「東電電気料金値上げ案に疑問・批判が続々」などー地震と原発事故情報 その316

        4つの情報をお知らせします(1月31日)

[編集部より]
 昨日発行の【TMM:No1329】「地震と原発事故情報 その314」は本来、【TMM:No1330】「地震と原発事故情報 その315」とすべきところでした。従って昨日のメルマガを【TMM:No1330】「地震と原発事故情報 その315」し、本号を【TMM:No1331】「地震と原発事故情報 その316」として発行します。

  1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
  残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、
  全原発停止へあと一歩

★1.東電電気料金値上げ案に疑問・批判が続々
   東電の電気料の大幅アップ(=企業17%、一般家庭10%前後)で、
   東電は1兆円増収を見込む)に対して、各方面で疑問、批判の声が
   高まっている。いくつかを紹介します。        (柳田 真)
★2.推進派を打ち負かす手ぬぐい
★3.<テント日誌 1/29(日)>
     風は変わるか  風を変えよう
       ―― 経産省前テントひろば 141日目 ――
★4.マルマガ読者より講演会・デモのご案内、1つ
 ◇東電への責任追及の手を緩めちゃいけない!
  2月3日は東電前で『鬼は~そと!』
                          東電前アクション

★1.東電電気料金値上げ案に疑問・批判が続々
   東電の電気料の大幅アップ(=企業17%、一般家庭10%前後)で、東電は1兆円増収を見込む)に対して、各方面で疑問、批判の声が高まっている。いくつかを紹介します。

                             (柳田 真)

 原子力損害賠償支援機構 ─ 我々を無視しておいて
                  こんな値上げを許すわけにはいかない
 東京都 ─ 燃料費の詳細がない、経費削減もっとできる。

(なお、このメルマガ1月29日号でもたんぽぽ舎・山崎久隆さんが東電値上げ案の多くの問題点を指摘して、値上げに反対する旨の文章を掲載済み)

 ─────・─────・─────・─────

 ◇経営合理化が不十分、都が東電値上げに異議
  1月27日 毎日新聞記事から

(省略します―「ちきゅう座」編集部)

 ─────・─────・─────・─────

 ◇支援機構「無視 許せぬ」、東電「事業者の権利」
  1月29日 毎日新聞記事から

(省略します―「ちきゅう座」編集部)

★2.推進派を打ち負かす手ぬぐい   (1枚500円で販売しています)

                              たんぽぽ舎

 原発宣伝の大嘘 ~原発の本当の姿~
  ☆脱原発派は、推進派との議論に勝つ為にお使い下さい。
  ☆推進派は、以下の論議にまともに反論出来ないなら
   推進する道理は無い。

 一 絶対安全?  
   事故によって「安全神話」が嘘だった事は、誰もが認識。 
 二 地元の要請?
   反対運動を潰し半強制的に設置。
   説明会ではやらせメール、さくら発言のオンパレード。
 三 発電料金が安い?
   地元にばら撒く交付金は別会計。
   バックエンド処理や事故処理費用を極端に低く見積もったトリック。
 四 電気が不足する?
   ピーク時の電気使用量でも、火力と水力の発電能力を超えた事は無い。
   オール電化のような非効率なものを作って必要にしようと画策しているだけ。
 五 原発は安定した発電方式?
   安定しているのではない。
   安定させて運転しなければ事故を起こす始末の悪い代物。
 六 石油が枯渇したときに備える(石油の代替)?
   フロントエンドからバックエンドまで石油に依存。
   石油無しに稼動出来ない。
 七 地球温暖化防止、クリーンエネルギー?
   フロント&バックエンドそれぞれ石油を使い二酸化炭素を大量に放出。
   冷却用の海水を暖め温室効果のある水蒸気を大量に作る。
   二酸化炭素よりも遥かに危険な放射性物質製造マシーン。
 八 核の平和利用?
   元々アメリカの核兵器産業を支え、アメリカの核の傘下を増やす為の詭弁
 九 国防上、核兵器をすぐに作れるようにして置く?
   狭い国土に原発があるだけで国防上まな板の鯉。原発を攻撃されたらお仕舞い。
 十 火力や水力とのベスト・ミックスが大切?

 右記一~九の通り、原発は他の発電方式に勝るまともなメリットがないので、ベストミックスの発電方式の候補外。敢えて言うなら原発のミックス率は0%が理想。

 以上、理性的な結論は脱原発。
 ◎質問、意見、反論、感想等は左記まで。
 【 議論は終わってる・・推進派のプロパガンダの嘘 】
  http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-591.html

★3.<テント日誌 1/29(日)>
     風は変わるか  風を変えよう
       ―― 経産省前テントひろば 141日目 ――

 1月29日(日) 快晴。

 いきなり私事の話で申し訳ないが、昨夜来風邪で寝込んでしまった。どうやら27日の大抗議集会の司会ということで、体が冷えてしまったからだろうか。今日は日曜日ということで、きっとテントは賑わっていることであろうと思いを馳せる。日誌をどうしたものかと迷っていると、日曜の夜の泊まり担当のKさんから送られてきた。

