「放射能無害化は極めて困難」(小出裕章)など―地震と原発事故情報

2012年6月22日(金) 地震と原発事故情報【TMM:No1494】-5つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
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★1.再稼働を撤回せよ、新版(第4版)ハガキを出そう!
   ハガキ全文と4大臣&2黒幕の地元事務所一覧
                   (再稼働反対ハガキアクション!)
★2.放射能無害化は極めて困難「放射能の無害化技術」とその現状について
                  (小出裕章 京都大学原子炉実験所)
★3.原子力基本法を改悪する条文=核を持つ国、核武装を進める企みは
   許せません!(世界平和アピール七人委員会事務局 丸山重威(JCJ))
★4.戦犯はひっこめ(山口二郎(北海道大学教授)
   こちら特報部<本音のコラム>から(6月18日 東京新聞)
★5.<テント日誌6/18(月)
   ―経産省前テントひろば282日目 稼働原発ゼロ44日目>
    大飯原発の間近で再稼働反対!命を守れ!のコール( Y・T )
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◇あす23日(土)14:30から、大飯原発の再稼働決定を撤回しろ!新宿デモ
新宿西口・柏木公園集合、デモ出発15:30、再稼働反対!全国アクション主催
http://2011shinsai.info/node/2304
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┗■1.再稼働を撤回せよ、新版(第4版)ハガキを出そう!
 │   ハガキ全文と4大臣&2黒幕の地元事務所一覧
 └────(再稼働反対ハガキアクション!)

大飯・伊方原発の再稼働強行をやめよ!
電気は足りている。地震・津波対策は出来ていない!

 野田首相ら4閣僚のみなさん!大飯原発の再稼働決定の根本的な過ちは、福島原発過酷事故の原因究明すら出来ず、放射能をまき散らしている危険な現状を放置し、福島や全国の人びとの不安・再稼働反対の声を無視し、政治判断した事だ。
 (1)原発事故が起きた時、取れる筈のない責任を取ると言うのは、ペテンだ。
 (2)ベントや免震棟もなく、避難道路の不備等、住民や被曝労働従事者への最低限の安全対策すら講じないまま再稼働を決定した事は、危険極まりない。

 福島の被災者は仕事も家も故郷も希望も失った。今なすべき事は再稼働ではなく、国も東電も過ちを認め、情報の隠蔽、改ざんをやめて全てを明らかにする事。未来をになう子どもたちを放射能から守る事。被災者への弁償を完全に行う事だ。
 何よりも被災者の声を重視せよ!周辺自治体の住民の声を無視するな!
国民の再稼働反対の声を政治家は聞け!誠実に!

 《伝えたい事》
  住所・氏名
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 ▼▲▼▲ 首相、大臣ら6人の地元事務所の住所 ▲▼▲▼
 ▼▲▼▲ 3つの電力会社の住所・電話・FAX ▲▼▲▼
 1)野田佳彦 船橋事務所
   〒274-0077 千葉県船橋市薬円台6-6-8-202
  TEL 047-496-1110 FAX 047-496-1222 post@nodayoshi.gr.jp
 2)仙石由人
   〒770-8053 徳島県徳島市沖浜東1-64-5
  TEL 088-626-1059  FAX 088-655-9130
 3)枝野幸男 大宮事務所
   〒330-0846 埼玉県さいたま市大宮区大門町2-108-5永峰ビル2F
  TEL 048-648-9124  FAX 048-648-9125
 4)藤村修  大阪事務所
   〒564-0071 大阪府吹田市西の庄町7-20阪急吹田駅前奥野ビル2F
  TEL 06-6337-3694  FAX 06-6337-4354
 5)細野豪志
  (三島事務所)〒411-0847 静岡県三島市西本町4-6コーア三島ヒ゛ル2F
  TEL 055-991-1269  FAX 055-991-1270
  (富士事務所)〒417-0035 静岡県富士市津田町109-2
  TEL 0545-55-5411  FAX 0545-55-5412
 6)齋藤勁
  〒231-0012 神奈川県横浜市中区相生町1-15第2東商ヒ゛ル3F
  TEL 045-681-7733  FAX 045-681-1681

