2012年7月3日(火) 地震と原発事故情報【TMM:No1503】-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.たくさん張られた脱原発テント、大飯原発ゲート前から響きわたる
再稼働反対の声!(東京・青山晴江)
★2.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇7月7日(土)『フクシマ元年~原発震災を取材して』
フォトジャーナリスト・豊田直巳スライド&トーク
◇7月9日(月)17時半から、ちば駅頭宣伝(千葉駅東口)、リレートーク等
★3.ウォールストリートジャーナル 日本版 2012/6/30 11:50 JST
首相官邸周辺で大規模反原発デモ
★4.個人参加の時代 鎌田 慧(さとし)
(7月3日 東京新聞「本音のコラム」より)
★5.<テント日誌6/28(木)
―経産省前テントひろば292日目 稼働原発ゼロ54日目>
歴史的な日への予感 全国から官邸前へ!そして大飯へ!
テントひろばは嵐の前の静けさから夜の気持ちの高ぶりへ( Y・T )
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┗■1.たくさん張られた脱原発テント、大飯原発ゲート前から響きわたる
│ 再稼働反対の声!
│ 6月30日、7月1日の大飯再稼動反対ツアーに参加して–見聞記
└────(東京・青山晴江)
30日13時からの集会(あみーシャン大飯ふれあいホール)は、前日の首相官邸前の15万人とも言われる抗議の熱気が伝わったかのように、予想をはるかに超える西日本各地からの参加者でいっぱい。中嶌哲演さんほか多くの方のお話があった。
田園風景のなかをデモ。町役場の近く、町の人々の中には手を振ってくれたり笑顔を見せてくれる人も。オフサイトセンターで要望書を提出時の対応のひどさと抗議の様子は、翌朝のNHKニュースや東京新聞にも。おおい町総合公園には脱原発テントがぎっしり張られていた。
7月1日 早朝6時半高浜の(大飯はすでに作業員さんたちで満員)民宿を出て大飯原発前へ。美しい海と島々。しかし青戸大橋と細くくねる山道は、地震や事故が起きたら逃げ道がないことを実感。
PR館の傍、原発ゲート付近は前日から若い人たちがたくさん詰めていて、道の両側に車、ゲートの前後には横向きに置いて道路封鎖。徹夜でサウンド抗議集会をしているという。奥からドラムのリズムに乗せて「再稼動反対」が聞こえてくる。装甲車とパトカーが邪魔でバスがなかなか進めない。抗議をしてやっとしぶしぶパトカーが少し動き通れた。
バスから降りて(バスは私たちの1台きりだ)海風に吹かれながら漁村公園という小さな公園で決起集会、50人程で旗や横断幕を持ちハンドマイクで「再稼動反対」と言いながら坂道を登っていく。ゲート前を守っていた中高年女性たち、三々五々集まった人々、山中で装甲車や警官、警備隊に囲まれながら頑張られていたが、やはり心細くおられたのか、私たちを喜んでくれて、中にはポロポロ涙をこぼし目をぬぐい迎えてくれる人も。こちらも胸を熱くして手を握る。
ロープをまたぎゲートの端の隙間、山の泥土に足をとられながら、バリケード封鎖の車数台を留めてる丈夫な鎖を超えて、中の解放区へ。若い人が多い。原発へのトンネルが後方の山の斜面に。パーカッションのリズムに乗って「再稼動反対」の声が木霊する。ずぶぬれになりながら若い女性がドラムを叩き続けている。はだしで、毅然としてありったけの勇気で。
赤ちゃんをおんぶしている年若い母親もはだしで、アスファルトの斜面を流れる雨水の中を冷たそうに歩いていた。聞けば、昨夜ゲート越えのときに警備員に叩かれ、足を蹴られ、そのとき脱げた靴をとられたのだそうだ。背中の赤ちゃんがつぶらな瞳で大人たちを見ている。
山側を5列ほどになって警官、機動隊がとめている。現地市民団体の再稼動反対の要望書を1時間待たせてPR館の職員が受け取る。福島から来た女性がハンドマイクで訴える。
