「東電株主代表訴訟が始まります」など―地震と原発事故情報【TMM:No1372】

2012年3月5日(月) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎

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 2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
 残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
  【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
  【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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★1.東電株主代表訴訟が始まります☆           (木村 結)

★2.その(6)─なぜ首都圏に地震が多い
     「東北地方太平洋沖地震と原発事故後にわかったいくつかのこと
     +直下型地震の恐れ」          (島村英紀[地震学者])
★3.<テント日誌 3/3(土)>
    フランスの「NHKラジオ」が福島で真実を知った!
    ―― 経産省前テントひろば 175日目 ――
★4.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇3月10日(土)10時から、福島・郡山
  被曝労働の実態 切り捨てられる下請労働者
 ◇3月24日(土)13時から、北海道・岩内
  泊原発1、2号機の再稼働を許さない北海道集会 IN いわない
★5.新聞・雑誌から
 ◇震災がれき86%受け入れ難色
  全国自治体アンケート 14年3月終了困難
                  (3月4日 デーリー東北より抜粋)

☆メルマガ編集部より前号(TMM:No1371)の訂正とおわび
 読者からの紹介に「~会議に参加して」と付けましたがこれは誤りでした。
 集会やデモに参加できないが、自分にもできることの思いを書いて下さった原稿でした。訂正しておわびします。

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★1.東電株主代表訴訟が始まります☆      (木村 結)
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 みなさま☆
 木村結です☆
 東電の歴代取締役27名に個人として原発事故の責任を取らせ、これまでの役員報酬を没収し、福島の賠償に充てさせるよう訴える「東電株主代表訴訟」を明日提訴します。
  *3月5日15時~東京地裁に提訴
  (14:45頃、東京地裁正門前あたりで集合予定です)
   16時~記者会見 @東京地裁司法記者クラブ
  河合弁護士をはじめとした代理人弁護士をはじめ、原告となった東電株主が出席予定です。
  詳しくは、ブログをご覧ください。
  http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/
  ツイッターなどで広めていただけると嬉しいです。

 これに続き、原発保有の8電力取締役に対しても各地で活動中の株主運動が告訴状を発送します。原発の再稼働を画策している電力会社役員に危険なものを扱う企業経営者は大きな社会的責任を負う必要があることを知らしめるためです。尚、チラシが出来ましたので、集会等でアピールさせていただけると嬉しいです。是非ご連絡ください。
 今後とも宜しくお願い致します。
  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
  木村 結
  yui-k@k3.dion.ne.jp
  090-6183-3061
  yuiyui0711@softbank.ne.jp
  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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★2.その(6)─なぜ首都圏に地震が多い
     「東北地方太平洋沖地震と原発事故後にわかったいくつかのこと
     +直下型地震の恐れ」         (島村英紀[地震学者])
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 じつは、都会としての首都圏が地震に弱いという以上に、首都圏の地震については心配なことがある。それは日本のほかの場所よりも首都圏に地震が多いということだ。

 江戸に幕府が置かれて以来、東京は30回近くも震度5や震度6の地震に襲われている。300年あまりのあいだに、これだけたくさん強い地震に見舞われた場所は、日本ではめったにない。
 それは、首都圏のある関東地方の地下では、4つのプレートが地下で衝突しながら地球深くへ潜り込んでいっているところだからである。4つのプレートとは、西から来るユーラシアプレートと北米プレート、東から来る太平洋プレート、そして南から来るフィリピン海プレートである。
 東京付近に、これだけ多くの地震が起きてきたことは、この4つものプレートが地下に集まってきて、おたがいに衝突しているからなのである。
 関東地方より北の本州と北海道では、関東以北の東北日本を載せている北米プレートと東から来た太平洋プレートが衝突して、太平洋プレートが東北日本の地下に潜り込んでいっている。これらのプレートの相対速度は、年に10センチほどだ。そして、衝突で発生した地震のひとつが東日本大震災を起こした東北地方太平洋沖地震なのである。

 また、西南日本はユーラシアプレートに載っていて、南から来たフィリピン海プレートと衝突している。そしてフィリピン海プレートは西南日本の地下に潜り込んでいっている。これらのプレートの相対速度は、年に4センチほどだ。このプレートの衝突は、東南海地震(1944年)や南海地震(1946年)を生み、そしてこれからは東海地震を発生させるのではないかと怖れられている。
 関東地方から中部地方にかけては、地下に太平洋プレートとフィリピン海プレート、両方が潜り込んでいっていることになる。この両方のプレートがそれぞれの系列の地震を起こすばかりではなく、二つずつのプレートがこすれ合っていることによっても、また別の系列の地震を起こしているのである。

