今、日本は戦後70年の歴史を迎えて大きな歴史的転換点に立っています。
現在、国会で審議されている一連の「安保法案」は、野党だけでなく、マスコミの多くの論調、世論調査の結果などをみても、「慎重審議」を求める意見が多数を占めています。ところが安倍内閣は、憲法学者や内閣法制局の元長官などの意見もまったく無視して、衆議院での強行採決を行い参議院での審議を急ぎ、今国会での成立をもくろんでいます。
この法案は、平和やアジアの安定のためのものではなく、自衛隊を、いつでも、世界のどこへでもアメリカが戦争をしているところへ派遣し、紛争や戦争の当事者として行動することをめざしています。また、憲法の存在を無視して、閣議や内閣の決定だけで、その危険な行動を決定しうる、という立憲主義に反した横暴な手続きをもくろんでいます。そして、7月15日には衆院委員会で強行採決を行い、翌16日に野党欠席の中で衆議院本会議を通過させてしまいました。
私たちは、なによりも人びとのいのちを大切にすること、子どもや孫の世代が安心して暮らせる世の中にしたいと望んでいます。絶対に戦争参加の法律をつくってはなりません。現在、参議院での審議が行われています。現在までも、東京の国会周辺だけでなく、全国で多くの人びとがこの法案の阻止のために行動を続けてきました。この行動を今いっそう拡げ、ひとりでも多くの方と共に行動したいと思い、私たちが生活し、活動するこの左京区で「戦争をさせない左京1000人委員会」を本日、京都大学において130名の結成集会参加者によって結成いたしました。私たち一人一人がこの左京1000人委員会の「呼びかけ人」となってともに声を上げて行きましょう!左京区にゆかりのある多くの市民の参加を呼びかけます!
2015年7月30日
7・30「戦争をさせない左京 1000人委員会」結成集会(京都大学)-左京区から今こそ「戦争する国づくり反対!」の声をあげよう!リレートークの集い-参加者一同
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
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