「家庭向け電気料金の値上げ案(年間6000円位)に反対する」など―地震と原発事故情報【TMM:No1451】

2012年5月10日(木) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
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★1.家庭向け電気料金の値上げ案(年間6000円位)に反対する
   政府の「変更なし・追認」はおかしい。枝野経産大臣、どうした!?
                              (柳田真)
★2.疎開裁判の速報:1年1ヶ月後に初めて明るみにされた
    郡山市内小学校のホットスポット      (弁護士 柳原敏夫)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇【5・15政府交渉】5/15(火)13:00から、参議院議員会館・講堂
  大飯3・4号機の再稼働にストップ!活断層評価、避難ルート、
  雇用・生活支援などを問う
★4.新聞・雑誌から
 ◇日本では5年に1度、原発事故が起きていた―仏国原子力安全局長語る―
                   (2月26日 中日新聞より抜粋)
★5.<テント日誌5/8(火)
   ―経産省前テントひろば241日目 原発ゼロ3日目>
    次のステージに向かうテント
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◇5月12日(土)18:45から、【反原発なにかしたい人かいぎ・5回目】、
 参加費500円、場所:スペースたんぽぽ
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┗■1.家庭向け電気料金の値上げ案(年間6000円位)に反対する
 │  政府の「変更なし・追認」はおかしい。枝野経産大臣、どうした!?
 └────(柳田真)

◎5月10日の東京新聞によれば、政府は9日に東電の7月からの家庭向け電気料金値上げ案をそのまま認めたという。標準家庭で1カ月480円というから、1年に直すと6000円に近い値上げ案だ。反対する。

◎家庭用の値上げは制度上、経産大臣の認可が必要で、枝野経産大臣はかねがねキビシク審査する、値上げ幅を圧縮するニュアンスを述べていたが、又も腰砕けで、東電のいいなりの値上げ幅だ。大飯原発の再稼働問題でも前説をコロコロとひっくり返し、最後は、電力会社の言い分と同じ発言になる。
 この大臣は失格だ。

◎東電が原発の安全経費を削ったが故にまねいたフクシマ大事故ゆえ、まずは謝罪と誠実な賠償が先決だ。しかし、東電は「値上げは権利だ」という傲慢な態度だし、賠償には全く不誠実な態度だ。

◎反原発自治体議員・市民連盟は5月29日(火)夕方に「東電電気料金値上げ案の問題点」(講師:槌田敦さん、布施哲也さん)を開く。
 東電の電気料値上げ反対運動を広めよう。
 (5月29日の講座については【TMM:No1450】をご参照ください)

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┗■2.家庭向けで稼ぐ東電 信頼揺らぐ電気料金<下>
 │   もうけの9割は家庭向けから、企業向けは利幅薄く(9%)
 └────(東京新聞の5月6日より抜粋)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)

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┗■3.疎開裁判の速報:1年1ヶ月後に初めて明るみにされた
 │   郡山市内小学校のホットスポット
 └────(弁護士 柳原敏夫)

 4月下旬に、郡山市民の武本泰さんが、情報公開手続を使って、郡山市の教育委員会がこの間、密かに実施していた郡山市内小学校のホットスポットの情報を入手しました。
 それを検討して、5月6日に、子ども福島と安全・安心・アクションIN郡山と疎開裁判の会と疎開裁判の会の3団体で緊急の記者会見を行いました。

以下は、その速報です。
【速報】
 1年1ヶ月後に初めて明るみにされた郡山市内小学校のホットスポットの一端
 http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2012/05/blog-post.html

 これに対して、郡山市は、市民の手で明るみにされてしまったホットスポット情報を公開せず、昨日から、意味不明の、緊急の除染作業をスタートして、お茶を濁そうと躍起になっています。

 福島原発事故は人災ですが、その人災は今なお、というより益々作為的、より深刻な人災として継続中です。
  —————————————–
   柳原敏夫
  ふくしま集団疎開裁判~あなたも世界市民法廷の陪審員として評決を!
   http://fukusima-sokai.blogspot.com/
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┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇【5・15政府交渉】大飯3・4号機の再稼働にストップ!
  活断層評価、避難ルート、雇用・生活支援などを問う
  http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-9a3e.html
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 下記のように政府交渉を行いますので、ぜひご参加ください。
 事前集会では、最新の情報を共有し、交渉のポイントを話し合います。

