2012年6月14日(木) 地震と原発事故情報【TMM:No1486】 5つの情報を送ります
転送歓迎
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★1.大飯原発再稼動の問題点
安全上も、手続き上も、再稼働の根拠がない。
(小林圭二 元京都大学原子炉実験所講師)
★2.6・3大飯原発再稼動絶対反対の福井市現地集会に参加して
タクシーに乗車拒否されて。避難路が事実上ない大飯原発のひどさ
(川上直子)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇関電・四電の全原発の廃炉をめざす『原発を問う民衆法廷』
6月17日(日)13時~18時、大阪・平野区民ホール
◇メディアは中国の実像を伝えたのか─中国報道の現場から
6月20日(水)18:45~、明治大学リバティタワー
★4.新聞・雑誌から
◇免震棟9原発で未整備~関西電力は、大飯・美浜・高浜いずれも無し
安全対策遅れ浮き彫り (6月14日 茨城新聞より)
★5.<テント日誌6/11(月)
―経産省前テントひろば275日目 稼働原発ゼロ37日目>
テント有志で始まった11日の首相官邸前抗議行動
~6人の女性議員がアピール~
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◇あす15日(金)18:00から、6.15原発再稼働許すな!首相官邸前抗議
場所・首相官邸前(国会記者会館前、国会議事堂前駅3番出口出てすぐ)
呼びかけ・首都圏反原発連合有志
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◇6月16日(土)18:30から、反原発なにかしたい人会議・6回目
参加費:500円、場所:スペースたんぽぽ
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┗■1.大飯原発再稼動の問題点
│ 安全上も、手続き上も、再稼働の根拠がない。
└────(小林圭二 元京都大学原子炉実験所講師)
※この文言は、福井県大飯町での「もう一つの住民説明会=5月26日」
のレジュメの要点です。
大飯の安全性などが焦点になっている時、参考になる文です。
1.福島第一原発事故は、空を、大地を、海を、広範囲に汚染させた
2.放射能の影響はこれから
3.「徐染」はできない
4.避難ではなく「許容被曝量」の引き上げで対応
5.事故は終わっていない
6.大飯原発でフクシマ級の事故が起こったら?
7.福島原発事故の究明は?
8.沸騰水型原発(福島第一原発)より加圧水型原発(大飯原発)の方が
危ない
9.大飯3,4号固有の危険性
10.ストレステスト(一時評価)で安全確認はできない
11.再稼働に関する手続き上の問題
12.結論 大飯3,4号の再稼働には、安全上も手続き上も根拠がない
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┗■2.6・3大飯原発再稼動、絶対反対の福井市現地集会に参加して
│ タクシーに乗車拒否されて。避難路が事実上ない大飯原発のひどさ
└────(川上直子)
6月3日(日)福井県庁を囲む再稼動反対現地集会とデモに、テントひろばとたんぽぽ舎が出したバスで行ってきた。行きも帰りも夜行バスと言う過酷な日程にめげず、平均年齢はかなり高いツァーだったが、みんながんばって参加した。
24名のうち私達10名は、集会の前の午前中敦賀駅から電車で若狭本郷駅まで行き、そこで現地のタクシーに乗車拒否される経験をした。その後、テントでがんばっている方々や現地のお坊さんの車で迎えてもらい、テントを激励、風光明媚な半島の先端までまわってもらい、PR館の前まで行くことができた。大飯原発はこちら側からは見えなかった。(海上から見える)
この美しい半島の、原発から目と鼻の先に漁村がいくつかある。若狭本郷駅から、青戸の大橋(ここも地震に耐えられないと言われている)を渡り、原発への道は一本道。ここが地震や津波で分断されたら、住んでいる人たちはどうやって避難すればよいのだろう。またここは冬、雪が深いそうだ。1時間半の短時間の現地見学の後、若狭本郷駅から電車に乗り、敦賀で急行に乗り継いで、福井に向かった。一瞬、雨と雷がなったが、その後は好天で強い日差しが初夏を感じさせる中、福井市中央公園に色とりどりの再稼動止めようの旗やプラカードを持った市民が集まった。集会後、福井県庁を取り巻くお堀の周りを一周。私達首都圏からのグループは、かんしょ踊りを先頭に、再稼動絶対反対のデモ。
東日本大震災と大津波を経験し、福島第一原発の爆発で放射能がだだ漏れの今、地球規模で汚染が進んでしまっているのを止められない私達の国の政府が、この大飯原発を再稼動をさせようなんて正気の沙汰とは思えない。このほんの一握りの政治家と強固な『絆』で結ばれた原子力村の連中の暴走を食い止めるには、今の10倍20倍50倍100倍の数で、絶対再稼動させない強い意思表示を、私達が示していくことだ。
(福島県富岡町から水戸に避難しているKさんと道中一緒だった。その方の発言で、「『絆』『絆』と言うが、福島の人たちは、家族も、地域も、避難した人、残らざるを得ない人と、みんなばらばらにされた。今一番強い絆で結ばれているのは、原発を進めようとする電力会社、経済界、官僚、政治家、学者たち原子力村の人たちである」と言う悲痛な叫びがありました。)
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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇関電・四電の全原発の廃炉をめざす『原発を問う民衆法廷』
