2012年2月27日(月) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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★1.東海第2原発の廃炉を求めて700人が集会と人間の鎖
茨城県東海村で、原発廃炉・再稼働NOの行動
たんぽぽ舎 山本勇祐
★2.東電17%値上げ再考促す
都、中部電に電力要請 庁舎分1億円負担回避へ
電力業界に競争原理 自治体・企業 広がる東電離れ
2012年2月25日東京新聞より抜粋
★3.<テント日誌 2/24(金)>
春に向けて深まりゆく現実への予感
― 経産省前テントひろば 167日目 ―
★4.読者からイベントのおさそい
◇3月10日 福島にてシンポジウム
「福島原発事故被害者のいのちと尊厳を守る法制定を求めて」
★5.2/19たんぽぽ舎総会へのメッセージ
相沢一正さんより
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★1.東海第2原発の廃炉を求めて700人が集会と人間の鎖
茨城県東海村で、原発廃炉・再稼働NOの行動
たんぽぽ舎 山本勇祐
2月26日(日)午後 茨城県東海村で、東海第2原発の廃炉を求めて集会と1.5キロ離れた同原発まで移動。正門前を約700人の人間の鎖で、「東海第2原発は廃炉にせよ!」「再稼働は認めない!」を訴える行動があった。
これに、さよなら原発・東海第2原発ハイロアクション実行委員会の呼びかけで、たんぽぽ舎・反原発自治体議員・市民連盟とともに参加した。参加者は県内外から約700人。
集会では、実行委員長の相沢一正(東海村議、反原発自治体議員・市民連盟)が、「東海第2原発の廃炉を求める署名(10万筆を超える)を県に提出した。東海第2原発の再稼働の動きがあるが、絶対に認められない。引き続き廃炉を求めて運動を強化しよう。」と挨拶があった。
最後に、東海第2原発の再稼働は絶対に認めません。
原発に頼らない再生可能エネルギーへの転換をはかりましょう。
老朽原発・東海第2原発は廃炉にしましょう。
などのアピールを採択して、人間の鎖行動を行った。
東海第2原発(日本原子力発電 110万Kw)は、1978年運転開始から、既に33年経った老朽原発だ。30キロ圏内には水戸市を含め100万人以上が暮らす。これはどの原発よりも多い。東京まで110キロの距離に立地している危険な原発だ。現に、3・11では、福島第1原発と同様に、外部電源を失い、津波をかぶり非常用ヂーゼル発電機の一部も使えなくなり、冷温停止まで3日もかかった。まさに危機一髪の事態が続いていた。
(福島の陰に隠れてあまり報道されなかったが…)
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★2.東電17%値上げ再考促す
都、中部電に電力要請 庁舎分1億円負担回避へ
電力業界に競争原理 自治体・企業 広がる東電離れ
2012年2月25日東京新聞より抜粋
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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★3.<テント日誌 2/24(金)>
春に向けて深まりゆく現実への予感
― 経産省前テントひろば 167日目 ―
2月24日(金) 晴れのち曇り 随分と暖かくなってきた。このところ、毎日誰もが 口にする言葉である。春への予感・・・ それは迫り来る全原発停止実現への期待であり、再稼動を許さない正念場への決意であり、3・11から1年、いよいよシビアとなってくる福島の現実への痛みである。
暖かくなったせいでもあろうか、今日は朝から来訪者が多い。福島から福島大の女子学生やってくる。パリから、フィガロ紙のエネルギー専門の記者がやってくる。が、通訳がいないため、話がなかなか通じない。
そして日本山妙法寺のお坊さん達が、「命の行進2012」の途中で立ち寄る。この「命の行進2012」は2月4日~3月3日は東海原発~ビキニ行進~浜岡原発、3月11日からは福島を起点に全国の原発を巡り、そして8月6日に広島平和記念公園に到着するという、壮大な祈りの行進である。
「全国の原発を巡り、各地域から地域へ、各それぞれの地元の方がその地域を祈り歩き、そして次の地域の方々に祈りの行進を託し、全国を数珠つなぎ紡いでいくというもの」で、「たとえ1日1時間でも共に祈り歩いて下さい」と参加を呼びかけている。
午後、9条改憲阻止の会の人達も参加している横田基地反対運動の中心で活動されている方が来訪。横田でも時々座り込み行動をされているだけに、テントを見て感銘されている様子。多額のカンパありがとうございました。先日の杉並の大集会とデモにも参加されていて、脱原発で左から右まで一堂に会している様子に新鮮な驚きがあったとか。
テントの前では若者が、イムジン河を阿武隈川に言い換えた替え歌をギターを掻き鳴らしながら朗々と歌い続けている。
日暮れてから、テントのカラーチラシ作成についてデザイン・編集会議を行う。終えて外に出ると別館前(保安院前)で、7~8人がリレートークでマイクアピールしている。止むことのない怒り・思い・訴えを、止むことなく続けること、「時間による風化」などあり得ないことなのだ。