 関西電力 〒530-0005 大阪府大阪市北区中ノ島3丁目6-16
  TEL 06-6441-8821  FAX 06-6441-7143
 四国電力 〒760-8573 香川県高松市丸の内2番5号
  TEL 087-821-5061  FAX 087-826-1250
 東京電力 〒100-0011 千代田区内幸町1-1-3
  TEL 03-3501-8111  FAX 0120-12-8589

 ◎関電、四電管内ほかの自治体のあて先はホームページをご覧ください
 http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1012
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┗■2.放射能無害化は、極めて困難
 │   「放射能の無害化技術」と、その現状について
 └────(小出裕章 京都大学原子炉実験所)

小出裕章: 原子力発電はウランを核分裂させますが、核分裂させると、核分裂生成物ができてしまいます。元々ウランは、放射線を発する危険な物です。その危険なウランを核分裂させると、そのとたんに放射能の量が10億倍に増えます。それだけの凄まじい力を人間は持ってしまったのです。

 人間が核分裂の連鎖反応を使うようになったのは、1942年です。米国がマンハッタン計画という原爆製造計画を立ち上げ、物理学者が長崎原爆の材料であるプルトニウムの製造法を考えました。そして、プルトニウム製造には原子炉を動かすのが最も効率的、と結論しました。

 皆さんは原発を「発電」のための装置だと思われているかもしれませんが、元々開発者は、発電などに興味はなく、プルトニウムを作るための手段だったのです。しかし、当初から「これをやると大変なことになる」ことはちゃんとわかっていましたので、1942年時点から無害化の研究は始まっているのです。研究は続けられ、今年で70年になりますが、未だにできないのです。

 できない理由は、主に2つあります。
 1.作ってしまった核分裂生成物を消そうとすると、そのために莫大なエネルギーがかかる。もともと原子力発電は、エネルギーが欲しいから作った訳ですが、そのエネルギーを全部投入してもまだ足りないとなれば、意味がありません。いくらやってもダメなのです。
 2.先ほど「消す」と言いましたが、本当に消すことはできません。正確には、「消す」のではなく、寿命の長い放射性物質を寿命の短いものに変化させて、管理期間を短くしたい、と言う考え方です。ところが、ある寿命の長い放射性物質を寿命の短い放射性物質に変える作業をすると、新たに寿命の長い放射能が生まれてしまったりする物理現象が同時に進行してしまうのです。日本でも「原子力研究開発機構」が研究を続けていますが、いくら実験を繰り返しても、この壁を突破できず、70年間実現できずにきているのが現状です。

 私たちの世代が原子力発電を始めました。これから先10から20年くらいは続くかもしれません。でも、せいぜい何十年という時間しか原子力は使えません。ウランが枯渇するからです。

 ところが、私たちの世代で生み出した放射能のごみは、100万年後まで子孫たちに押しつけられるのです。そんな行為に自分が荷担したということを、私は決して許せない。だから私は、自分たちの世代が生んだごみは、自分たちの世代の責任で無毒化したいと願っています。でも、たいへん申し訳ないことに、それは不可能なようです。
  (人民新聞6月15日号の小出裕章インタビュー
   「何も変わらなかった日本と原子力村!」から抜粋)

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┗■3.原子力基本法を改悪する条文=核を持つ国、核武装を進める企みは
 │   許せません!
 └────(世界平和アピール七人委員会事務局 丸山重威(JCJ))