 もし、日本の首都を江戸なり東京なりに定める前に、これらのことがいま分かっているくらい知られていたら、ここには首都などは置かれなかったかもしれない。

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★3.<テント日誌 3/3(土)>
    フランスの「NHKラジオ」が福島で真実を知った!
    ―― 経産省前テントひろば 175日目 ――
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3月3日(土)桃の節句
  テント日誌の担当となった途端、この日は急遽、福島に行くこととなってしまった。昨日、日本を初めて訪れたフランスのジャーナリストの女性が テントを訪れ、椎名千恵子さんと会話を進める中、是非実際に福島を訪れて福島の方々の生の声を聞いて欲しいとの要望を受けて向かう事になったのだ。この間の会話は日本語ではなく英語の堪能なQさんが流暢な語り口でスムーズにコミュニケーションを繋げていました。
 その流れのままQさんが通訳として同行すること、運転手として私も福島へ行くこととなったわけです。その女性は”RADIO FRANCE”の特派員ですが、これはフランスのNHKみたいなものですと言っていました。差し詰めNHK第一ラジオみたいなものなのかと想像してみましたが、当たっているのかそうでないのか。
  彼女がしきりに聞くのは昨夜からと同様に「何故、事故が収束しているのにテントがあるの?日本政府は仏に感謝の意を表してるとの報道がなされてるわ!」「1年経って、事故が収束している日本を取材に来ました」これを聞いた椎名さんは彼女を福島に行くことを強く勧めたのでした。この後、現地に行ってみて彼女の顔色が変わるのです。
 この日は福島市「チェンバ大町」において3.10~11に行われる集会の外国人プレス・カンファレンスが15時より行われた。参加者は「市民放射能測定所」の阿部さん。「子ども福島」の佐藤幸子さん、高橋さん。「グリーン・アクション」アイリーン・スミスさん。

 帰りは夜を徹して帰ってきました。福島から水戸まで高速道路料金が無料でしたが3月一杯で廃止になると聞きました。確かに無料は歓迎すべきとは思いますが、これまで行なわれていた間、どれだけ被災地復興に役立っていたのだろうか?
 全く意味がないと言わざろを得ない「除染」に多額の国費を投じているのも含め、直接被災者・避難者に手渡しできたらと思わずにはいられない。ましては本来、国・東電が支払うべき賠償金すら支給されずにいる現状は先のジャーナリストも信じられないことだと驚いていました。「何故?どうして怒らない?」と・・・。
 彼女とQ氏と食事をしながら今日の印象をストレートに聞いて見た。無邪気に取材をしに日本に来てみたが余りの福島の現状に呆然とし、話を聞けば聞くほど涙が溢れる想いであると、両手を目に当て涙が落ちる仕草をして見せた。

 テントに戻ると、この日は何事もなく無事に終わったことをお聞きしてホッとしました。この国に、官庁街のど真ん中に、テントがある事自体が奇跡であり、ある意味不幸な結果の当然な成り行きとは言え 、連日の在特会等の嫌がらせに耐えて存在するテントは、福島の女たちの活動を支える大切な場所になっていると共に全ての脱・反原発の拠点であると私は信じたい!
                            ( F・Y )
 ☆「ひろば─全国・全世界から ~交流・討論・共感~」
 (郵便は〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-3-1 経産省前テントひろば
  メールは tentohiroba@gmail.com へお送り下さい)
 ☆テントひろばに寄せられたハガキとメール――
  経産省前テントひろばHPをご覧ください。
  http://tentohiroba.tumblr.com/

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★4.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
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◇「原発いらない 地球(いのち)のつどい」参加企画
  被曝労働の実態 切り捨てられる下請労働者
  ―映画『原発はいま』上映と斉藤征二さん講演会―
 日時:3月10日(土) 10:00開場
 場所:郡山市労働福祉会館 第4会議室 
    〒963-8014 福島県郡山市虎丸町7-7
    http://www.bunka-manabi.or.jp/kaikan/
 参加費:無料
 プログラム
  10:30 映画上映:『原発はいま』
  11:30 質疑と情報交換
  (12:00-13:00 昼休み)
  13:00 講演:斉藤征二さん(元・原発下請労組分会長)
       「被曝労働の実態 切り捨てられる下請労働者」
  14:00 質疑・討論(これからの取り組みについて)
  (15:00 終了予定)
 主催:被ばく労働を考えるネットワーク(準)、自治労郡山市職員労働組合、
    全国一般いわき自由労働組合、全国一般ふくしま連帯ユニオン
 連絡先:tel 024-973-6794  fax 024-973-7529
 ※詳細は以下のサイトをご参照ください。
  http://2011shinsai.info/node/1820
  http://onna100nin.seesaa.net/article/251821076.html

◇泊原発1、2号機の再稼働を許さない北海道集会 IN いわない(岩内)
 3月24日(土)13:00~15:00
 屋内集会:13:00~14:00  デモ行進 14:00~15:00(予定)
 会場  :岩内地方文化センター
 主催  :「さよなら原発1000万人アクション北海道」実行委員会
 事務局 :安保破棄北海道実行委員会、ほっかいどうピースネット、
      北海道平和運動フォーラム
     http://www.peace-forum.net/blogeuc/goodbye-npp/index.php
 札幌からバスを出します。料金は往復で1500円。札幌や小樽の方、どうぞご利用ください。
  9時30分 JR札幌駅北口
  出発→10時30分  小樽・三角市場(国道5号線側)→岩内へ
  定員に限りがありますので、予約をお願いします。
 山口 070-5065-5014 または takatakachan5014@jcom.home.ne.jp

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★5.新聞・雑誌から
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◇震災がれき86%受け入れ難色
 全国自治体アンケート 14年3月終了困難
                  (3月4日 デーリー東北より抜粋)

(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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【編集部より】
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