「原発再稼働の阻止をめざし、1万2000人が集会・デモ」など― 地震と原発事故情報 その329

「原発再稼働の阻止をめざし、1万2000人が集会・デモ」など― 地震と原発事故情報 その329
        5つの情報をお知らせします(2月12日)

  1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
  【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
  【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
  【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】

★1.原発再稼働の阻止をめざし、1万2000人が集会・デモ
   2月11日、朝は前段集会、夕方はドラムデモ。1日中。   (や)
★2.東電への天下り1位は東京都幹部
    ~東京都見解「天下りは社会に有意義」
   『日本を滅ぼす電力腐敗』三宅勝久・著、新人物文庫・刊
★3.食品の放射能測定担当よりお願い
    問い合わせ、依頼は午後2時~夕方に。
    (午前中はオープンしていませんのでよろしく)
★4.<テント日誌 2/9(木)>
    正念場を迎え、芽吹いていく動き
    ―― 経産省前テントひろば 152日目 ――
★5.読者からイベントのおさそい
 ◇いのちとくらしを守る県民のつどい「低線量放射能汚染と向き合う」3月3日(土)開場12:30~、横浜

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★1.原発再稼働の阻止をめざし、1万2000人が集会・デモ
   2月11日、朝は前段集会、夕方はドラムデモ。1日中。
                             (柳田 真)
○2月11日 再稼働を許すな!全国一斉行動が行われた。たんぽぽ舎も参加した東京・代々木公園集会は、旗と人と、訴えるビラであふれ返った。
 原発推進に怒り、何としても原発を止めよう、再稼働を止めようの人々の意思があつく伝わった集会とデモ(パレード)でした。
 参加者は1万2000人と発表された。(朝日新聞デジタル)
○たんぽぽ舎は、反原発自治体議員・市民連盟、経産省前テントひろば、東電前アクションの4団体で、当日朝の前段集会とビラまき5000枚を呼びかけた。
 この呼びかけに、全交(民衆法廷)、3大学共闘、福島原発事故緊急会議のみなさんも賛同・参加いただき、代々木公園ケヤキ並木で朝11時からの1時間、初めての前段集会をもった。参加200名弱。
 その後ビラと横断幕10数枚とマイクを持ち、会場へ来る人々へ「原発とめよう、再稼働NO、電気料金値上げ許さん」の訴えをおこなった。
○デモは2コースで、Aコース:明治公園までのデモは市民団体、Bコース:新宿中央公園までのデモは労働組合、たんぽぽ舎は6団体と個人のみなさんとともに、Aコースの第3グループを形成(一番長かった隊列)、元気なシュプレヒコールで行進した。(当初、第3グループの先頭につく予定だった宣伝カーが事情でダメになり、やむなく大型マイクで代行)。

 9.19(2011年)の明治公園6万人集会の時と比べて今日は「警察の過剰規制が全くなく」、デモ隊も細かく切られずにすみスイスイ行進でき、4時にはもう明治公園・四季の庭に到着した。簡単に5分ほど集約の集会。今日の成功を生かして、来月の3月11日(日)事故から一周年の日には、福島の大集会(東京からもバスで参加)と、東京での行動(午後2時・日比谷公園~4時半・社会文化会館~国会囲もうヒューマンチェーン)に参加しようと呼びかけて終了しました。

 ☆このあと夕方からドラムデモが行われ、若者中心に数百人が参加。沿道の人々の反応は良く、好意的であったという。(参加したたんぽぽ舎N君からの報告)
 ☆残念!今朝の東京新聞には、昨日のデモが1行も載っていない。がっかり。
 東京新聞には、今後もぜひ市民と共にあってほしい。

★2.東電への天下り1位は東京都幹部
    ~東京都見解「天下りは社会に有意義」
 
 経産省から電力会社へ─天下りという賄賂
 緊急書き下ろし!「原発・東電」だけではない
  政・官・司法と電力会社との癒着・天下りの実態
 『日本を滅ぼす電力腐敗』三宅勝久・著、新人物文庫・刊、2011年9月出版、
 文庫本、286頁、714円+税。
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 もくじ
  第1章 「伊方原発」─巨大活断層と南海地震で爆発の恐怖
  第2章 経産省から電力会社へ─「天下り」という賄賂
  第3章 東電への天下り1位は東京都幹部
  第4章 東北電力役員ポストに群がった自民県議77人
  第5章 中国電力マネーで潤う山口県幹部と上関原発
  第6章 「原発安全」判決書いた最高裁判事が東芝に
  第7章 杉並区議団が東電丸抱えでインチキ原発ツアー
  第8章 原発が大好きな北海道知事に北電役員が一斉献金
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 (注)スペースたんぽぽでは三宅勝久氏講演会を企画しようとしています。
    内容が決まればおしらせします。

★3.食品の放射能測定担当よりお願い
    問い合わせ、依頼は午後2時~夕方に
    (午前中はオープンしていませんのでよろしく)

 ◇たんぽぽ舎内に置かれている食品の放射能測定室の運営時間は午後1時~夕方(9時頃)です。午前中はオープンしていません。

 この理由は夕方の勤務終了後に訪れる人が多いことに踏まえて、それへの対応も考えた時間です。担当者はチェルノブイリ事後以降ずっと食品や水、牛乳の放射能汚染測定を25年間続ける鈴木千津子さん(たんぽぽ舎共同代表)です。
 午前中からですと1日の労働時間が12時間以上にもなるため、問い合わせは午後2時~夕方の時間帯です。「午前中はムリ」の事情をご理解ください。

