「原発禁止世界大会(仮称)」が必要でしょう

著者: 永野勇 : 原発さよなら千葉
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皆 さま、「原発さよなら千葉」の永野 勇といいます。共同火力に26年間勤めていました。

今、日本をはじめ世界各国で原発反対の取組が広範になされていま す。

 

そして、そのような取組をされている方々は、国内だけでなく、こ の地球上の原発を止めることを願っていると思います。なぜならば国内だけで原発を止めても、この地球上の原発を止めない限り本当の安全・安心を達成出来ないからです。例えば、韓国や中国の原発が大事故を起こせば、九州をはじめ日本各地への影響は甚大となります。

 

世界中の原発の状況は、現在稼働中のものは、31か国で426基 (約3.86億kw) です。

昨年比では、1か国増、3基減(3 基増で6基減)、 187.8万kwの減です。

 

これ自体を「狂気の地球」と表現している方がおりますが、今後の 増設中・計画中は、とりわけ日本に近い中国は、凄まじいです。(詳細については、日本原子力産業協会の資料を参照して下さい)

 

このような危険な原発をこの地球上からなくすには、まず「新増設 は認めない」という世界規模での取組が不可欠だろうと思います。

 

新増設がなければ、ほとんどの原発製造が事業として成り立たず、 結果として原発を止める大きな第一歩となるからです。

 

核兵器のない平和で公正な世界を目指している「原水爆禁止世界大 会」と同じように、年一回の「原発禁止世界大会(仮称)」の取組を真剣に考え、実行する時に きていると思います。

 

広島、長崎、ビキニ、福島と4度の被爆体験を持つ日本から世界に 向けて発信すべきでしょう。

 

参考:「日本原子力産業協会の資料によれば、2014年1月1日 現在の状況」は次の通りです

現在運転中の原発は、31か国で426基(約3.86億kw)

建設中は、81基(約8398万kw) で1992年以降最多

計画中は、100基(約1.13億kw)

トータルでは、42か国で607基(約5.83億kw) となります。

 

また、2015年2月12日 の朝日新聞デジタル版によれば、中国については、つぎのような情報もあります。

IAEAに よると、現在、中国では、24基 約2005万kwの 原発が稼働中、建設中は25基2475万kwで あり、
目標である2020年5800万kwに は、約1300万kw足 りない。

そして、構想として200基 を超える建設計画があり、2050年 には4億~5億kwの 発電能力とのプランも語られ始めているとの事。世界的にも例のないスピードで建設を進めている。