椎名さんと、今週の週刊文春の記事について話す。郡山から避難した2人の子どもに甲状腺がんの疑いという記事もいよいよかという衝撃を受けるものであるが、それ以上に山下を頂点とする県の対応が「子ども達の健康を守り、不安を取り除くよりは、研究データの収集に重点がおかれて」おり、むしろ健康を守り不安を取り除こうとする努力を抑圧しているという、数々の指摘こそ衝撃的であった。
帰路に着こうとしたところで、テントの前で50代と思われる2人の男性に話しかけられ、そのまま立ち話。1人は富岡町出身で実家は第1原発から5kmのところだという。 もう1人の方がこういうテントがあるからと案内して、来てみたそうだ。
彼は避難所にも足繁く通っていて、「どんなに辛くてももうふる里は喪われたのだ。この現実を受けとめねばならない。ただ帰りたいというだけではなく、帰れないという現実を見ながら、どうしていくのか、そこから東電・政府・県に対する要求も突き出してやっていくしかない。」と訴えているそうである。
そう言えば、エム牧場の吉沢さんも「浪江町はチェルノブイリと化したのだ、という現実を受けとめ、そこから出発しなけば。」と周りの人達に話していると言っていた。
立ち話はお互い去りがたい気持ちで延々と続き、固く握手して別れた。
福島の現実は時と共にシビアさを増して、私たちにそれにどう向き合うかを問いかけてくる。( Y・T )
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★4.読者からイベントのおさそい
◇シンポジウム「福島原発事故被害者のいのちと尊厳を守る法制定を求めて」
日時:3月10日(土) 10時半から15時
会場:郡山市民交流プラザ大会議室(郡山駅西口1分 ビッグアイ7階)
内容:
◎講演「福島原発震災被害者の援護のための特別立法について
―広島・長崎・ビキニ―ヒバクシャの悲劇を繰り返さない」
講師:秋元理匡さん (日本弁護士連合会、東日本大震災・原子力発電所事故等対策本部原子力PT事務局長)
◎各地からの報告
福島市渡利地区、大波地区、二本松市、飯館村、南相馬市、浪江町、いわき市、県外避難者
◎パネルディスカッション
「福島原発震災被害者のいのちと尊厳を守る法制定を求めて」
コーディネーター:
佐藤和良さん(脱原発福島ネットワーク、福島原発震災情報連絡
センター)
秋元理匡(日弁連・東日本大震災原子力発電所事故等対策本部原子力
PT事務局長)
石丸小四郎(双葉地方原発反対同盟)
中手聖一(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)ほか
宇野朗子(ハイロアクション福島原発40年実行委員会)
主催:脱原発福島ネットワーク・ハイロアクション福島原発40年実行委員会・子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
共催:福島原発震災情報連絡センター
お問い合わせ:
ハイロアクション福島 080-1807-6999 info@hairoaction.com
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★5.たんぽぽ舎から 2/19たんぽぽ舎総会へのメッセージ
相沢一正さんより
たんぽぽ舎の23周年を祝って
脱原発とうかい塾世話人 東海村議会議員相沢一正
東海村の私たちのグループが、たんほぽ舎の行事に参加するようになったのはJCO臨界事故の前後だったと思います。それ以来十数年がたちます。この間様々な新しい情報を得、しばしば企画された講演会や学習会では新しい知見を獲得できました。ありがとうございました。そして又、2000年1月の東海村議選から今回の選挙まで陰に陽に応援をいただきました。単に特定の地域や個人ではなく、反原発運動(私たちはとうかい塾を立ち上げたときに脱原発の冠を付しました)、つまり全国の原発をなくす運動という広い見地からの応援だったと思っています。そういう立場からも改めてお礼を申し上げます。たんぽぽ舎が元気でいることが大事なことであり、それが23周年を迎えということは大きな意義を有していると考え、改めてお祝いを申し上げます。
さて、私たちはいま東海第2原発の再稼働中止と廃炉を求めて運動を進めています。その一つとして署名運動を続け、第二次〆切分を2月10日に県に提出しました。合わせて10万筆を超えました。知事の同意に規制をかけようと言う趣旨ですが、これのみで目的が達成されるとは考えませんが、取りあえず最終〆切(3月末)で署名数を上積みして、私たちが廃炉を主張する確かな根拠を得たいと思っています。県の姿勢はこれまで国の方針決定待ちの消極姿勢を示しているだけなのでこのあたりから風穴を開けねばならないと考えています。
日本原電の所長が「6月の燃料装荷の準備はできている」と再稼働へ向けての強気発言をしていることもあり、いよいよ重要な局面が間近に迫っています。
やれることをすべてやり抜いて目的に近づきたいと考えています。
これからもよろしくお願いします。
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【編集部より】
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