大飯原発再稼働にむけ自然界とヒトの共生がないがしろにされようとしている今、自分の命は自分で守る決意を持つことが必要です。
日時 6月17日(日)13時~18時(開場12時半)
場所 平野区民ホール(大阪市内、谷町線平野駅5分)
(詳しくは→http://genpatsu-houtei2.main.jp/)
陳述者:
●斉藤征二さん (元敦賀原発下請け労働者)
「被曝労働と原発の構造的欠陥」
●斉間淳子さん(八幡浜・原発から子どもを守る女の会)
「伊方原発設置による地域破壊と汚染」
●入江紀夫さん(小児科医/医療問題研究会)
「低線量内部被曝の脅威―原子炉周辺の健康破壊」
証言者:
●明石昇二郎さん(ルポライター/ルポルタージュ研究所所長
「94敦賀湾調査から原発立地による健康破壊の実態」
●澤野義一さん (大阪経済法科大学教授)
「原発違憲論」
<問合先>原発を問う民衆法廷実行委員会・関西
tn001@nifty.com(中川)、090-7090-6579
◇メディアは中国の実像を伝えたのか─中国報道の現場から
ゲスト:塩沢英一さん(共同通信記者・前中国総局員)
日中国交正常化から40年。中米戦略対話の熱気とは対照的に首脳会談も開けないところまで日中関係が冷え込んでいる。
日本側の政権担当者の頻繁な交替、為政者の不見識な軽はずみ発言の多さ。一方マスメディアは、人権活動家・陳光誠氏の事件などワイドショーのように報道し続け、まるで中国には人権抑圧と権力闘争、尖閣諸島や南沙諸島を巡って係争している領土的野心しか存在しないかのようだ。
6月定例会は、通算8年にわたっての中国総局員を務めた共同通信社外信部の塩沢英一さんをゲストにお迎えします。建国60年、改革開放30年、中国共産党の変遷、チベットやウイグルの暴動など様々な節目を現場で取材してきた塩沢英一さんに、メディアリテラシーの視点から中国報道と現実の違いを中心に21世紀の中国と日中関係について語っていただきます。
・日時 6月20日(水) 18:45~20:45
・会場 明治大学リバティタワー15階1154教室(千代田区神田駿河台1-1)
・交通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「小川町」下車
・費用 ビジター1500円、会員/学生/年金生活者/ハンディのある方1000円
・主催 アジア記者クラブ(APC)・社会思想史研究会
・連絡先 アジア記者クラブ E-mail:apc@cup.com Tel&Fax:03-6423-2452
〒101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502 http://apc.cup.com
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┗■4.新聞・雑誌から
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◇免震棟9原発で未整備~関西電力は、大飯・美浜・高浜いずれも無し
安全対策遅れ浮き彫り (6月14日 茨城新聞より)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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┗■5.<テント日誌6/11(月)
│ ―経産省前テントひろば275日目 稼働原発ゼロ37日目>
│ テント有志で始まった11日の首相官邸前抗議行動
│ ~6人の女性議員がアピール~
└────( K・M )
6月11日(月) 曇り
テントに日曜に泊まった3人が夜中に話し合い、8日(金)の野田首相の記者会見、10日(日)の福井県原子力安全専門委員会があった以上、11日に怒りを込めて3人だけでも首相官邸前に行こう、ということで、急遽18時~19時に行動することになった。
予想外に30人程の人が集まって、皆で野田首相に怒りの大声を上げることができたが、何と次の6人の女性議員が駆けつけてくださり、力強く大飯原発再稼動反対を訴えられた。
・民主党衆議院議員 三宅雪子さん
・民主党参議院議員 舟山康江さん
・民主党参議院議員 谷岡郁子さん
・民主党参議院議員 森裕子さん
・無所属参議院議員 亀井亜紀子さん
・民主党衆議院議員 相原史乃さん
谷岡議員の「今週は毎夕ここに来ます、いずれ男性議員も連れてきます」が力強い。野田政権が、消費税増税と再稼働の強行で、大地震に見舞われている。脱原発議員の皆さんとも共闘して、何としても今週中の再稼働決定を阻止したい。19時過ぎからはいつも経産省で抗議の声を上げている人たちが抗議行動を続けた。( K・M )
先日、経産省前テントひろばの名前とロゴ入りの特注ポロシャツを届けて下さった練馬の方が、今度は、やはりネームとロゴの入ったキャップとサンバイザーとバッジを特注で作って届けて下さった。
いよいよこれでテント隊が出揃うことになる。官邸前行動~福井行動でお目見えか・・・。
テントの中心的メンバーの1人として活動していたS君の第3回公判と、それに続いての救援集会があった。ご両親とも挨拶し、今度は是非テントにもお立ち寄り下さいとお願いした。
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【編集部より】
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