「原発ゼロへ!止めよう再稼働4・11アクションのお知らせ」など―地震と原発事故情報【TMM:1407】

 2012年3月31日(土)地震と原発事故情報
                                                        転送歓迎
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 ★1.原発ゼロへ!止めよう再稼働4・11アクションのお知らせ
       <東電福島第一原発事故の発生から1年1ヶ月>日比谷から国会へ
  ★2.原発裁判の大変さと困難を実感-でもあきらめない
     原発の歴史・反原発の歴史 第3回(講師 山崎久隆さん)を聞いて  
                  (3月21日スペースたんぽぽ講座)
 ★3.<テント日誌 3/28(水)―経産省前テントひろば200日目>
    200日目を迎えたテント 座り込みの椅子も満席に
    今日も続く経産省正門前マイクアピール
 ★4.かんしょ踊りや映像も飛び出し「東電解体」アピール 
     3月26日東電前アクションの報告です。
 ★5.新聞・雑誌から
        ◇エネ庁の原発報道監視 経産相が「反省」
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┗■1.原発ゼロへ!止めよう再稼働4・11アクションのお知らせ
   |   <東電福島第一原発事故の発生から1年1ヶ月>日比谷から国会へ
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 【4月11日(水)】 <東電福島第一原発事故の発生から1年1ヶ月>
 午後6時 集合 日比谷公園中幸門(日比谷公会堂裏)
              ※千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より200m
         丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m
          都営三田線「内幸町駅」A7出口より150m
    出発前集会
 午後7時 デモ出発 
    関西電力東京支社、経産省を通り、国会議事堂方面へ
    国会請願デモの後、街頭へ(予定)
      ※プラカード、横断幕、鳴り物、キャンドルなど持ち寄り歓迎。

 54基もある日本の原発のうち、動いているのはついにあと1基。原発ゼロの達成(5月5日に泊が止まる!)は目前です。
 日々「原発なしでも大丈夫」なことが証明されているにも関わらず、利権を失うことを恐れる「原子力ムラ」は、「今夏の電力不足」をあおり、大飯原発3、4号機の再稼働に前のめりになっています。
 福島事故の原因究明もまだであり、安全委員会が「ストレステストの1次評価のみでは安全性評価は不十分」と公言し、滋賀県、京都府など多くの「地元」自治体、住民が再稼働反対を表明する中、強引な再稼働は絶対に許されません。
 原発ゼロを実現し、原発全廃に舵を切るための、最大の正念場です。「3・11」1年に取り組まれた1万人以上の国会包囲「人間の鎖」の成功をはずみに、力を合わせて、政府に再稼働の断念を迫りましょう。
 「4・11」は再び日比谷から国会へ!

【呼びかけ】再稼働反対!全国アクション
[連絡先]ピープルズ・プラン研究所 (FAX)03-6424-5749
              (E-mail)contact@2011shinsai.info
       (TEL)090-6185-4407[杉原]  http://2011shinsai.info/

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┗■2.原発裁判の大変さと困難を実感-でもあきらめない
 |  原発の歴史・反原発の歴史 第3回(講師 山崎久隆さん)を聞いて 
 |   (3月21日スペースたんぽぽ講座)
 └────              たんぽぽ舎ボランティア 冨塚元夫

   第3回のテーマは原発裁判の歴史でした。
講師曰く「原発訴訟は時間がかかる。原告の人々の中には裁判の途中でなくなる方もいます。成果が見えない。莫大な費用がかかる。弁護士は手弁当で、交通費も負担になる。一見徒労のように見える」
 最初の原発裁判は伊方原発訴訟でした。1973年1号機設置許可取り消し請求から1992年に最高裁判所で原告敗訴確定するまで19年かかりました。後の裁判の判例となった裁判です。
 次の東海第二原発訴訟は1973年から2004年まで31年かかりました。多くの証人(科学者)が証言をしました。高木仁三郎さん、槌田敦さんも証言台に立ちました。その間にスリーマイル島原発事故(1979年)、チェルノブイリ原発事故(1986年)もありました。原告側証人には井野博満さんもいました。圧力容器などの鋼材の脆性破壊や遷移温度による脆化の証言で国側を論破しました。柏崎刈羽原発1号機設置許可取り消し訴訟は1979年から2009年までかかりました。
 その間2007年には中越沖地震があり、裁判に大きな影響を与えました。国の安全審査が認め、控訴審も妥当とした「最大地震の想定」が全く不十分だったことが明らかになりました。
 1985年増殖炉設置許可処分無効確認、建設・運転差し止め請求した「もんじゅ」裁判は、2005年最高裁で原告敗訴でしたが、2003年には名古屋高裁で史上初めて原告が勝訴しました。1995年のナトリウム漏れ事故に関し、原告側の小林圭二さん(京大原子炉実験所)は「高温ラプチャ」の可能性を言及し、裁判官も「もんじゅ」の欠陥を認めていました。しかし最高裁は安全審査をする国の観点から常に判断し「不合理はない」として原告を退けてきました。
 原告側科学者が正しい証言を展開しても、国は専門家(御用学者)を多く登場させ、判事は専門家の判断を妥当と認めました。
 浜岡、福島、大間原発訴訟を担当した河合弘之弁護士は昨年、管首相が停止要請をして、浜岡原発が止まった時、「何度裁判しても止められなかった原発を止めた」と管首相を評価しました。裁判に負け続けた河合弁護士の無念が表れている発言でした。
 原発の歴史・反原発の歴史 第4回(最終回)は4月25日(水)です。テーマは「原発事故の歴史、推進派のウソの歴史」です。ご参加をお待ちしています。