「私たちの子供たちに手を出すな、機動隊!あなたたちが守らなくてはならないのは命だ。福島では放射能で毎日人々が苦しんでいる。そんななかでなぜ大飯を稼動するのか。福島の私たちの苦しみを繰り返すのか。機動隊、警官、私たちと共に命を守るほうに力を注げ!あなたたちが仕える権力はあなたたちを守らない!いつの日かあなたのこどもたちが、命を守るほうについたあなたを誇る日が来るだろう。」
雨はさらにどしゃぶりとなっ降る。腕を組んで立つ私たちの30センチくらい前で若い警官たちが神妙な面持ちで話を聞いていた。
たくさんのカメラが入っていた。NHK、フジTV、朝日、福井新聞、海外の人…USTREAM岩上ジャーナルがライブで報道し続けてくれたことが心強かった。午後1時過ぎに、さらに残って抗議続けることにした10人の仲間を案じながら、帰途につかねばならなかった。バスの中でネットを見て、パーカッションと「再稼動反対」の声が聞こえるかぎり、みんなも無事なのだと確認できた。24時に機動隊たちが引き上げ、みんなで感動のひとときを過ごしたと聞いた。
「経産省副大臣を正面から入れろ」と官邸は各地から機動隊を増員したが、結局裏から船で入った。再稼動されてしまったが、非暴力の抗議で、花を手にしてはだしで立っていた若い母親のひるまぬ姿に勇気と希望をもらった。忘れずに前を向いて進みたい。
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┗■2.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇府中のイベントのお知らせ
7/7『フクシマ元年~原発震災を取材して』
フォトジャーナリスト・豊田直巳スライド&トーク
日時:7月7日(土)12時半開場、13時スタート(16時終了)
場所:府中市女性センター・スクエア21
(京王線中河原駅となり「ライフ」ビル4階)
主催:原発イヤだ!府中/平和まつり実行委員会
連絡先:一ノ瀬 090-5764-8713 ketmi-peace@docomo.ne.jp
鈴木080-5388-0448 東080-5428-5391 azumarv@gmail.com
資料代:500円、☆保育あり・要予約☆
【内容】◇事故は収束したのだろうか? ◇放射能汚染地帯に暮らす人々の現在 ◇「まるで戦場のようだ」~何故人々は高濃度汚染地帯に取り残されたのか ◇湾岸戦争からイラク戦争へ~劣化ウラン弾問題から見えたもの ◇ヒロシマ、ナガサキからフクシマへ至る日本 ◇取材者として~柏崎刈羽原発事故から福島第一原発事故へ ◇原発から30キロ以遠の飯舘村で何が起こったか ◇故郷を追われた人々の今 ◇期待と不安と~除染という名で何が起こっているのか ◇責任と可能性を考えるときに
–スライド&トーク・レジュメより–イラクの劣化ウラン弾の放射能被害などを取材、また国内の原発取材などを続けてきた豊田直巳さんのお話を伺います。
◇雨天決行!【7・9ちば駅頭宣伝】
日時:7月9日(月)17:30~19:00
場所:JR千葉駅東口 クリスタルドーム前
内容:1、リレートーク(皆さんからの訴えを自由に出して下さい)
2、創意を凝らした仮装、アトラクション(なんでも結構です)
3、チラシ配布
主催:原発さよなら千葉
雨天決行 (ご不明な点は、090-2553-2587の永野勇まで)
参加者の皆さん、リレートークで思い思いの声をあげて下さい。そしてゼッケン、横断幕、楽器等なんでも結構ですので、駅頭宣伝を盛り上げて下さい。路上ミュージシャンや大道芸人の方、参加して下さると嬉しいです。
この駅頭宣伝は、みんなが主役です。皆さん、出来ることで協力して下さい。 短時間の参加も歓迎です。宜しくお願い致します。
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┗■3.ウォールストリートジャーナル 日本版 2012/6/30 11:50 JST
│ 首相官邸周辺で大規模反原発デモ
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(省略します―「ちきゅう座」編集部