 ◇鈴木千津子さんが取材やインタビューを受けて述べている雑誌、単行本を2冊紹介します。(たんぽぽ舎でも仲介、扱っています)

 『食品の放射能汚染完全マニュアル』
  ~「0ベクレル」の食卓を目指すためのバイブル
   全20品目の「安心指数」公表、宝島社刊
   2011年10月発行143貢 880円

  *鈴木千津子さんは8貢~11貢でたんぽぽ舎が把握した野菜汚染の傾向ほかを扱っています。

 『「内部被ばく」こうすれば防げる』
   放射能を21年測り続けた女性市議からのアドバイス 文芸春秋社2012年2月刊

  *小金井の漢人明子議員が21年間の実績をもとに放射能の正しい測り方や行政・学校の動かし方、危険な食品の見分けかた、等々を述べた本。全167項。
   この本の中で「傾向と対策、事故後の汚染度はどう変わってきたのか」を25年測ってきた鈴木千津子さんが執筆しています。
   111貢~126貢の16項の小文です。
  もくじ
   1、野菜ー放射性物質は「葉物野菜」に降り注いだ 2、肉類・牛乳 3、魚介類 4、海草類 5、果物 6、米 7、出やすいもの
   8、土・雨水ー各地の図 9、たんぽぽ舎で使用中のシンチレーションカウンターの紹介
  なお、この本はたんぽぽ舎でも仲介取り扱いしています。1200円+税

★4.<テント日誌 2/9(木)>
     正念場を迎え、芽吹いていく動き
  ―― 経産省前テントひろば 152日目 ――

 2月9日(木) 晴れ時々曇り
 立春を過ぎて、さすがに日射しは暖かく感じられる。やはり春に向かっているのだと感じられる。
 今日テントにKさんが復帰した。9・11以降、ずっと毎日受付で頑張っていたのだが、12月末だったか1月初めだったか、その頃から検査や入院でずっと療養していたのだが、今日元気な顔を見せてくれた。まだ無理はできないとはいえ、春に向かって態勢が整っていくようで心強い。
 折しも再稼動阻止でも、テントでも、正念場を迎えようとしている時期である。
 先日、福島の子ども達の間で甲状腺腫の症状が広がっているという椎名さんの報告を記したが、2/11・12には福島で「放射能からいのちを守る全国サミット」が開催される。北海道から沖縄までの40を超える支援団体が集まり、この2日間は避難・疎開・保養についての大相談会となる模様。
 3・10ー11の福島行動への参加の1泊バスツァーについて、たんぽぽ舎の方の募集は既に満杯で締め切りとなったが、新たに9条改憲阻止の会とテントひろばで企画したものの募集が始まっている。早速、郡山出身の友人が申し込みに来ていた。こちらは宿泊が温泉旅館であるため、費用が15000円だが、希望者は早めに申し込み下さい。テントでも受け付けています。

 熊本からは「3・11さよなら原発 くまもと」の案内とチラシが送信されてきた。
 「今回の3.11イベントは、福岡のイベントを皆、頭に描きながら、
  熊本の独自性、水俣を経験している地域からの発信という点を強調しています。
  そして、田中正造の言葉を中心においています。
  ”真の文明は山を荒らさず 川を荒らさず 村を破らず 人を殺さざるべし”
  熊本のお知り合いに、どうぞ、よろしくお伝えください。
  思想はきちんと抑えますが、表現は楽しく、を心がけています。
  ”核の冬を脱し、原発なき春を待ち望むカーニバル”というイメージで準備しております。
  街の中央の公園を数千人規模で老若男女で埋める予定です。
  福岡、九州と連携して、脱原発の輪を広げてまいりましょう。
  それでは、また、いつかお会いしましょう!
  寒さ厳しき折、くれぐれもお体を大切に。」

 ☆ドイツで反原発のために頑張っているドイツ左翼党の連邦議会議員で、エネルギー・原子力政策のスポークスマンであるドロテ・メンツナーさんを迎えて、テントでの交流会が 予定されています。
 「原発廃止へ!日本&ドイツ交流会。ドイツ左翼党、ドロテ・メンツナーさんを迎えて」
 2月14日(火) 12時~14時  於;テントひろば
 ご参加お待ちしています。               ( Y・T )

★5.読者からイベントのおさそい
 
 ◇第47回いのちとくらしを守る県民のつどい(神奈川県)
 「低線量放射能汚染と向き合う」
 日時:3月3日(土)開場12:30~、報告13:00~、講演14:00~
 講演:子どもと放射能の基礎知識
 講師:黒部信一さん(小児科医、「未来の福島こども基金」代表、
    「チェルノブイリ子ども基金」顧問)
 場所:神奈川県社会福祉会館(横浜市神奈川区沢渡4-2)
    横浜駅西口から徒歩15分
 資料代:500円
 
 講演に併せて下記の3つの取組の報告もして頂きます。
 報告(1)地域の放射能汚染マップづくり:自治市民かわさき、西村光子さん
 報告(2)清掃職場の放射線対策と予防:自治労川崎市職労政策部、
                   玉川雅之さん
 特別報告:ふくしま集団疎開裁判の報告&アピール・ふくしま集団疎開裁判の会、黒田節子さん
 主催:いのくら(県民のいのちとくらしを守る共同行動委員会)
 問い合わせ:045-231-1180
 多くの方のご参加をお待ちいたします。

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[編集部より]
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