1月25日、東京電力柏崎刈羽5号機が定期検査で停止。
残るは東電1基、関電1基、北海道電1基、中国電力1基の計4基、
全原発停止へあと一歩
★1.<テント日誌 緊急特別版 1/24(火)>
◇経産省のテント撤去命令に心底からの怒りをもって抗議し、
再稼働阻止・脱原発のためにテントひろばを守り抜こう!
◇1月27日(金)午後4時~6時の抗議行動に全ての人々の参加を!
◇(テントひろばHPへのリンク)
1月25日付「テント等退去命令に対する申し入れ」
〃 「枝野経産相との会見申し入れ書」
★2.1月26日(明日) 18:30より スペースたんぽぽ講座
佐藤幸子さん『自然農から考える原発問題』に参加しましょう!
冨塚 元夫
★3.メルマガ読者より投稿
◇東京~郡山の放射線量を計測しました。
さよなら原発みなと 宮口高枝
★4.メルマガ読者より講演会のお知らせ
◇《どう守る? こどもの健康 原発事故後の子育て
──小児科医・黒部信一さんに聞く──》
1月29日(日)13:30開場 練馬区勤労福祉会館多目的ホール
★1.<テント日誌 緊急特別版 1/24(火)>
◇経産省のテント撤去命令に心底からの怒りをもって抗議し、
再稼働阻止・脱原発のためにテントひろばを守り抜こう!
◇1月27日(金)午後4時~6時の抗議行動に全ての人々の参加を!
テントひろばに心を寄せ、思いを共にする全ての人々に、経産省前テントは今重大な事態に立ち至っていることを告げ知らせねばならない。そして経産省の不当な退去・撤去命令に心底からの怒りをもって抗議し、テントひろばを守り抜くための行動に共に結集されるよう呼びかける。
今日1月24日(火)、枝野経産相は定例の記者会見において自ら経産省前テントを話題にし、テントの自主撤去を強く求めると言明した。テントは不法占拠である、火気に関して管理上の危険が存在する、というのがその理由であった。それを受けて、経産省大臣官房情報システム厚生課厚生企画室長は、「1月27日(金)17時までに当省敷地からの退去及びテント・持ち込み物等の撤去」命令を文書でもって通告してきた。その理由として火気についての細々としたことを書き連ねられている。
この経産省の一連の行動は、とみに強まっている再稼働策動の重大な一歩である。とりわけ、先日のスレステスト意見聴取会での傍聴人排除、利益相反委員による審査という不法行為、密室での少数委員によるお墨付きというなりふり構わぬ姿勢と共通のものである。テントひろばが4ヶ月半にわたって存在しているのは、福島の女たちをはじめ、全国津々浦々の、さらには全世界の人々の脱原発を求める心と思いに支えられてであり、反原発の象徴として、それらを一つに結び合わせ、交流・表現する公共空間となっているからである。
枝野経産相もそれは充分承知の上であろう。彼が9月に言明した「国民的議論が必要」という考えをなお保持しているのであれば、テントひろばと向き合い、話し合いや公開議論の場をこそつくるべきであろう。
テントは24時間の泊まり込み、「とつきとおかの座り込み」に表されるように生活の場でもある。そして雪が降り積もるような厳冬下、暖房の確保は生存権・生活権に関わることである。一切の暖房を認めないとする経産省は、凍死者が出ることを願っているのであろうか。原発を推進してきた経産省にとって、人命とはかくも軽視すべきものなのだろうか。
テント広場では防火責任者をおき自主管理で運営し、消防法上も「危険な行為」など一切ない。経産省とテント防火責任者が何度も話し合っており、これからも共同で防火に努めれば「危険」などないはずだ。経産省は姑息な口実はやめるべきである。
今必要なことは、テントの撤去ではなく、再稼働をやめ、原発をなくすための努力をすることである。そのためにテントを守り抜かねばならない。テント運営会議は、1月27日には、記者会見・声明の発表、枝野経産相への会見申し入れ、そして午後4時~6時の抗議行動を決定した。ともかく、本当に大規模な抗議行動が必要であり、どれだけ多くの人々がテントを必要とし、テントと結び付いているかを、経産省に思い知らせねばならない。テントに心と思いを寄せる全ての人々の結集を呼びかける。
そして明日から週明けまでの1週間は、右翼の襲来も予測される。(本日すでに街宣車4台で登場。)様々な事態がありうる。是非テントひろばに駆けつけて、朝~夕の座り込み・夜の泊まり込みに参加して下さい。
土・日にはテントひろばで様々なイベントを繰り広げよう。
再度、1月27日午後4時~6時の抗議行動への結集を!
( Y・T )
◇1月25日付「テント等退去命令に対する申し入れ」
〃 「枝野経産相との会見申し入れ書」
http://tentohiroba.tumblr.com/post/16409950498
★2.1月26日(明日) 18:30より スペースたんぽぽ講座
佐藤幸子さん『自然農から考える原発問題』に参加しましょう!
