「経済安保版秘密保護法案」の国会提出に反対する 1.29院内集会へ

著者: 杉原浩司 : 武器取引反対ネットワーク:NAJAT/経済安保法に異議ありキャンペーン
タグ: ,
高市早苗経済安保担当相の肝いりで準備されてきた「秘密保護法の大改悪」案
が、いよいよ国会に提出されようとしています。公務員中心だった対象を一挙
に民間人に拡大する一方で、秘密保護法に存在する国会の「情報監視審査会」
のような仕組みすら無いまま、武器の国際共同開発も加速させる、秘密保護法
よりも悪質な法案です。

市民と立憲野党の連携によって葬り去ることが必要です。悪法の危険極まりな
い本質を共有するための院内集会にぜひご参加ください。オンライン中継も行
います(録画配信も予定)ので遠方の方はご視聴を!

[社説]適性評価拡大 人権侵害を懸念する(1月23日、東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/304528?rct=editorial

[社説]適性評価制度 弊害の防止が大前提だ(1月19日、朝日)
https://www.asahi.com/articles/DA3S15841861.html

情報漏洩の罰則は最大懲役10年
「セキュリティ・クリアランス」法案化に向け最終取りまとめ案(1月17日、TBS)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/947733

[声明]
大川原化工機事件国家賠償訴訟判決を契機に
経済安全保障上の規制の持つ人権侵害の危険性について警告する
https://x.gd/28SWl

——————————

「経済安保版秘密保護法案」の国会提出に反対する院内集会
~セキュリティ・クリアランス(適性評価)の危険な狙い~

1月29日(月)12時~13時30分
衆議院第2議員会館 多目的会議室(国会議事堂前駅、永田町駅)
※11時30分よりロビーにて通行証配布

<講師>
井原聰さん(東北大学名誉教授)
海渡双葉さん(弁護士)
海渡雄一さん(弁護士)

資料代 500円

◆ツイキャス中継あり
https://twitcasting.tv/keitarou1212

2013年12月に秘密保護法が強行採決されてから10年が過ぎました。多くの市
民が懸念した通り、言論空間が萎縮し、平和憲法を蔑ろにする軍備拡大が進み
ました。日本は「新しい戦前」に突入しているかのようです。
2022年に成立した経済安保法は、経済の国家管理・統制を強め、露骨に中国
を仮想敵とする戦時立法です。そして政府は、「秘密」を扱う資格を定めるセキ
ュリティ・クリアランス(適性評価)を制度化する法案を、この通常国会に出
そうとしています。秘密保護法制を経済や研究開発の分野に拡大しようという
のです。
政府によって恣意的に「秘密」が設定され、大川原化工機事件のような冤罪
事件が多発しかねません。セキュリティ・クリアランスの対象者は、秘密保護
法の何倍、何十倍にもなるでしょう。身辺調査によりプライバシー権が侵され、
最高10年の重罰を背景に、自由な言動、経済活動、研究が封じられ、人々が否
応なく戦争に動員されていくことになります。危険な「経済安保版秘密保護法
案」の国会提出を阻止するために、その問題点を共有します。

【主催】
経済安保法に異議ありキャンペーン https://keizaianpoigi.wixsite.com/com-com
秘密保護法対策弁護団
〔連絡先〕
090-6185-4407(杉原)
03-3341-3133(東京共同法律事務所・海渡)