「東日本大震災緊急支援市民会議」のメールより

南無妙法蓮華経

長船 青治様

法華経には 『 我、身命を愛せず、但無上道を惜しむ 』 とあります。

また 『 一心欲見佛 不自惜身命 』 とも述べられております。

でもその意味する心は同じなのでありましょう。

そうして、ひたすらに被災者方の身を案じ、あるははたして、どれ程に累積被曝をされたのかも解らぬ内に、ただそんなにも早く、体への異常を覚えられるという事は、それは正に
法華経の真髄たるを色読されたる姿である事を拝します。

それも、何の打算も欲得も無きな中に、ただひたすらに。

そんな中、少子は先日、今回の地震や津波で亡くなった御霊の御回向する為の 『 命の行進 』 の最終日程だけであったのですが、参加して参りました。

でも当初、少子はこの度の行進に際し、あへて反原発を訴える事も、また被曝の実態を被災者の方々へ伝える事も、あまり考えない様な行進に際し、懐疑的であったのです。

しかし、実際に参加してみますと、それ等の行動形態に変わり、徹底的に、被災地を巡り、御回向の旅を続けられたのです。

そうして、水に溶け、打ち寄せる波に託されし紙題目の三万枚が放されました。

そうして毎日の日程は、起床は3:30、朝勤が4:00からで、5:00には行進が出発し、その途上、朝食の準備が整い次第、朝食をいただくという毎日でありました。

ですから、そんな中、この度のこの行進の見つめんとする姿と、長船さんの思いとは、それは同じである事を感ずるのです。

命さへ 惜しもうなくの 菩薩行

でも最後、その様な思いが伝わる時に、この”時代”というものの、本当の”変化”の時が訪れるのでありましょう。

あるいは、時にそれすらも求める事もなき、そんな中での”行動”なのであろうを思うのです。

そうして、そこにこそ、『 フクシマ行動決死隊 』 たるの真髄が存在していたのである事を、改めて見つめる思いで見つめています。

そうして以前に依頼のあった、『 ホピの予言 』 のDVDを届けましょう。

出来れば明日(3日)にでも?

もしかして、その後となりますと、”ヒロシマ”の後になってしまうかも知れませんから。

でも最後はやはり、俗な挨拶で、あまり無理をしないようにして、”持続力”を図っていただきたいと願っています。
いかなるの 想いの故に 導かん カンパトラック 被曝を浴びて
日本山妙法寺 石橋行受 合掌 礼拝。