約束をしていた千葉在住の劇団所属の女性が訪問。一時、演劇話で盛り上がりました。
その後、江田さん、椎名さんと三人で五月五日のこどもの日に合わせた新たな企み?の相談だ(笑)楽しく子供達に喜んでもらえれば嬉しい限りです。
こどもの日と言えば、この日に北海道・泊原発が定期点検に入る予定の日です。そうすれば過去約40年間の歴史の中で商業用発電としての原発の火が止まります。何よりも未来を担う子供達に大きなプレゼントになるのです。まだまだ多くの問題のある原発ですし、政府の言う「収束」を心から信じることの出来ない状況の中、せめては原発稼働が0であると言う安心感を子供達、そしてその親御さん達に感じてもらいたい。いやいやこの思いは全国民のものだと思います。
ふたりから遅れてテントに戻ろうと経産省別館近くまで来ると、何やら大きなメガフォンの音がする。嫌な予感・・・。近くからテントの様子を伺うと、右翼の姿だ。いつもながらの罵声を浴びせている。
何気なくテント前を通り過ぎて観察すると、「平成同志会」とある街宣車1台と3台の乗用車が止まり20人弱の男達。内4人が戦闘服姿。珍しく雨が降る中現れていました。
14時前から15時20分位いたが、テントからは誰も対応していなく、中に入っているために「卑怯者、出て来い!」と虚しい声を上げるだけ。全く間抜けな画柄だ!一人黙って撮影をする者がいるのだけど、これは公安?右翼?そう言えばいつもの公安がいない。
雨のせいか、テントの対応に「糠に釘」の徒労感のせいか、いつもより早いお帰りとなり一安心しました。
夜になり慌しくしている中、佐藤幸子さんがいらっしゃった。このところ毎日行っている経産省正門前マイクアピールが始まったので幸子さんにも参加頂き、雨で人数は少なかったが、土曜日の灯りの少ない経産省に向かって精一杯のアピールを各自でする事が出来ました。寒い中で、幸子さんの声が心に染みます。
幸子さんは週間金曜日に連載を新たに持ちましたが是非お読み頂きたい。「本当の幸せ」は何ですか?今こそこの問いに国民一人一人が向かい合っていかなくてはならない思いに強く駆られます。(F記)
<大飯現地から>
枝野・仙石と福井県知事・大飯町長の会談に釘を刺しにKさんと福井県庁に。そこで、テントひろばのFさん、Aさんと合流。タンポポ舎のTさんも八面六臂の活躍。県庁は福井城の中にあり、関西怒りの太鼓隊が向こうからじゃんべで、緑の党?などが踊りで福井市の時代祭りに消されぬよう奮闘した。
正面玄関の揉み合いから抗議団から当事者地元の人間3人が中に入れることになり抗議する人々は旗を巻き、プラカードを下げて指示された場所まで後退した。待ちに待って一台の帰り車に猛然抗議、しかしそれはダミーだったらしい。
が、あのアイリンさん、石地さん、松下さん、小林圭二さんの夕暮れのいてかぜに耐える凛とした表情、大飯のテントでしりあったしんやさんたちの活躍、とりあえず、民主主義ここにあり、若者とテントへ帰ることに。大飯テント二日め、かきたりずすみません。 ( Q記 )
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【編集部より】
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