2012年4月17日(火) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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★1.原発さよなら四国ネットワークから★緊急のお願い★
保安院が伊方原発の説明(押し付け)に来る。抗議のアピールを出そう
★2.再稼働による「悪魔の連鎖」の本当の怖さ[連載5] (山崎久隆)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇4月18日「再稼動問題イチから勉強会」、総評会館、
◇4月19日市民集会「原発をぜったい再稼働させてはいけない理由」
◇4月22日「がれきの真実 勉強会」、場所・川崎、
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☆あす18日(水)19時より、「役立つ反原発基本講座「水俣に学ぶ海洋汚染」
講師・実川悠太さん、場所・スペースたんぽぽにて。ご参加ください。
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☆たんぽぽ舎で扱っている4月21日(土)小出裕章さん講演チケットについて本日以降のお申込みはメールのみで受付けます(nonukes@tanpoposya.net)
締切りは4月20日(金)18時までです。
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☆4月21日(土)~22日(日)代々木で開かれる「アースデイ2012」にたんぽぽ舎も出店します。遊びにきてください。
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┗■1.原発さよなら四国ネットワークから★緊急のお願い★
│ 保安院が伊方原発の説明(押し付け)に来る。
│ 抗議のアピールを出そう
└────(堀内 美鈴)
愛媛に、原子力安全・保安院が伊方原発3号機のストレステストの審査結果の説明にやってきます!抗議のアピールをしましょう!
4月18日(水)12時30分集合
会場:愛媛県水産会館(松山市2番町4丁目6-2)会議開始は13時30分
会場入り口前に集合してください!
愛媛県の原子力政策決定のプロセスの一つである知事の諮問機関となっている「伊方原子力発電所環境安全管理委員会の技術専門部会」が開催され、そこで説明を受けます。
国は、伊方原発再稼働に向けての大きなステップにしようとしています。
県知事はそれを心待ちにしているふしがあり、この審議委員会の委員たちは今まで、全ての原子力政策のお墨付き機関として役割を果たしてきました。プルサーマル運転の時もそうでした。
http://www.pref.ehime.jp/h99901/press/bukai240410.htm
☆☆電話やFAX、メールをお願いします!☆☆
☆☆愛媛県知事へも再稼働中止の電話・FAX・メールを!☆☆
愛媛県県民環境部防災局原子力安全対策課
[〒790-8570 愛媛県松山市一番町4-4-2]
電話 089-912-2352(ダイヤルイン) FAX 089-931-0888
中村時広愛媛県知事
〒790-8570 愛媛県松山市一番町四丁目4-2
愛媛県 企画振興部 管理局 秘書課
電話 (089)912-2170(課直通) FAX(089)912-2174
E-mail:hisho@pref.ehime.jp
この電話等の作戦を、あらゆるところに拡散してください。
私たちが伊方原発再稼働を止めることが、大飯原発再稼働を止めることにもつながります。よろしくお願いします!
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┗■2.再稼働による「悪魔の連鎖」の本当の怖さ[連載5](最終回)
│ 『下北半島で起きる悪魔の連鎖』ほか
└────(山崎久隆 たんぽぽ舎、劣化ウラン研究会)
(アジア記者クラブ通信237号に掲載されたものに一部加筆)
[連載5]■下北半島で起きる悪魔の連鎖
■東海第二の恐怖の連鎖 ■他の原発では
■下北半島で起きる悪魔の連鎖
下北半島には重大な放射能災害を引き起こす施設が二つある。東北電力東通原発と日本原燃六ヶ所再処理工場だ。
このうち東通原発では、今回の東北地方太平洋沖地震により被災しており、非常用ディーゼル発電機が全部止まる事態になった。幸い外部電源が生きていたためメルトダウンを回避できたが、これもまた「幸運」と言うほかはない。
さて、この原発がメルトダウンを起こしても、同一敷地内には原発はまだ建っていない。実は2号機が計画中で、東電の東通原発が2基建設予定だったが、今のところはこの一基だけ。
だが、この一基でも十分な原子力災害の「悪魔の連鎖」が起きる。
六ヶ所再処理工場が東通原発の南約25キロにあるからだ。
この再処理工場自体も津波と地震で大きな損傷を受ける可能性はあるが、それを回避できたとしても、北に位置する原発でメルトダウンが起きれば、大量の放射能の直撃を受ける。従業員は避難するか止まって死を覚悟の回復作業を行うか迫られるのは同じだ。
そして、撤退すればもはや冷却システムの維持が出来なくなり、電源が生きていても施設の安全確保が出来なくなるだろう。使用済燃料プール中には日本中の原発から集めた燃料が3000トンも貯蔵されている。4号機の使用済燃料プールの燃料体の約10倍、または100万キロワット級原発の30炉心分だ。その他にも今まで再処理して発生した高レベル放射性廃棄物がタンクに240トン溜まっている。これも冷却システムが停止すれば沸騰を始め、爆発する。その結果、やはり北半球が壊滅的打撃を受ける。そのことは既にドイツが計画していたカルカー再処理工場の破局事故解析で明らかになっている。
ドイツはこの対策を確実に行える見通しが立たなかったため、カルカー再処理工場の建設を中止した。日本は愚かにも強行したわけだ。
ドイツでは大きな地震は無い。カルカーは内陸なので津波の影響も無い。それにもかかわらずドイツは中止した。日本は海に面して、しかも日本海溝という大規模海溝型地震の発生が確実視されている下北半島で、世界最大級の再処理工場を建ててしまった。今は止まっているが、高レベル廃液が貯蔵され、燃料プールには燃料が入ったままだから、危険性は大して変わらないのだ。
