[編集部より]
昨日お送りした「地震と原発事故情報 その310」号ですが、文中に一部不適切な文字があり、そのため何人かの読者よりメルマガ全文が文字化けしていて読めないとの報告がありました。当該個所の記事投稿者に連絡を取ることを試みましたが、連絡がとれないため当該個所を削除した上で、改めて再送いたします。
文字化けでメルマガをお読み出来なかった読者の皆様には改めてお詫び申し上げます。
4つの情報をお知らせします(1月26日)
明日1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、
全原発停止へあと一歩
★1.枝野経産相による経産省前テント撤去命令に対する抗議の嵐を!
抗議のFAX、電話、メールを枝野経産相に送りつけよう!
撤去命令抗議!テントを守り抜こう!
1月27日(金) 午後4時~6時 大抗議行動へ!
★2.国際原子力機関(IAEA)東京地域事務所へ申入れ活動を実施
★3.<テント日誌 1/22(日)>
イタリアンパーティー狂想曲?脱原発日伊同盟
―― 経産省前テントひろば 134日目 ――
★4.新聞、雑誌から、1つ
◇経産省前テント村に撤去命令
再稼働やめて 訴え続ける
脱原発市民団体憤り
(東京新聞1月26日「こちら特報部」より抜粋)
★1.枝野経産相による経産省前テント撤去命令に対する抗議の嵐を!
抗議のFAX、電話、メールを枝野経産相に送りつけよう!
撤去命令抗議!テントを守り抜こう!
1月27日(金) 午後4時~6時 大抗議行動へ!
昨日(1月24日)、枝野経産相がテントひろばに対し退去命令(1月27
日まで)を出しました。
テントひろばが4ヶ月半も維持されてきたのは、全国や世界各地の方々が交流し、情報を共有し、文字通り「反/脱原発のみんなのひろば」になっているからです。枝野経産相がすべきことは、テントの撤去ではなく、原発の停止・再稼働の停止です。
テントは、原子力政策を全く顧みず、あまつさえ原発を再稼働させようとする経産省に対し、抗議のため、やむにやまれず建てられたものです。原発停止のために人々がつながろうとする事さえ許さない枝野経産相の撤去命令は決して承服することができません。
今動かなければ、警備員や警察官を大量導入した実力行使も十分に考えられます。 ぜひ、枝野経産相と経済産業省に『テント撤去の中止を!』との抗議のFAX、電話、メールをしてください。よろしくお願い致します。
【経産省】
大臣官房 (TEL)03-3501-1609
広報 (FAX)03-3501-6942
【枝野幸男経産相】
[国会事務所]
(FAX)03-3591-2249 (TEL)03-3508-7448
[地元・大宮事務所]
(FAX)048-648-9125 (TEL)048-648-9124
(E-mail)omiya@edano.gr.jp
★2.国際原子力機関(IAEA)東京地域事務所へ申入れ活動を実施
本日26日、福島事故緊急会議の仲間を中心として国際原子力機関(以下、IAEAと略)東京地域事務所に対して下記の申入書を提出してきた。
IAEAは現在今月18日に実施された「ストレステスト意見聴取会」において保安院が「問題なし」とした関西電力大飯原発3、4号機のストレステストの「実施報告」を得て、その「報告」に国際的お墨付けを与えることを唯一の「ミッション」として、今月23日より来日している。
IAEA東京地域事務所に提出した申入書
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IAEA事務局長 天野之弥 様
IAEAレビューミッション 団長 ジェームズ・ライオンズ 様
IAEA東京地域事務所 所長 デビス ハート 様
申入書
日本政府の原発再稼働に手を貸さないで
IAEAは勝手な「評価」をしないで
福島原発事故により、地球上の大地も川も海も空も食物も放射性物質で汚染され、福島では多くの人々が生活と仕事とふるさとを奪われ今なお高線量の中で生活しいつしか白血病やがんを罹患するのではとおびえて生活しています。かつその被害は福島に限りません。
このような大事故はなぜ起こったのでしょうか? 私たちは、福島原発事故の原因究明に関心を持ち、原子力安全・保安院の審議会や報道発表に注目してきましたが、原子力安全・保安院の施策には納得できないことばかりです。また、IAEAの役割にも私たちは疑問を持っています。
以下に要請します。
1 日本政府の原発再稼働に手を貸さないで
3.11福島原発事故が発生して以来、日本政府の対応は日本に住む人々のみならず世界の人々に怒りと落胆を与えるものでした。例えば、文科省のSPEEDIの結果を被災地の人々に知らせずに米軍にいち早く知らせたこと、「直ちに健康に影響はありません」と発表して放射能汚染の危険を知らせなかったこと、年間20mSvなる被曝労働者にも許容されない基準を現地の子どもや妊産婦にまで結果的に適用したこと、自主避難した人びとを含め原発事故被災者に十分な補償をしていないこと、などなどその原因は沢山あります。
一方、福島原発事故の原因究明も未だに進まず、中間発表が政府や東電から出されたのみで、国会の事故調査委員会の検討は昨年12月に開始されたばかりです。にもかかわらず、原発の再稼動に向けた施策が進められ、先の1月8日には利益相反の疑いのある委員を擁護して市民の傍らでの傍聴を許さないでストレステスト評価会議を開催しようとして国内で笑い物になる始末です。さらに、地震・津波、高経年化、技術的知見、ストレステストなどの意見聴取会では究明すべき難題、対処すべき課題が次々に明らかになってきています。また、再稼動を決定するプロセスもあいまいで、そもそも福島原発事故を起こした原子力安全委員会や原子力安全・保安院に再稼動させる資格はありません。
