「国家安全保障戦略」に対置する「平和構想」提言を発表!

マスメディアのほとんどは「敵基地攻撃能力」保有や軍事費倍増の是非などを
問題にするのではなく、財源論をめぐる自民党内の争いに焦点を当てることで、
政権の暴挙を追認しています。異常極まりない光景です。こうした中で、10月に発足した「平和構想提言会議」が、閣議決定前日の12月
15日にいよいよ「平和構想」提言を発表します。私も「提言会議」メンバーの
一人として参加します。ぜひご参加(要事前申込)、ご視聴、ご取材ください。

安全保障、国民巻き込んだ議論必要 武力によらない道筋を
…憲法や軍縮の専門家らが安保3文書の対案提言へ(12月13日、東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/219484

「軍縮は弱腰でなく現実的に安全」川崎哲氏に聞く(12月13日、東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/219484/2

「戦争を回避せよ」安全保障で民間提言相次ぐ 政府の防衛力強化に(12/6、毎日)
https://mainichi.jp/articles/20221205/k00/00m/040/054000c

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★平和構想提言会議 提言発表・公開会議のご案内
―「国家安全保障戦略」に対置する「平和構想」提言を発表―
https://kosugihara.exblog.jp/241676343/

日本政府は、12月16日にも「国家安全保障戦略」など安全保障関連の3文書
改定を閣議決定する方針です。反撃能力という名の敵基地攻撃能力の保有、防
衛費の大幅増、武器輸出の拡大といった政策が含まれているとみられ、既に、
そうした政策転換を既定路線として、巡航ミサイル購入などの動きが進んでい
ます。
これらは、日本国憲法の平和主義の原則を逸脱し、周辺諸国との信頼関係を
悪化させ、軍拡競争を助長するきわめて危険な政策です。ウクライナにおける
戦争や緊迫する東アジア情勢の中での人々の危機意識に乗じて、いたずらに軍
拡に傾斜していくことは、日本とアジアの平和にとって取り返しのつかない事
態をもたらす可能性があります。
さらに、これらは戦後日本の防衛・安全保障政策を根本的に大転換させるも
のであるにもかかわらず、国会での審議はほとんどなされていません。一部
「有識者」の報告書に基づき、民主的政治過程を経ないまま閣議決定されると
いう手法は、重大な問題をはらんでいます。
今本当に必要なのは、日本国憲法の平和主義の原則に基づき、軍拡ではなく
軍縮を進めることであり、緊張緩和と信頼醸成のための平和外交を展開するこ
とです。そうすることで持続的で安定的な国際関係を構築しない限り、本当の
平和も安全保障も実現しません。軍拡のための「戦略」ではなく、平和のため
の「構想」こそが求められています。
こうした中、今年10月、研究者、ジャーナリスト、NGO活動者らが「平和構
想提言会議」を発足させました。15名のメンバーによるこの会議は、政府によ
る「国家安全保障戦略」に対置する「平和構想」を提言すべく議論を重ねてき
ました。
このたびその「平和構想」提言がまとまり、12月15日(木)に公開会議の形
で発表されます。詳細は以下の通りです。

◆平和構想提言会議 提言発表・公開会議

日時 2022年12月15日(木)16時~18時
形式 会場とオンラインのハイブリッド形式
会場 参議院議員会館(地下1階)B104会議室(永田町駅、国会議事堂前駅))
※15時30分~参議院議員会館ロビーにて通行証を配布します

オンライン視聴は、以下のリンクから
https://youtu.be/1xR6BinP1Ks

内容
○政府の「国家安全保障戦略」に対置する「平和構想」提言の発表
○「平和構想」提言に関する平和構想提言会議メンバーによる討論
○質疑応答
※当日は、平和構想提言会議(メンバー一覧は下記参照)が会場またはオンラ
インで登壇予定。青井未帆、川崎哲共同座長は会場参加を予定。

申込み
・一般の方:会場で参加希望の方は、12月14日(水)18時までにお名前・ご所
属(あれば)を shudantekijieiken@gmail.com 宛にお送りください。希望者
多数の場合には人数制限する場合があります。オンライン視聴の場合は事前申
込みは不要です。
・報道目的のメディア、ジャーナリストの方:12月14日(水)18時までに
shudantekijieiken@gmail.com 宛で、社名、媒体名、お名前、会場参加の場合
には来場人数をお知らせください。
・国会議員、政党関係者の方:会場でのご参加を歓迎します。12月14日(水)
18時までにお名前・ご所属を shudantekijieiken@gmail.com 宛にお送りくだ
さい。到着、退出予定時間も分かればお知らせください。

参加無料

主催 平和構想提言会議

◆平和構想提言会議 メンバー
青井未帆(学習院大学教授)※
秋林こずえ(同志社大学大学院教授)
池尾靖志(立命館大学)
内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)
岡田充(ジャーナリスト)
川崎哲(ピースボート共同代表)※
君島東彦(立命館大学教授)
清末愛砂(室蘭工業大学大学院教授)
佐々木寛(新潟国際情報大学教授)
申惠丰(青山学院大学教授)
杉原浩司(武器取引反対ネットワーク[NAJAT]代表)
谷山博史(日本国際ボランティアセンター[JVC]前代表理事)
中野晃一(上智大学教授)
畠山澄子(ピースボート)
前泊博盛(沖縄国際大学教授)
(計15名、敬称略、50音順)
※印の2名が共同座長。

◆発足の経緯
研究者、ジャーナリスト、NGO活動者らによる有志の研究会「平和構想研究会」
http://heiwakosoken.org/teigenkaigi/ ※2021年10月発足、代表・川崎哲
ピースボート共同代表)では、今年4月「憲法の原則を逸脱し戦争への危険を
高める自民党<安保提言>に抗議する」と題する緊急声明を23名の識者の連名
により発表し、各界から600名以上の賛同を得た
https://www.facebook.com/heiwakosoken/posts/5759069647442239 )。
この取り組みを引き継ぐ形で同研究会が呼びかけて、平和構想提言会議が発足
した。10月29日に第1回会議、11月21日に第2回会議を開催した。12月15日に
「平和構想」提言を発表する公開会議を開催する。

◆問い合わせ先
shudantekijieiken@gmail.com (平和構想研究会)

http://heiwakosoken.org/teigenkaigi/