 寒い夜、テントでチェックインすると、すでに第1テントでは宴会、第2テントでは足温こたつでだんらん。寝床の確保が心配になる。
 やむなく一杯飲んで身体を温めてから、第3テントで眠る。人のぬくもりなく寒いが個室ゆえ気楽に熟睡できた。夜中に寝ずの番に起きると、案の定、寝床を確保できずに徹夜で情報交換してくれる人がいる。27日からずっとテントは満杯状態が続いていると嬉しい悲鳴。
 朝は、なかなか経産省担当が挨拶に来ない。しびれを切らしていると、やっと11時にビデオカメラを持ってくる。ひとしきりの挨拶後雑談。担当者の一人は、福島のS市と姉妹関係の町に住んでいて、福島にも脱原発にも関心ありという。なら、経産省内でそれをひろげてほしい。

 昼のニュースで、政府が重大な原発にかかわる会議の議事録を残さなかったことを公明党が追及し、それは世界に対する冒?だと厳しく攻めたらしい。

 枝野経産相のテント排除会見以来、何だか風が変わってきているのかもしれない。そう言えば、1/27付けの朝日新聞での枝野経産相のインタビュー記事は、経産省ー原子力ムラでの彼の立ち位置の微妙なものを感じさせたりもする。外務省の要請でIAEA事務所が福島にできても何のその、脱原発を実現するまで闘い続けよう。
                              (K.M)

★4.マルマガ読者より講演会・デモのご案内、1つ

 ◇東電への責任追及の手を緩めちゃいけない!
  2月3日は東電前で『鬼は~そと!』

                          東電前アクション

 東電前へ行くと、ピリピリとした雰囲気がありいつも鼓動が早くなる。誰かを責めるのは辞めて、エネルギーシフトやグリーンエネルギーへ!!と叫ぶべきか?悪者(東電)を責めても何もならない。という人はいるが、先日の経産前テントで福島からの女性の叫びを聞いたらそんなことは言えない。

 「国からは35万円をもらいました。しかし、家もない、家財道具一切合切失い仕事もない。二度と故郷に帰れないし暖かい家もない。先が見えないから、大きな買い物も出来ない。だから補償の申請も出来ず、節約し貯金を切り崩して暮らしている。すべての原発は今すぐ止めてほしい。子供たちをこれ以上被ばくさせたくない。寒くてもテントで原発反対の声を上げているが、一方、暖かい職場から出ることなく、ぬくぬくと生き残り続けている東電幹部は絶対許せない。さらに、無理やり故郷から離された上、東電から電気料金の請求書がきた。私は絶対に払いたくない』

 現在まで東電が原子力マフィアの中心となって好き勝手に世界一高い電気料金を使って進めてきた原発は、日本のみならず世界中へ放射能をまき散らす事故を起こした。しかしながら、経営者は十分な退職金をもらい、会社は何もなかったかのように存続している。やはり社会的制裁がされないのはおかしいと思う。東電は電気料金値上げの前にやるべきことがある。

 私たち東電前アクションは、事故直後から東電前に立って、とにかく当事者に原発反対と責任追及の声を上げてきた。
今後も、補償と東電管内の原発廃炉を求めて、声を上げ続けます。

~核の鬼を追い出そう!~
 東電は 「外」!2.3東電前アクション

日時:2月3日(金)19:00~
場所:東京電力本店前

季節の変わり目には邪気(鬼)が出るそうで、それを追い払うのが「節分」の由来。ということで、東電前で節分の鬼退治です!

この冬、「鬼」の悪行が止まりません。柏崎刈羽原発のストレステスト?
冷温停止収束宣言?雀の涙の賠償金?
除染ビジネス?汚染水垂れ流しで東京湾汚染?原発作業員被曝労働?

どこまで人々を苦しめれば気がすむの?
ええい、みんなで東電前に集まって、「鬼」を懲らしめなきゃ!

~内容~
■寸劇やマイクアピールで東電の責任を追及!
■飛び入りマイクアピールも大歓迎です。
■鳴り物、自作プラカード、歌う人、叫ぶ人、静かに意思表示する人歓迎。

東電前アクション
http://toudenmaeaction.blogspot.com/2012/01/2.html
Eメール toudenmae.action@gmail.com
twitter @toudenmaeaction
facebook http://www.facebook.com/toudenmaeaction

───────────────────────────────
[編集部より]
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字以内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容をお送り下さい。宛先は、magazine@tanpoposya.net です。
尚、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の都合上全てを掲載できない場合があります。予めご了承ください。
───────────────────────────────
◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページをご参照下さい。
◆電子メール(Eメール)送ります
たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。
ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに件名を「メルマガ希望」として送ってください。
登録できしだい発信致します(無料)。
たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net
◆携帯への送信は、1回の容量が多いためか配信されない例があります。
───────────────────────────────
たんぽぽ舎      たんぽぽ舎は、月曜~土曜-
           13:00~20:00のオープンです。
                  日曜・休日は、お休みです。
〒101-0061
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
 TEL 03-3238-9035  FAX 03-3238-0797
 HP http://www.tanpoposya.net/