「文部科学省 包囲・要請行動 雲隠れの文科省大臣、副大臣、政務三役に怒号!」など

1.5/22「反原発自治体議員・市民連盟」が盛況に結成(総会報告)

 上記の総会を5月22日に開催しました。会場の全水道会館ホール(水道橋)は、立見席が出る二百数十名の参加です。尚、会の名称に「市民」を加えることになりました。

第一部は、結成総会です。福士敬子都議が準備会を代表して挨拶の後、服部良一衆議院議員(代理)の挨拶を受けて、審議に入りました。規約、行動計画、会計、役員のそれぞれが提案されましたが、行動計画については論議があり、「議会の権能を最大限発揮して反原発の論議を巻き起こそう」の一項目を加えて、強化することになりました。

第二部の冒頭に好評の「源八おじさん」の上映がありました。

記念講演は、菅井益郎さん(國學院大学教授)「飯舘村を調査して」です。政府による情報の操作と情報隠しが、白日の下にさらされています。

第三部は各地からの報告です。立川(東京電力以外の電力供給の具体例)、福島(第一原発の被害の現状)、静岡(浜岡原発廃炉への取り組み)、茨城(東海第二原発の地震・津波被害)、東電前アクション(デモ不当逮捕への支援)、船橋(映画・学習活動の活用)の報告がありました。

[役員選出]

《共同代表》

   相沢一正(東海村議)。佐野けい子(静岡市議)。福士敬子(東京都議)。

   布施哲也(前清瀬市議)。

《会計監査》

   新城せつ子(杉並区議)。吉野信次(元松戸市議)。

《運営委員》

   市来とも子(杉並区議)。長南博邦(野田市議)。嶋崎栄治(三鷹市議)。

   鈴木敏和(前富士市議)。武笠紀子(元松戸市議)。山城保男(横須賀市議)。

《事務局長》

   柳田 真(市民)。

 最後に「反原発議員・市民連盟結成宣言」を採択し、閉会しました。また、東電前アクションから、不当逮捕の救援カンパの訴えがあり、4万円超のカンパが集まりました。

 「活動を強化するため、運営委員と事務局を担う方を求めています。

  お知らせください」
 

2.5/23【文部科学省 包囲・要請行動&院内集会】報告

  ~子ども20ミリシーベルトを撤回せよ!福島の子どもたちを守れ!~

        雲隠れの文科省大臣、副大臣、政務三役に怒号!

 
 13時、文部科学省前を目指して、バス2台を連ねて集合した福島現地の人々、首都圏から集まった千人を超える人々は、文科省を「ヒューマンチェーン」で包囲した。

 続く文科省入り口前の要請行動では、現地の代表及び社民党・福島瑞穂参議院議員、民主党・森裕子衆議議員、民主党・川内博史衆議院議員が文部科学省の科学技術・学術政策局次長、渡辺格(いたる)氏を囲むこと1時間余り。

 「政務三役に伝える」という言質をとったのは下記の3点。

イ.20mSvまでは安全だとする基準の撤回をめざす

ロ.年間1mSv以下を目指すことを文科省通知として出す。

ハ.現地の放射線量について、国は何も低減措置をとっていない。あらゆる低減措置をとるとともに、現在自治体が先行して行っている除染を含むあらゆる低減措置について、国の予算で行う。
 渡辺次長はついに、その期限に言及することもなかったため、雨に濡れながら撤回を迫り続けた多くの国民から怒号が鳴りやむことがなかった。

 ようやく院内集会に移動したが時間が押しており、上記確認事項と、現地福島から参加した方からの報告にとどまった。現地からの声はどれも心打つものであったが、その中から1つをご紹介させていただく。

 (幼い子供3人のお母さんからの手紙の代読):「原発を建てる時は巨額を投じるのに、事故後の救済になぜ国は予算がないというのか。国に殺されたと言われる前に、基準を撤回してほしい。幼い子を3人抱えて毎日泣いている。逃げたくても疎開を理解しない祖父母とは毎日けんかばかり。放射能によって、人間関係すべてが壊れる前に、国は責任をとって」と。他にもせっぱつまった多くの事例が報告されました。

 文科省から、基準撤回を含む回答を引き出すまで、戦い続けましょう。(は)

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1419:110524〕