2012年5月21日(月) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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★1.大飯原発をとめよう、再稼働させるな!
5月26日(土)もう1つの「住民説明会」を現地が努力中
6月初~中旬、福井での大集会へ多数で参加しよう
★2.「原発」要らない国へ!-第83回メーデー報告
5月1日、日比谷公園に多くの仲間が集まり、デモをした
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇5/26緊急討論集会-東京電力人事は看過できない
「NHK経営委員長の東京電力社外取締役兼任を問う」
★4.<テント日誌5/18(金)
―経産省前テントひろば251日目 原発ゼロ13日目>
風雲急を告げる原発再稼働阻止前線ヒ―ト・アップ
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┗■1.大飯原発をとめよう、再稼働させるな!
| 5月26日(土)もう1つの「住民説明会」を現地が努力中
| 6月初~中旬、福井での大集会へ多数で参加しよう
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
◯関西電力大飯原発を止めよう、再稼働させないぞ
原発再稼働か否かは現下の日本の最大テーマだ。消費税増税が日本の焦点ではない。
◯関西では、官製のおしきせではない「もう1つの住民説明会」を5月26日(土)におおい町内で開こうと努力が続いている。公共の会場を拒否された(言論、表現の自由への抑圧)が、「あみーシャン大飯ふれあいホール」を借りて着々準備中。中味も3人の話(福島の女たちからの話、経済や雇用の話=関西学院大学の朴勝俊さん、元京大原子炉実験所の小林圭二さん)と地元住民の話し合い。
今、9000人のおおい町民へ5月26日(土)おさそいのビラを届ける努力が行われている。
たんぽぽ舎-福島原発事故緊急会議も、24日(木)~26日(土)に応援・連帯ツアーに福井県・おおい町へ出かける。
◯6月初~中旬が焦点だ。福井県議会・知事が大飯原発再稼働の結論を出そうとするから。
福井県民会議や関西の人々は、大飯原発再稼働NOの大集会を開く努力を重ねている。私たちも福井で開かれる集会に多数で参加しよう、今から準備しよう。
(日程は決まり次第、お知らせします)
◯なお、たんぽぽ舎では、「再稼働NO」の「ハガキ」があと300枚でついに1万枚に達します。また、再稼働NOのよせがきと横断幕を作成中(数枚)、23日(木)に学習会(第1回「若狭湾の原発群、再稼働はとんでもない」-山崎久隆講師)を開きます。参加歓迎。
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┗■2.「原発」要らない国へ!-第83回メーデー報告
└───5月1日、日比谷公園に多くの仲間が集まり、デモをした
昨年2011年3月11日の東日本大震災により、多くの命と家・田畑・漁船などが失われた。そして、その発生から1年を超えても尚、まだまだ復旧には程遠いものとなっている。その上、福島では、地震による原発の爆発により、放射能を撒き散らし、高濃度の汚染水が海洋に流れ出している。この福島の人災事故の収束には、数十年を超える月日を要し、避難した人々が再び、地元に戻れる見通しは、一切立っていない。それどころか、政府は、多くの反対の声がある中、原発の再稼働を急ぎ、おまけに原発の輸出を企てている。
この5月5日我が国の原発がすべて止まった。原発の無い生活を私たちは、今試されている。原発要らない国を目指すチャンスである。今こそ、政府は、「脱原発」へ政策を大転換し、将来の見通しを立て、着実に原発要らない国作りをすべきである。
被災地の復興や、エネルギー政策の抜本的見直しによる新エネルギーの開発こそ、焦眉の課題である。