冨塚 元夫
9月19日明治公園で開かれた6万人集会で、三春町の住民である武藤類子さんは、福島県は紺碧の太平洋をのぞむ浜通り、果物が豊富な中通り、米が豊かにみのる会津平野に加えて、その向こうを深い山々が縁取っていますと言いました。
佐藤幸子さんの町、川俣町は中通りですが、仲通りの大都市福島市、郡山市とは違って、いわゆる山沿いの町です。川俣町は福島市から約20km離れており、阿武隈山地といわれる800-1000m級の山々に囲まれた山村です。平地が少なく高冷地で天候に恵まれない田畑の生産性は低く、かつての主要産業だった養蚕は細々と残っている程度で、過疎化地域です。浜通りにある双葉町や大熊町も豊かな農地に恵まれず工業もなく、原発が来る前は過疎化地域でした。
村が過疎化から抜け出すために中央から産業を誘致するという政策の典型的なものが原発誘致ですが、原子力政策の根底にある中央政府のエネルギー政策(核燃料サイクル)はすでに破たんしました。国策産業誘致はもはや地方の選択肢にはありません。そうした肥沃な平地に恵まれない農業地帯の有力な解決策が自然農法だと思います。平地が少ないので大規模農業は不可能ですが、自然に恵まれています。汚染が少なく空気が澄んでいます。冬はかなり温度が下がりますから、病原菌が減少します。気候が厳しいので植物は自らをたくましい体にします。農薬が最低限で済みます。そうはいっても農業者は根気よく農薬を減らし、たい肥やボカシのような自然の肥料を作らなければなりません。農薬と人工肥料、耕運機がくる50年前は一種の自然農でしたが、過酷な労働でした。
除草剤を使用しないと雑草とりは大変です。みみずのような小動物にも仕事をしてもらいます。微生物も虫も鳥もすべての生物が相互依存しているのが自然農法です。自然農(有機農業)によって、コストは高いが安全なおいしい農産物を作るのは日本の農業の一つの進むべき道です。減反によって生じた耕作放棄地も3年間農薬・人工肥料が投下されないので有機農法可能地になります。有機農法の野菜は、近くの畑にまいた農薬が飛んでくると、有機野菜でなくなります。ましてや放射能は最悪です。自然農法の貴重な田畑に福島原発事故により放射線が降り注ぎ、長年育てた貴重な土地と作物が一瞬にして台無しにされました。もう貴重な微生物もミミズも死滅しました。佐藤幸子さんたち有機農業者の残念無念は推し量れません。
この汚染された土地で自然農法を復活させることは可能でしょうか?佐藤幸子さんにお話ししていただきたいと思います。
★3.メルマガ読者より
◇東京~郡山の放射線量を計測しました。
さよなら原発みなと 宮口高枝
週末、郡山で震災による女性への暴力、心のケアなど電話相談対応への相談員の研修があり先ほど帰ってきました。電車内や郡山についてあちこちで計測しました。
21日の日は雪が降り始めていました。22日一晩中降って曇り空でした。積雪10㎝ぐらいで22日のほうが前日より線量が多かったです。やはり雨や雪の日は多くなるようです。
参考までに下記計測した結果です。
21日 積雪少量
東京駅車内 0,14~0,12マイクロシーベルト
大宮駅車内 0,05~0,08
宇都宮駅車内 0,15~0,18
郡山駅車内 0,23~0,27
郡山屋外 0,25~0,28
郡山参画プラザ 0,16~0,17
ホテル室内 0,12~0,13
22日 積雪10cmくらい 曇り
ホテル内 0,12~0,14
郡山駅前花壇上 0,56~0,57
郡山駅屋内 0,28~0,26
大宮駅車内 0,09
東京駅車内 0,08~0,09
みなさまご存じのように18日、ストレステストに関する原発の専門家による意見聴取会は大飯3、4号機の安全評価は妥当としました。再稼働の強行をはかるため、経産省は傍聴者を排除し、これを批判する委員が欠席する中、警官隊を導入して、まさしく密室で金にまみれた御用学者だけで「妥当」の判断を出しました。
経産省や保安院等に電話やファクスでこの暴挙に抗議しましょう。
「さよなら原発みなと」のブログに18日の詳しい報告と抗議先があります。
http://sayonaragenpatsu.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/–6155.html
★4.メルマガ読者より講演会のお知らせ
◇《どう守る? こどもの健康 原発事故後の子育て
──小児科医・黒部信一さんに聞く──》
日 時:2012年1月29日(日)14:00~16:30(会場13:30)
会 場:練馬区勤労福祉会館多目的ホール
(西武池袋線大泉学園駅3分/電話03-3923-5511)
参加費:500円(未就学児無料)
申込み:予約優先( https://ssl.form-mailer.jp/fms/b7534936177758 )
その他:子連れOK(ベビーカーのままどうぞ 保育なし)
主 催:練馬こどもを守ろう会(savenerimacco@gmail.com)
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[編集部より]
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