■東海第二の恐怖の連鎖
茨城県東海村にある東海第二原発も、今では一基のみ建っている。しかし周辺を見渡すと、この区域はまさしく「原子力基地」と言うべき場所である。
南には東海再処理工場、町の中には三菱原子燃料などの加工工場がたくさんある。東海第二からわずか数キロ圏内には厳重に管理する必要のある核燃料施設が密集している。これらを放置して撤退するなどということになれば、大規模災害を防ぐことは難しいだろう。特に東海再処理工場にある高レベル放射性廃棄物の冷却に失敗すればたちまち六カ所再処理工場と同様の災害を引き起こす施設だ。それは東京まで100キロのところにある。
■他の原発では
原発で原子炉が一基だけなのは東通と東海第二だけだ。他は全て二基以上あるため、過酷事故発生時には「悪魔の連鎖」の恐怖は避けられない。この対策ができない限り、どの原発であっても運転再開など出来るはずが無いことは明らかだ。強行するというのならば、常に発電所内の全原子炉がメルトダウンすることを前提とした過酷事故対策は必須だ。それがあって、ようやく議論の俎上に乗せられるということだ。今の段階ではそもそも「お話にならない」。
ストレステスト二次評価では、まずこの点を解明しなければならない。高線量環境の下で従業員が撤退を余儀なくされ、制御不能となって放棄された原発が、どこまで人がコントロールしなくても過酷事故に至らずとどまれるのか。プールにあるだけの水が使用済燃料を冷却し続けられるのは何日間か。再処理工場のプールの水はどの程度持つのか。高レベル廃液が停電状態で何日冷却可能か。そして何時爆発するのか。
もちろん既に「計算」されているが、これは通常の状態に冷却水があることを前提としている。問題は、4号機の例のように通常の倍の燃料が入った状態で、冷却水の補給が止まるようなケース、つまり「ワーストケース」をどれだけ見るかだ。
例えば亀裂が入って水漏れを起こすこともあり得るし、水を循環させる配管が破断するケースもある。これらは今までの「過酷事故」シナリオには存在していない。
ストレステストの二次評価とは、こういうことを見るためにあったはずだ。
念のために言えば、ストレステストとは「運転再開の是非」を認めるかどうかと言った「試験」ではない。どこまで事態が進行するかを冷静に見極めるためのものだ。一次評価で「想定される地震の1.8倍までは耐えられる」などという「評価」は、本来のストレステストとは無関係だし、それに何の意味も無い。二次評価で行われるはずの「次々に起きる悪魔の連鎖に対して、どこまで対処することが可能か」を見るのが本来の目的だった。運転して良いかどうかは、悪魔の連鎖により重大な影響を受ける範囲の人々が判断する事項である。間違っても首相以下何人かで「政治判断」して良いことなどではない。「日本全国が地元」とした枝野経産大臣の発言は正しい。ところがその舌の根も乾かぬうちに枝野経産大臣を含めて4閣僚で勝手に決めようとしているのだから、言っていることとやっていることが全く逆では無いか。
ここまで来てもまだ、原発を、再処理工場を、動かしても良いとするならば、それは一体どんな理屈があってのことなのか。私には全く理解が出来ない。
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┗■3.イベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇STOP!大飯原発3・4号機の拙速な再稼働 3つのアクション
主催:eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)
・【アクション】国会議員に呼びかけを!
「大飯原発の拙速な再稼働に反対する国会議員声明」に参加してください!
http://e-shift.org/?p=1852
・4/18 再稼動問題イチから勉強会
ワークショップ形式で再稼動問題のカラクリをイチから学ぶ双方向型セミナーです。
【日 時】2012年4月18日(水)18:30~21:00
【場 所】総評会館501 (東京・新御茶ノ水)
【詳 細】http://e-shift.org/?p=1841
・4/19 eシフト市民集会「原発をぜったい再稼働させてはいけない理由」
再稼働させてはいけない理由を解説、福井現地の状況も伝えます。
【日 時】2012年4月19日(木)18:30~21:00
【場 所】東京しごとセンター 地下2階講堂(東京・飯田橋)
【詳 細】http://e-shift.org/?p=1847
◇がれきってホントに安全?~そこが知りたかった!がれきの真実 勉強会~
日時:4月22日(日)13:20開始、16:30終了。
第1部 池田こみち氏講演
第2部 奈須りえ氏・山本節子氏講演
場所: 川崎市教育文化会館 第4・第5会議室(3階)
定員: 100名 (事前申込は不要・先着順で締切)
資料代 500円・お子様連れ歓迎・駐車場なし
主催: ストップがれき川崎の会
HP http://nogareki.jimdo.com/ メール no_gareki@yahoo.co.jp
講師
・池田こみちさん(株)環境総合研究所副所長。専門は環境政策、環境計画。
・山本節子さん 調査報道ジャーナリスト。 住民運動をベースに環境汚染、焼却場処分場問題に取り組む。環境省に広域処理の法的根拠なしと認めさせる。
・奈須りえさん (東京都大田区議会議員)地方自治、財政等の観点から警鐘を鳴らす。
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【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字以内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容をお送り下さい。宛先は、magazine@tanpoposya.net です。
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