5つの情報をお知らせします。
★1 浜岡ツアーに行ってきました
★2 柏崎刈羽の原発震災が怖い
★3 半日でわかる原発の基本講座(4月17日於東京学院)に行きました
★4 「脱原発」城南信金が方針
★5 経済産業省資源エネルギー庁長官が東電顧問を辞任へ-癒着関係に批判
★1 浜岡ツアーに行ってきました
主催:浜岡原発止めよう関東ネットワーク
4月16日~17日、浜岡原発ツアーに行ってきました。福島原発震災を受け、
日本列島の全域でいつ大地震が起きてもおかしくない(地震学者の石橋克彦さん
の警告「雑誌世界5月号」)今こそ、浜岡原発をこの目で見、現地の闘う人達と
交流しようと企画したツアーへの参加者は、定員超えの26人にのぼりました。
1日目は、浜岡原発を考える静岡ネットワーク(浜ネット)主催の広瀬隆さん
の講演(「ほんとのことが知りたい いま福島原発で何がおこっているのか!」)
に約650人が参加。大ホールは、立ち見に加え、大勢が舞台に座り込んで聞く大
熱気となりました。広瀬さんは、
「今回の福島原発震災は、津波による非常用電源の喪失が原因と、誰もが東電・
保安院に思いこまされていたが、その前に、地震の第1波によって、配管破断が
起きていたことが、元原子力設計技術者の田中光彦さんの事故分析によって明ら
かになった」事を強調されました。
「やっぱり!」と言うのが率直な感想です。電源喪失は大変なこと。しかしそも
そも、原発の耐震設計などはあてにならないと言うことがよく解った。
2日目午前中は、浜岡原発をこの目で確認。取水口、排水溝を見ることが出来
る海岸線に足を伸ばし、長年浜岡原発周辺の生物(亀など)の奇形、サクラの花
びら調査(奇形が多い)を続けている現地の方に、浜岡原発が津波に耐え得るも
のではないこと、粘土質の土壌に立っていることなど、リアルな説明をしていた
だきました。(大変好評でした)
2日目午后は、現地浜ネットの人々のリードを受け、参加全員が6班に分かれ、
菊川市内の民家にポスト・イン。中には初めての経験という若い方もいて、また、
現地の方と直接ふれあい、話し合う機会が持てたと、参加者全員が、真摯に取り
組み、手応えを感じる事が出来ました。今回の企画を締めくくるにふさわしい時
間を持つ事ができました。
様々な足りないところもあったであろうツアーでしたが、参加者の皆さまのご
協力で今回のたんぽぽ舎のツアーも、好評の内に無事終えることが出来ました。
浜岡原発を止めるために、我々1人1人は何が出来るか。各自が、強い思いをそれ
ぞれに抱き、帰途につきました。
★2 柏崎刈羽の原発震災が怖い
この文章は東電に送ったものです。
柏崎刈羽原発は1、5、6、7号機が今も動いていて、夏のピークの切り札
的な扱いですが、とんでもないこと。
防災技研のこのページをご覧ください。(防災技研は国の研究機関)
http://www.bosai.go.jp/news/oshirase/20110323_01.pdf
この中の図「図11 今回の地震発生の翌日から1週間の期間における東日本の
地震活動(防災科研Hi-netの自動処理震源による)。A,B,C,DはM6級を含む浅
発地震活動,Vは火山関連の地震活動を示す。」がとても恐ろしいことが書か
れています。こんなことを書くといまは「デマだ」と攻撃されかねないのです
が、この中の「A」に相当する位置は、長岡平野西縁断層帯につながる位置に
見えます。さらに活褶曲帯にも当たるように思います。あるいはそのまま糸魚
川静岡構造線につながるようにも思いますし、松代群発地震震源域にも近いし、
それに868年の平安時代に起きた貞観地震の際にもこの地域で大きな震災が起
きているようですし、今回のような太平洋のプレート境界地震では双子地震が
よく起きる場所だと思われます。
この場所は柏崎刈羽にそう遠くなく、陸側の大きな地震がこんどは襲ってく
るのではないかと危惧しています。3基の再開どころか、いますぐ全て安全に