しかし、現実には、震災の復興を口実に公務員賃金を引き下げ・人員削減し、この先消費税10%増税へひた走ろうとすらとしている。労働者全体の3割を大幅に超えている非正規労働者の増加や年収200万円以下のワーキングプア層が拡大している問題も見過ごせない課題だ。 ただマスコミ受けだけする政策しか出してこない政治家たちを私たちは、信用しない。かつて、同じ政治スタイルの首相がばら撒いた「自己責任論」が、いまだ多くの若者を苦しめている現実や、格差の根源を作りだしたことを知っている。残念だが、マスコミはもはや、一切の批判精神を持てずに、声高な政治家を持て囃すことしかできなくなっている。
私たちは、こうした政治への不信が蔓延する現在、改めて自らの職場を見直し、問題の根幹を隠蔽しようとする政策に惑わされることなく、本質を見据えて行きたいと思う。さらに、私たちの持てる権利が次々と崩されて、気がつけば解雇が普通に行われてしまう無権利、無法地帯と化してしまっていることに警戒する必要があるだろう。そして、確実に次への闘いへの準備をしていきたいと思う。
本年の5月1日、いつものように日比谷公園に集合した私達は、墨田区職労・目黒の仲間・たんぽぽ舎などの多くの仲間と共に前段集会を行い、本集会へと合流した。
東京都においては、メーデー職免が剥奪されて、初めてのメーデーだ。今年は、多くの仲間が、自らの休暇を使っての参加である。労働者の権利の剥奪が、こうして何食わぬ顔してやってくることにも警戒しよう。
本集会後には、それぞれのコースで、また東電前で原発人災事故への抗議を展開し、デモを貫徹した。
私たちは、闘う仲間とともに、前を向いて一緒に歩いていこうと思う。また来年のメーデーで、闘い続ける仲間と、そして自分と出会うためにも。
(出典:学校事務ユニオン労組ニュース5月号より)藤井悦子さんより
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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇5/26緊急討論集会-東京電力人事は看過できない
「NHK経営委員長の東京電力社外取締役兼任を問う」
【日 時】2012年5月26日14時~16時30分
【場 所】千駄ヶ谷区民会館集会
(JR原宿駅から山手線沿いに新宿方向への道路を進み明治通り千駄ヶ谷小学校交差点手前を右に入ったところです。)
【ゲスト】松田浩氏(放送研究者・元立命館大学教授)
小出五郎氏(科学ジャーナリスト・元NHK解説委員)
小林緑氏(交渉中・国立音楽大学名誉教授・元NHK経営委員)
(ほかにも交渉中のゲストがあります)
【主 催】放送を語る会 http://www.geocities.jp/hoso_katarukai
NHKの数土経営委員長の東京電力社外取締役就任内定がいま大きな批判を浴びています。
現在、東電はもっとも重要な取材対象です。事故の責任のとり方、再稼動の主張等に関して、客観的な取材、調査報道が求められているときに、 その対象企業の役員にNHK経営の方向を決めるトップが就任するというのは、NHKの原発報道を制約し、歪める危険をはらんでいます。
また、取材の現場では、NHKは東電寄り、という批判に直ちに直面し、原発問題での取材の困難が生まれている恐れがあります。
事実上国有企業に向かいつつある会社の役員への就任が、NHKの自主自立にとってどうなのか、これからの原発報道への影響はあるのか、視聴者市民はNHKにどのような要求をすべきか、多岐にわたる問題を討論し、今後の運動の方向を探ります。
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┗■4.<テント日誌5/18(金)
│ ―経産省前テントひろば251日目 原発ゼロ13日目>
└───風雲急を告げる原発再稼働阻止前線ヒ―ト・アップ
5月18日(金)晴れ、だが風は強い。今日は10時から、昨年3月から東電前アクションの活動をしているSさんの裁判を傍聴にいきました。何人ものテント仲間が行く中、丸の内署だけでなく本庁と思われる公安が多く警備する中で63名(僕は64と裁判所職員から聞いたような)の希望者が訪れ、37名が入廷出来ました。恐らくその中には仲間以外の者もいたと思われますがよく分かりません。そもそも大きな法廷を用意すべきと皆が思ったのです。僕は傍聴に当選し支援の会の計らいを受け法廷に入ることが出来ました。
Sさんは前髪をちょんまげのように結び、思いのほか血色も良く元気な姿で座っていました。
それが嬉しく、公判途中によく読み取れなかったのですが、「皆さん、ご支援ありがとう」とか「解放」と書いたメモをこちらにかざし、職員から制止を受ける場面が何度もあり、相変わらず血気盛んな様子でした。