 日時:5月15日(火)13:00~16:30
    ※30分前から通行証を配布します。
 場所:参議院議員会館 講堂(東京メトロ・永田町、国会議事堂前)
 ◎テーマ:
  1.新規制庁の発足前の再稼働
  2.基準地震動と耐震安全評価について
  3.避難ルートについて
  4.原発の停止に伴う雇用や生活の支援・補償について
  5.再稼働についての地元合意について
 主催:美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会、グリーン・アクション
    原発設置反対小浜市民の会、ほか
 資料代:500円
 お問合せ:
  福島老朽原発を考える会 Tel: 03-5225-7213 阪上/090-8116-7155
  国際環境NGO FoE Japan Tel: 03-6907-7217 満田/090-6142-1807

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┗■5.新聞・雑誌から
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◇日本では5年に1度、原発事故が起きていた―仏国原子力安全局長語る―
(2月26日 中日新聞より)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)

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┗■6. <テント日誌5/8(火)
 │   ―経産省前テントひろば241日目 原発ゼロ3日目>
 │    次のステージに向かうテント
 └────(M/O)

 5月5日(祝)の原発稼働停止を祝うテント前ひろばは盛り上がった。まだ、その興奮が何処かに残っている。これは私、個人の事ではないと思う。
 だが、原発再稼働もその阻止を当面の課題としてきたテント前ひろばも次のステージになる。これがどういう展開になるのか。目下のところはわからない。テント前ひろばは以前と変わらぬ光景の中にある。テントの前に座り込む人、全国から訪れる人は確実に増えているが、光景としては以前と少しもちがわないのだ。周囲の注目や視線は変わってきているのだろうが、それはなかなか気がつきにくいことかもしれない。
 テントの外で人に会う機会が立て続けにできたのであるが、そこで言われる質問は「テントは続けるの(?)」「テントの撤収は(?)」というのが多かった。私たちの掲げてきた再稼働阻止は当面の再稼働のことと重なって理解されているふしがある。
 政府が再稼働をせずに、原発からの撤退を明瞭にすることを私たちは主張してきた。政府がその方針を明瞭にすれば私たちはテントを撤去するが大飯原発の連休前再稼働が行われず、当面の稼働原発がゼロの状態になったからといって撤退はしない。夏前の大飯原発3・4号機、伊方原発3号機の再稼働問題が出てくるという予測もあり、テントはそれらの阻止を含めて継続して行く。テントも長い射程の闘いに入る。

 最近のテントを取り巻く周辺での変化として、連続した官邸前や連日の経産省前での抗議行動がある。政府の再稼働の画策に対する若者たちの行動は予想以上の結集をもって展開されているが、当面は毎週金曜日の官邸前行動として続けられるようだ。
 他方で、経産省前の行動は連日にわたって続けられている。テントの周辺でのこうした行動と連帯して行きたいが、自発的な多くの行動を歓迎したい。テントでの企画なども話として聞くが取り組みも始まると思う。

 テントに大きな鍋におでん等を一杯詰めて差し入れに来てくれた前澤奈津子さんが亡くなられた。彼女は大病で闘病中であったが、小康状態の合間をみてはテントに差し入れなどをしていただいた。笑顔で元気づけられることもあったのに残念である。
 私はごく最近、ということはほんの一日か二日前にテント前で彼女を見かけたように思う。彼女の訃報を知らせてくれた友人にその話したら彼女は病院にいたのだ、と言われた。私の錯覚だったのだろうが、彼女がいるのがあたりまえのように思っていたところがあって、ショックだった。冥福をお祈りすると共にここに簡単な報告をさせてもらう。   (M/O)

 ☆5月11日(金)「一瞬ではなく永遠のゼロへ」
  18:30から、首相官邸前
  主催 再稼働反対!全国アクション

 ☆5月12日(土)「柏崎刈羽の再稼働なんてありえない!
  東電『事業計画』を撤回させよう」5・12アクション
  15:00~16:00、東電本社前
  主催 東電前アクション

 ★テント全体会議★5月14日(月)PM7時~、場所:スペースたんぽぽ
  ◎集団ハンスト行動を振り返って・・・新しいステージへ
  ◎大飯・伊方原発、再稼働をめぐる情勢と現地行動~テントの運動

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【編集部より】
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