「玄海原発の安全対策はできていない――NHK」など 地震と原発事故情報 その111

 4つの情報をお知らせします(7月5日)

 ★1 玄海原発の安全対策はできていない――NHK
 ★2【7月7日】 菅首相は玄海を再稼動させるな! 首相官邸前アクション
 ★3 文科省の原子力副読本のウソとデタラメ
 ★4 国会議員会館で脱原発講演、皆様ご参加ください!(要予約・事前振込)

★1 玄海原発の安全対策はできていない――NHK
    地震、津波対策は3年後、冷温停止は1年後と報道

・7月5日朝のNHKテレビ。九州電力玄海原発の抜本的安全対策はこれから(現在はできていない)と報じた。具体的には、フクシマ原発の教訓=地震、津波対策は、3年後に完成(予定)、原子炉の安全な冷温停止をめざす対策は1年後に完成(予定)という内容。(NHKにしては珍しい報道。)

・九電は、緊急対策で電源車を各1台配置したと言うが、フクシマ事故の時、たくさんの電源車がかけつけたが果して役立ったかどうか? ほとんど機能しなかったと聞いている。これで果して、原発再開していいの?3.11前と同じ意識ではダメなんだ。もし、余震・地震がおきて「第2のフクシマ」が発生したら誰が責任をとるのか。近隣の市=唐津市や松浦市が再開に異議を唱えるのは当然だ。井野博満氏の指摘を聞け!(柳田)
 
★2 【7月7日】 菅首相は玄海を再稼動させるな! 首相官邸前アクション

 玄海原発の再稼動に向けた動きが加速しています。海江田経産相が6月29日に佐賀県入りして、岸本玄海町長と古川佐賀県知事に再稼動を要請。岸本町長は7月4日、再稼動に正式同意し、古川知事も会談後に「安全性はクリアされた」と表明しています。知事は、7月8日の佐賀県主催の県民説明会、11日の県議会特別委員会での審議を踏まえて、ゴーサインを出すと見られています。さらに、知事が菅首相の佐賀県訪問を要請する中、菅首相の動向が焦点として浮上しています。

 原子力安全委員会は、国による安全審査の基準となる「安全設計審査指針」「耐震設計審査指針」の見直し(完了まで2~3年)に着手したばかりです。また、福島第一原発事故調査・検証委員会も発足したばかりであり、事故原因の解明はこれからです。そもそも、安全審査に失敗した原子力安全・保安院に「安全」を保証する資格はありません。こうした状況で再稼動させるのは言語道断です。さらに、過酷事故の被害が広範囲に及ぶことが明らかになった中で、地元自治体と都道府県の首長の了解のみで再稼動を決定することは、到底許されるものではありません。

 私たちは、地元佐賀県や北九州における再稼動反対の取り組みに呼応して、菅首相に再稼動させないことを迫る緊急の首相官邸前アクションを呼びかけます。要請文やプラカード、横断幕や鳴り物などの持ち寄り大歓迎です。ぜひご参加ください!

【日  程】 7月7日(木) 
【集合時間】 午後6時30分
【集合場所】 国会記者会館前
 (アクセス 地下鉄:丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前」下車すぐ)
 ※首相官邸前でアピール行動を行い、内閣府に菅首相あての要請文を提出します(要請文の持ち寄りを歓迎します)。

【呼びかけ】 福島原発事故緊急会議
  [連絡先] ピープルズ・プラン研究所
           (TEL) 03-6424-5748    (FAX) 03-6424-5749
          (E-mail) contact@2011shinsai.info
      (情報共同デスク) http://2011shinsai.info

○ なお、反原発自治体議員-市民連盟も5日の事務局で討議し、緊急参加します。
  また、同日の3:00-4:30東電前で行われる「お母さんと子どものユカタを着ての東電への要望申し入れ行動」もあります。ご参加いただけると幸いです。
  

★3 文科省の原子力副読本のウソとデタラメ

 文部科学省が4億円の税金を使って全国の学校へ配布して児童を原発推進へ洗脳してきた原子力教科書、副読本のウソ・デタラメが今、「大きな問題」となっている。原子力のすばらしさをホメル副読本全体の基調=PR文。その中でも「原発は大きな地震や津波にも耐えられます」という記述(ウソつけ)や、「原発は五重のカベで守られているから安全です」(ウソつけ)という記述。フクシマ原発事故で、アッという間に五重のカベは破られた。五重のカベなど実質存在しなかった=幻想だったと事実は教える。
 税金を使って原発を推進する文科省と現政権の民主党(少し前の自民党政権)の愚かさを思う。原子力教科書予算を廃止して、東北地方の支援、復興へ全額ふりむけよ! (柳田)
 
 
★4 国会議員会館で脱原発講演、皆様ご参加ください!(要予約・事前振込)

7月21日(木)「*原発をどうすべきか‐設計者の立場から‐」*
*後藤 政志* 氏 博士(工学) 芝浦工業大学非常勤講師、元 原発設計技術者
 http://gotomasashi.blogspot.com/

 8月4日(木)「*原発と人間・地球の未来*」
* 小出 裕章* 氏 京都大学原子炉実験所 助教
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/index.html
詳細・参加申込(要予約・事前振込)
 http://NPO-IRI.org <http://npo-iri.org/>

   締切: 満席または原則1週間前

 いづれも、午後2:10から2:40までに衆議院第一議員会館、3時開演、遊び着禁止。

主催: 超党派国会議員連盟 人間サイエンスの会(NS)
共催・運営: NPO-IRI 山本 nsnpoiri@gmail.com
                          以上
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成田曉俊   Akitoshi Narita
TEL:080-6546-0012
E-mailto:akitoshiatspringtime@ezweb.ne.jp
E-mailto:akitoshiatspringtime@gmail.com

  (掲載依頼がありましたので、掲載します-事務局)

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