時折目が会うときの会釈しながらの笑顔には闘い続ける強い意思を漲らせていました。法廷のドアが開く度に、傍聴出来なかった支援者の抗議の声が聞こえ、彼もそれに応えて感謝の気持ちを表していました。およそ二時間で終了し、その後弁護士会館で報告集会が行われましたが、そこでもその声についての話題が話されました。ともかく今は一日も早い解放を願うばかりです。(F記)
『市民による説明・討論会』応援ツアー(福井県・おおい町)が、テントひろば、たんぽぽ舎などで呼びかけられている。この集会は、大飯町の人々への情報が、政権や関電に傾きすぎぬよう脱原発運動グループによるフォーラムを開催し、おおい町で各戸別に語り合う契機を作りだすことにある。この日から、関西一円の代表たちとの情報交換が激しさを増した。
痛ましい逆境、不幸を乗り越えて、私心を捨てて、日本国内は言うに及ばず、海外へも、福島県の東電原発事故のもたらしたものを伝えに駆けずりまわっている人々に、さらに、いよいよ、おおい町に入ってもらい御当地で語り合いの場を創る人々への呼びかけ、スケジュール調整などが始まった。中島哲円僧正、京大原研、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」など、など。
ところが、26日に予定されている説明・講演会の会場の受付役員が、いったん許可した集会場使用を、「福島の人の講演」を理由に拒否する暴挙を冒した。この使用申請をした現地アクションの人たちからメールが入り、この集会をやりぬいてみせる、との固い決意表明だった。
この日、5・15沖縄現地集会に参加していた椎名さんが戻られ、こしかた、ゆくすえ、テントひろばのみなと打ち合わせ、また別の講演会に夕刻出かけられた。その間、経産省へ再稼働停止の陳情団20人ほどが官僚たちと面会して、要請文を読み上げた。官僚は「そういう国民の怒りはそこのテントが代表して存在している」と言ったそうである。
さらに、原子力大臣の京都・滋賀県への説得工作も19日に急遽されるとの情報や来週には4閣僚会議が県知事を東京に呼んで開催されるとの情報も入った。週明け月曜日から、めまぐるしい再稼働への諸手続き、調整がされるみこみだ。
夜、金曜日恒例の、首都圏反原発連合有志主催の首相官邸前抗議行動が催され、1000人の人々が集まった。同時に、スペースたんぽぽでは、反原発の最長トップランナーの槌田敦さんが、東電の歴代社長を刑事告訴した理由について、るる語られた。
聴衆の一人、福島からいらしていた森園和重さんは、福島の活動家だけがなぜ孤独な闘いに追い込まれ、八面六臂の休みない活動をしいられるのか、具体的に説明、切々と訴えるそのさなか、涙で何度も言葉をさえぎられていた。
とくに印象深かったのは、福島県を中心に、医学界、財界、産業界、学界、メディア等々が、「安全・安心キャンペーン」を猛然としていることで、地産地消イデオロギーまで、福島県に投入され、危険な食物を食べさせられている、ということでした。大本営発表情報しかなかった戦時体制とそっくりです。
福井県おおい町では、「原発さまさま」キャンペーンです。節電要請をするぐらいなら、こうした原発推進キャンペーン、反対派弾圧警備・情報収集の資金を節約するのが、正しい道筋です。電力会社の原発推進派、核武装派の傀儡政治屋・御用学者・広告宣伝メディア・はては、文科省の教科書・副読本などの悪宣伝費用こそ節約するのが先でしょう。エネルギー経営のために湯水のごとく、金を浪費・乱用する東電・関電の電気など所詮、使いたくはないのです。
東京テントひろばをかすがいとして、あらゆる再稼働の前線と福島の人々を結びつける活動を一刻も速く、さらに充実しなければならない。福井県県庁では、包囲行動、県庁前テントひろばが、要請されている。
おおい町では、時岡町長への再稼働拒否要請、町議会新谷議長への抗議行動が実践されている。この一週間が、正念場ともいえる。今までしてきたこと、考えてきたことを、集約して、取り組みましょう! (Q記)
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【編集部より】
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