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┗■4.個人参加の時代 鎌田 慧(さとし)
└────(7月3日 東京新聞「本音のコラム」より)
首相官邸前に、夕方になると、数万の人が電車に乗って集まってくる。なぜか。みな、なにかひとこと首相にいいたいからだ。それもどんどんふえている。
それでも首相には、「大きい音」としか聞こえない。主権者の声を聞きとれない。聴こうとしない。主権者が直接、首相官邸前に足をはこび、危険な原発の再稼働はやめろ、といっても、彼は騒音という。謙虚ではない、傲慢だ。
主権は国民にある。民の声を理解できない政治家は愚かである。首相官邸にやってくるひとたちの顔は明るい。解放された笑顔である。見知らぬひとたち同士の信頼の出会いである。
福井の大飯原発で、抗議する人たちを警官隊に排除させ、再稼働に向けてスイッチをいれた。それでも、だれもがっかりしない。技術的にも倫理的にも安全上でも、なんの説得性もない。多くの人たちに支持されない原発など、長続きできるわけがない。
関西電力圏の夏場の電力不足をカバーするためだ、というのが再稼働の理屈なら、ほかの原発の再稼働の理屈はつけようがない。
新宿のデモも復活した。さまざまな地域で、反原発の集会がつづいている。原発利権にしがみつく政権への批判はますます強くなる。さまざまなひとたちが参加し身体で表現する運動がはじまった。
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┗■5.<テント日誌6/28(木)
│ ―経産省前テントひろば292日目 稼働原発ゼロ54日目>
│ 歴史的な日への予感 全国から官邸前へ!そして大飯へ!
│ テントひろばは嵐の前の静けさから夜の気持ちの高ぶりへ
└────( Y・T )
6月28日(木) 曇り。
いよいよ明日29日は官邸前10万人行動!ネットでもその話でもちきりである。広瀬隆さんたちはヘリコプターをチャーターして、空からの中継を試みられるとか。「官邸上空ヘリ空撮プロジェクト」を立ち上げ、カンパを呼びかけておられる。その口座は城南信金なのである。空撮は1回目が18時10分~18時30分頃→配信は19時~19時40分、2回目は19時10分~19時40分頃→配信は21時~21時40分の予定で、参加者は懐中電灯やペンライトやケミカルライトを持参してほしいと呼びかけておられる。
巷では会社を早退してでも、授業さぼってでも行くという声が湧き起こっているそうな。全国各地からも駆けつけて来られる人も多そう。そういえば、昨日からおおいバスツアーの電話での申し込みがひっきりなしであったが、その大半が遠方の方であった。札幌・仙台・長野・名古屋・三重・福岡等々、みんな29日官邸前行動に参加し、翌早朝バスツアーでおおいに行く、ということであった。
前日の株主総会から明日の官邸前へと原子力ムラ(原子力帝国)の中枢を揺るがす闘いから、原子力帝国が原子力コロニーとして「国内植民地」の如く縛り付けている原発立地地域に波紋を広げていく闘いへ。そして原発の間近での直接行動へ。この3日間はきっと歴史を画する日となるだろう。
テントは昼間はいつものような時間が流れていた。5~6人がテントの前に座り込み、嵐の前の静けさのように淡々とした雰囲気であったが、夜と共に気持ちの高ぶりへと変わっていく。というのは昨日の東電株主総会への参加者が来訪し、そこから座談会が始まり、東電への怒りが噴出したからである。
東電はいまだ事故の責任を認めず、賠償もサボタージュし、原発維持のため値上げだけ強行しょうとし、1年後の柏崎刈羽の再稼働を経営計画で公言している。東電への追及はたゆみ無くなされねばならない。
座談会も終わる頃、東洋経済の記者が取材に来訪された。明日はどれだけのメディアが官邸前行動を取材し、きちんと伝えるだろうか。それもまたもう一つの焦点である。 いよいよ明日・・・。( Y・T )
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