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┗■3.<テント日誌 3/28(水)――経産省前テントひろば200日目>
 | 200日目を迎えたテント 座り込みの椅子も満席に
 | 今日も続く経産省正門前マイクアピール
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 3月28日(水) 今日でテントは200日を迎える。
今日は早朝から暖かな晴天を迎え、歩道を行き交う通行人も寒い頃に比べると格段に多い。年度末のせいでもあるのか、なんとなくせわしない感じも。昼食の頃になると歩道いっぱいに人が溢れ、信号待ちの交差点では集会のときのような状態になるほどだった。
  テントへの訪問者も大幅に増え、テントの前の座り込みの椅子も満席状態となった。午後3時頃から曇り始めると間もなく、空いっぱい薄暗い雲に覆われ、ぽつぽつ雨が降り始める。急いで椅子、展示の飾り華やベニヤ板を片付ける。予報では雷が鳴ると言われていたが、雨はけっこう降り続け、その後夕方からは曇天となった。
 テントではとくに変わった事件もなく、面前外務省の桜が一輪咲いていた。
 テント200日目ということであったが、その感慨に浸るよりは、目前の大飯原発再稼動をめぐる動きと闘いにみんなの意識は集中している。4閣僚会議はいつ頃だとか、世論調査でも再稼動反対は6割近いのに、それを敵にまわすのかとか、滋賀・京都の自治体へと広がる大飯原発再稼動反対の動きとか、さらには先日来テントで囁かれているハンスト闘争をどうするかとか、話題はぐるぐる回っていく。
 ともかく、大飯原発再稼動を阻止し、5/5全原発停止を実現する、というこれからの1ヶ月あまりの課題に、テントの全精力を傾注するという気運は高まっている。(M・T)

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┗■4.かんしょ踊りや映像も飛び出し「東電解体」アピール 
 |    3月26日東電前アクションの報告です。
 └────                     M.T
  3月26日、柏崎刈羽原発6号機が停止して、東電の原発が全停止しました。
 その日に東電本店前で「東電の原発ゼロDAYアクション 福島、新潟、もう絶対動かさせない」を行い、今まで以上に創意工夫を凝らした表現で「原発ゼロ実現」を訴えました。
 この日のアクションは、東電前アクション!の他に経産省前テントひろば、原発いらない福島の女たち、再稼働反対!全国アクション、たんぽぽ舎、福島原発事故緊急会議の6グループの呼びかけで開催、当日は130人が結集しました。
 発言は、呼びかけ6グループの他に4人の福島の方からの発言があり、また、会津民衆の抵抗の歌と踊りであった古式「会津磐梯山」かんしょ踊りの再現もあり、さながら「福島の怒り」が色濃く表現されるアクションとなりました。
 そして、「この福島の苦しみを新潟で繰り返させてはならない!」と、今度こそ二度と東電-すべての原発を稼働させない、という気持ちを新たにさせる取り組みになったように思えます。
発言の合間には映像を流しました。
 前日25日に福井で行われた大飯原発の再稼働に反対する集会の様子などの映像を東電前に集合した皆でを見ていると、現地で頑張っている人たちとも思いを共有できるような気持ちになりました。
 また、「東電解体」「東電、原発ゼロ 電気は足りている」など、東電本店の壁に「東電解体」の文字を投影しました。
 シンプルな文字だけの表示ですが、炎の中や火花から字が浮き上がり怒りを表す印象的なテロップで評判が良かったです。
 我々の前を通り過ぎた普通の通行人も壁を指差し言葉を交わしていて、その様は否定的な印象は無いように感じられ、今まで興味のなかった層の方々への働きかけには有効な手段だろうと思いました。
 東電本社ビルの白い壁は、格好のスクリーンです。自社壁にこのような抗議文を映写され、東電としては屈辱的出来事でしょう。
 今度こそ二度と東電-すべての原発を稼働させない、という気持ちを新たにさせる取り組みの日となりました。
 これからも抗議を続けていきます。皆さまもぜひ参加してください。
 
次回行動:4月27日
       『チェルノブイリ-福島・キャンドルナイト~もう原発はやめよう~』
 チェルノブイル事故から26年、福島とつながるアクションです。
 19:00に経産省本館前に集合です。(脱原発テント広場がある側です)
 
<3/25 大飯原発再稼動反対集会>
 http://youtu.be/lIEV3m67zr4(動画)
 http://www.flickr.com/photos/toudenmaeaction/sets/72157629322529292/(写真)
 <3/11 国会前ヒューマンチェーン 参議院会館壁面へのプロジェクターアクション>
 http://www.youtube.com/watch?v=7G9KsN596Do&feature=youtu.be
 ☆東電前アクション☆
 ブログ:http://toudenmaeaction.blogspot.jp/
  Twitter :@toudenmaeacition
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┗■5.新聞・雑誌から
 ◇エネ庁の原発報道監視 経産相が「反省」
                   (2012年3月30日東京新聞より抜粋)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)

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【編集部より】
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