止めるべきと純粋科学的に考えても思いますが、どうでしょうか。
とてもじゃないが安心でないと思いませんか。災害という意味では、必ずし
も福島第一のようになるとは私も考えてはいませんが、このうえ柏崎刈羽が被
災したら、東電はもう終わりでしょう。
それから、この図の最大の誘発地震域「D」はなんと福島県浜通地方です。
福島第一の汚染対策で最も急務は余震による二次災害防止です。
このへんはどういう対策をしているのですか。しようがないと言いたいとこ
ろだと思いますが、がれきの山になっている3号機や4号機など、地震の度に崩
れ落ちるのではないかと気がきじゃないです。落ちそうなものをなんとかして
下ろすことは出来ないのですか。ほんとうに震度6が来たら崩れませんか。
原発震災の真の恐ろしさを垣間見た気がします。どんな原子炉災害でも一週
間かそこらで山を越えたら、その後は最悪の事態にはならないはずが、原発震
災の場合はその後にこそ最悪の事故を引き起こす可能性があるのです。
★3 半日でわかる原発の基本講座(4月17日於東京学院)に行きました
福島原発の現在、放射性物質の影響、なぜ原発がこれほどまでに日本に増えた
のかなどをたんぽぽ舎の面々が、伝えたいことが沢山あるのだろうと思しき早口
で時間を気にしながら話してくれました。それから反安保実行委員会の方々の、
被災地復興支援活動と自衛隊・米軍の関係についての講義を聞きました。私の友
人は今宮城県でボランティア活動をしています。「自衛隊が道を作ったからがれ
き撤去するために被災地に入れた」と友人から聞きました、私は「たまには役に
立ってるな、でも目的と名称を変えればいいのに(こう思う人は周りに多いです)
」と思う程度でこしたが、新しい視点を教えてもらいました。
この日の会で気になったのは、私(30代)のお父さん世代が元気で熱い!という
ことです。頼もしく、嬉しいことですが、同世代どこにいるの??という感じで
した。しかししかし、会のおわりにコメントしたのがきっかけで同世代の女性に
会えました!私たちできることがないかと思い始めています。同世代の方、是非
たんぽぽ舎に顔をだしたり、講演会やデモに来て輪を広げましょう♪ (S子)
★4 「脱原発」城南信金が方針
―3年以内に3割節電 融資先に省エネ提案―
信用金庫2位の城南信用金庫(東京都)は、福島第一原子力発電所の事故を受
けて脱原発を訴え、節電に積極的に取り組む。自社の電力消費量を、国内発電電
力に原発が占める比率にならって、今後3年以内に約3割減らすという。融資先
にも「脱原発」を提起し、省エネ設備の導入を促す。必要な融資には積極的に応
じると言う。吉原毅理事長は、朝日新聞のインタビューに答え、「原子力に依存
するのは危険性がおおきいことが明らかになった」と語った。
(朝日新聞 4月19日)
(たんぽぽ舎のYも城南信金を意気に感じて、近日、お金を貯金に行こうと思っ
ています)
★5 経済産業省資源エネルギー庁長官が東電顧問を辞任へ-癒着関係に批判
原発推進の国の機関・経済産業省資源エネルギー庁の前長官が東電顧問を辞任す
ることがわかった。電力業界と所管官庁の経産省の密接な関係に不満を抱く国民
感情に配慮したため。
以下朝日新聞より:1月に東京電力顧問に就任していた経済産業省資源エネル
ギー庁の前長官、石田徹氏が東電に4月末で辞任する意向を伝えていることが18
日分かった。菅政権はこの日、同省幹部が電力会社に再就職することを自粛する
よう通達。枝野幸男官房長官は石田氏についても「適切に対応されると期待する」
と辞任を促していた。東電は今年6月の株主総会で石田氏を役員に起用する方向
だった。東電は過去3人の通産省(現経産省)OBが役員になっている。(4月19
日)
☆ 編集部より
「源八おじさんとタマ」が5万2000アクセスを達成)(4月19日現在)
Uチューブで見られます。
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