「検察審査会」をサイコロから考える(3)――ありゃりゃ!平均年齢が『訂正』された。

同じネタで読むほうもウンザリだろうけど、書いてるワタシはもっとウンザリ。

でも、今日になって検察審査会事務局から「平均年齢の計算に間違いがあった」という発表があったんだから、書かせてね。

それによると、『正しい』平均年齢は33.91歳だという。「37歳の審査員の年齢を足し忘れたまま、11で割ってしまった」。それで今日は確率をもいちど計算し直し。昨日計算したのは、なんだったの。

今度は確率は一ケタ上がるが、それでも4.25/1000くらいで、とても「レア」。

(これはhttp://www.toukei.metro.tokyo.jp/juukiy/2005/jy05q10601.htmのデータ(20歳~79歳)を使った『試算』。もっと信頼できると思われる、下の記事に紹介されている数字などを参照してください。)

ところがhttp://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/10/post_677.htmlを読んで、はじめて気がついたんだけど、37歳をたして11で割ると、計算があわないんでだよね。いい加減にしろよ!

問題はそのあと。37歳をたして計算すると今度は平均年齢34.27歳となるけど、この数字は第一回の議決時の審査員の平均年齢とピッタリ一致。でも一回目と二回目は審査員は代わったはずなのに・・・。どんな確率でこんなことが起こるんだろう。

やっぱり「検察審査会」はスゴ腕の「壺フリ」を抱えているとしか思えない。