以上の状況を踏まえれば、日本政府の原発再稼動を許してはいけないことは明らかです。
日本政府の原発再稼働に手を貸さないでください。
2 IAEAは勝手な「評価」をしないで
そもそも、IAEAは1953年、アメリカ合衆国大統領のアイゼンハワーによる国際連合総会演説「平和のための核」を契機に1957年に創立されたそうですね。役割は、核兵器が現保有国以外に広がらないようにすることと原子力の平和利用をどんどん広げることですね。
「日本のストレステストの評価手法の妥当性を評価する」そうですが、「原子力の平和利用」を広げる組織、すなわち原発を推進する組織に、私たちの命にかかわる「評価」をしてほしくありません。また、今後ますます大規模地震
が予想されるのに、地震の心配がない国から「評価」されても信頼できません。勝手な「評価」をしないでいただきたい。
2012年1月26日 福島原発事故緊急会議
連絡先: E-mail: contact@2011shinsai.info
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★3.<テント日誌 1/22(日)>
イタリアンパーティー狂想曲?脱原発日伊同盟
―― 経産省前テントひろば 134日目 ――
日曜夜8時にテントに到着、10人近くの人が団欒している。もうすぐイタリア人がニョッキとワインを持ってこられるという。女性3人の了解を得て第2テントでパーティー準備。15歳の男性や若い女性がリタイア組に混じっ
て、唐辛子やバジリコで炒めた辛口のニョッキと本場イタリア赤白ワインを楽しむ。
イタリアもドイツも脱原発を決めたのだから日本も合流して脱原発日独伊同盟が実現しないかなんて冗談も。関西から来た6人の若者も参加、関電に向けた座り込みテントを考えるとか。パーティでの自己紹介を映像撮影、海外に発信されるそう。ハーモニカに乗せてカンツォーネが霞ヶ関の冬空に響いた。アンジェラさん、大変ご馳走様でした、演奏もありがとう。
泊まりは8人で暖かな夜。風もなく夜中に外に出ても立っていられる。日曜の夜ゆえ、官僚待ちのタクシーもいない。そう言えば経産省本館ビルは真っ暗。正月だって明かりがついた部屋があったけれど、皆やる気をなくしてくれたのか。
前日は雨で雨水が床に浸みてきたという、明くる日は雪が降るらしい。たまたまの暖かい夜に感謝。日本政府が脱原発依存宣言してくれれば寒いテントに寝る必要が無くなるのだが…。
(K.M)
霙が止んで、少し寒さが緩んだ気分、とは言え、夜が更けてくるにつれ、テントに集う仲間が若干少なくなってきて寒々しい。
今夜は、イタリアから来て語学の教師をしているというJさんが、20キロのパスタを仲間にふるまってくれるという宣伝が口コミでなされ、電子媒体で流す内容ではないし、かといって、うどんならともかく、パスタなのだ。
自信を以って力いっぱい食べきる、とは言い難いものがある。常連の仲間に片っ端から電話でお誘いを試みる。そうこうするうちに、Jさんの友人という、仲間たちが様々な手土産を携えて現われ、Jさんが到着する頃には、20キロだろうが、30キロだろうが、行けそうな勢い。
だが、今日はパスタでは無くて、ニョッキにした、と現われたJさん、大きなカバンにたくさんの弁当箱、手際よく、持参の器に取り分けてニョッキパーティーとなる。 すると、「京都からの学生たちが、京都にこれから帰るのだがテントを訪ねてみたいというので、こちらに呼んでいいか」という(以下、文字化けのため判別出来ず)程なく到着した、老若男女6名のご一行、独特の雰囲気があるので、「どちらに行って来たのですか?」とお尋ねしたら、「亀戸の方」と年配の男性が応えて、「野宿者強制排除と襲撃を許さない江東デモ」のこと思い出して、「タテカワですか?」と聞くと、相手は、「竪川のことをご存じなんですか?」と喜んで、握手してくれた。
竪川河川敷で暮らす野宿の仲間を強制排除しようとする江東区に対する闘いは、全国の寄せ場の仲間、野宿の仲間の闘いの焦点となっている。そういう仲間たちが、関西に帰る前に、わずかな時間でも経産省前共同テントを見てみたい、そして、関西で、関電前の闘争に生かしていきたいと言ってくれる。
テントの闘いは、脱原発に特化すべきだ、と主張する向きもあるが、こういう交流があればこそ、闘いの手ごたえをより実感できると思うのですよ、私は。
さて、ジョニーHを中心に音楽の輪が盛り上がり、「20キロのパスタが食いてえ」即興ソングに寒さも吹っ飛ぶ満員御礼のパーティーでした。
(タッチー)
★4.新聞、雑誌から、1つ
◇経産省前テント村に撤去命令
再稼働やめて 訴え続ける
脱原発市民団体憤り
(東京新聞1月26日「こちら特報部」より抜粋)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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[編集部より]
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