 原子力規制庁の設置に関する法案が衆院を通って、参院に送られていることはご存じだと思いますが、何とその過程で、原子力基本法の『民主・自主・公開』の「平和三原則」を骨抜きにし、目的に、「安全保障」を忍び込ませる、原子力基本法の改正が行われようとしていることをご存じですか。
 どさくさに紛れて、日本の原子力平和利用のあり方をも根底から覆そうとする企みで、何と衆院では2時間で通してしまった、とのことです。原発が作り出すプルトニウムを持っていることが核抑止になるのだ、という議論は、自民党などから言われていましたが、ここで堂々と出てきたわけです。何でも、政府提出の「原子力基本法設置法案」をとりさげ、民主、自由、公明三党が提出した「原子力規制委員会設置法案」を通したとのことで、その中に、この「改正」が含まれていました。いかにも、姑息なやり方だと思えて仕方がありません。
 これについては、16日朝刊で、「可決ラッシュ」(朝日)、などと報じられましたが、メディアも気づかなかったのか、この「安全保障」問題とか「基本法改正」は、一切触れられていません。「平和利用」というもっと議論しなければならない基本的な問題を、こんな形で勝手に崩し、なし崩しに、原発容認→核をもつ国→核武装にすすめようとする企みは許せません。会期末を迎えて、参議院でも、みんなが気づかないうちに通してしまおうという策謀は絶対阻止すべきです。
 世界平和アピール七人委員会は、ちょうど開いた18日の会合で、この問題を討議し、添付のようなアピールを発表しました。ぜひ、これを緊急に広めていただき、何とか「成立」などというようなことにならないよう、ご協力ください。

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┗■4.戦犯はひっこめ
 └────(山口二郎(北海道大学教授)

こちら特報部<本音のコラム>から(6月18日 東京新聞)

 大飯原発再稼働に反対する数千の市民が首相官邸付近に集まったという記事を読んで、六〇年安保を思い出した。
 五十二年前のちょうど今ごろは、安保反対運動のピークで、未曽有のデモが国会を取り巻いた。あの時の市民は、安保条約そのものを理解して反対したというよりも、A級戦犯だった岸信介首相(当時)が強行採決で安保条約を可決させ、戦後民主主義を踏みにじったことに怒ったのだろうと想像する。

 今、原発再稼働に反対し、首相官邸付近に集まった市民にも、先般は引っ込んでいろという思いは共通していると私は考える。
 ポスト3・11の戦犯も、岸氏などとどうよう、あれだけの惨事を引き起こしていながら悪いことをしたと思っていない。性懲りもなく大失敗した事業をまた進めようとする。戦後の無責任体制は今も終わっていない。
 原発を推進した官僚、経営者、御用学者が戦犯であることは言うまでもない。これを免罪し、再稼働を進める政治家も先般の同類である。
 原発規制の新制度についても、自民党の圧力で四十年廃炉の原則を骨抜きにする条項が加えあっれた。ふざけるなと言いたい。自民党の政治家でこの問題について口出しする資格を持つのは河野太郎氏くらいだろう。
 戦犯は戦後の政策決定に口出しするな。

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┗■5.<テント日誌6/18(月)
 │  ―経産省前テントひろば282日目 稼働原発ゼロ44日目>
 │   大飯原発の間近で再稼働反対!命を守れ!のコール
 │   おおい町役場にも申し入れ  ~東京バスツアー・おおい行動団~
 └────( Y・T )

6月18日(日) 晴れ
 この日午前9時半、「大飯原発再稼働反対!東京バスツアー」と「原発いらない!福島の女たち」の有志によるおおい行動団(総勢47名)は、大飯原発間近の簡易ゲート前に立ち並んだ。
 前日の「福井でつながろう」大集会とデモに参加した後、おおい町地元の方にチャーターしていただいたバス1台でおおい町へ向かった行動団は、その日の夜は運動公園の「大飯原発監視テント」で、50名ほど集まっていた若者たちと交流し、テントや民宿、国民宿舎に分宿し、18日朝から行動した。若者たちは、ライブなどをやったあと、20人程が車座になって夜遅くまで真剣な討論を繰り広げていた。「非暴力直接行動に覚悟をもって起ち上がるべき」
「土日ごとにさらに参加者を拡大し、数百人規模の・・・・・・
 ★つづきは、テントひろばホームページで★
 http://tentohiroba.tumblr.com/post/25567781256/6-18-282-44

 ◎6・23(土) 再稼働撤回!新宿デモ 14時半 新宿西口柏木公園集合
 15時半デモ出発(アルタ前まで) [再稼働反対!全国アクション]
 ☆テント全体会議 6・26(火) 19時~  スペースたんぽぽ
  6・17ー18行動報告と今後の再稼働阻止の闘い
  7・16への取り組み、これからのテント。たくさんの方の参加を!

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【編集部より】
 メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
 「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字以内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容をお送り下さい。宛先は、magazine@tanpoposya.net です。
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