2012年2月28日(火) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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★1.花粉に警戒を ─ スギ花粉のセシウムが心配。体内被曝する。
花粉よけマスクを! (山崎 久隆)
★2.<テント日誌 2/26(日)>
北風の後の春一番
~ テントひろばは、イデオロギー・人種・宗教に関係なく
「脱原発」のための場所~
―― 経産省前テントひろば 169日目 ――
★3.新聞・雑誌から
◇東電に「自首するやつ いないのか」埼玉知事が原発事故批判
(2月14日 中日新聞より抜粋)
★4.イベントのおさそい
◇「原発さよなら!3・4千葉集会」3月4日(日)13:15開場
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★1.花粉に警戒を ─ スギ花粉のセシウムが心配。体内被曝する。
花粉よけマスクを! (山崎 久隆)
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花粉症の時期です。花粉症で無い人も、今年の花粉は要警戒ですので、この季節、注意が必要です。花粉よけのマスクでも十分効果はあると思います。
スギ花粉のセシウムはキロあたり10万ベクレルほどになるだろうと推計されています。ただし、キロ単位で花粉を吸うわけでは無いので、沢山吸い込んだとしても「東京の最も放射線量が高かった昨年3月の300分の一程度」だと林野庁は計算したと言います。だから問題なしというのですが、そんなことはありません。
第一に、放射性物質は「実行可能な限り低くする」ことが大原則であり、300分の一だろうと3000分の一だろうと防御できるのだからすべきです。それをしない「合理的理由」があるのならば説明して欲しいものです。
第二に、スギ花粉は、花粉の生成過程でスギの葉や幹や土から花粉に濃縮されます。林野庁の調べた花粉が全部でも無いし、平均でも最大でも無いということに注意しなければなりません。降下したセシウムの量が多いところを集中的に調べる必要があります。
第三に、スギ花粉は体内被曝です。東京の空間線量による外部被曝と比較することに科学的根拠はありません。スギ花粉は鼻腔や口腔を通じて気管に入りますが、その途中、特に鼻腔内で滞留します。もちろん花粉症ならば鼻づまりもあるため、ますます滞留します。これが鼻腔粘膜を照射し、または体内に取り込まれる原因にもなります。特に肺に入り込むと、繊毛運動等で排出されない分は、肺に入り込む恐れがあります。
第四に、セシウムは花粉に取り込まれた状態で入ります。これを免疫細胞などが攻撃しますが、セシウムごと細胞に取り込まれることになり、免疫細胞が「大量被曝」する危険性があります。これは免疫力の低下などを引き起こす恐れがあります。
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★2.<テント日誌 2/26(日)>
北風の後の春一番
~ テントひろばは、イデオロギー・人種・宗教に関係なく
「脱原発」のための場所~
―― 経産省前テントひろば 169日目 ――
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天気晴れ。気温は上がっても風が強く体感的には寒い一日でした。
今日は東京マラソン。参加者総勢36000人というから大したものだ。抽選だそうだから参加したい人が全員参加したら想像するとスゴイ。一人一人思い思いのペースとスタイルで走るマラソン。大会運営を支えるボランティアも1万人を数えるそうです。東京都の主導で話題になったけれど、東京マラソンが出来る前には有志が信号遵守・歩道を走るマラソンを続けていたそうで、そういう地道な努力の上に今のマラソンがあるんですね。
マラソンは人気があるので、道路を封鎖しても文句を言う人は少ないのがうらやましいところで、デモの時にも同じようにしてくれないかなぁ。と言ってたりして(苦笑)
夕方にはテント前に「在日特権を許さない市民の会」(在特会)という会の人たちが集まってきました。彼らは原発に賛成だそうで、経産省前テントは撤去すべきという主張です。それはそれとして、彼らの「表現」はいかがなものか。誹謗中傷・事実と異なる嫌がらせのスピーチが矛盾を含んだ表現で行われました。
時折彼ら自身による撤去を宣言するのですが、そういうことは違法行為ですから、衝突を回避するために制服警官隊が二重隊列背中合わせ(一列は在特会側を向き、一列はテント側を向く)でテントとの間に入りました。
テント側一同は警察の方から要請を受けて、テント内へ引っ込んでいました。
(これで警察は人員を有効に使えるのでしょう)
彼らはインターネットが主たる活動範囲のようで、今日の映像もインターネット経由で海外まで流れるのでしょう。海外の人に「日本国とはそういう国だ」と思われたら、と思うと、恥ずかしいと感じます。もう少し事実に基づくか、理路整然としたスピーチが出来ないものでしょうか。
おおよそ45分程度で在特会は解散しました。
ネット上では「テント側は静かすぎる」というご意見も散見されますが、警察からの要請もあって、なかなか現場は難しい状況です。 (H.H)
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この日は、テントの泊まり番だったが、夕方から某排外主義者団体がデモへ参加した後にテントへ来るという情報を入手していたため、想定到着時刻の18時前に着くようにテントへ向かう。
新橋駅から、某排外主義者団体が参加するデモのゴール地点日比谷公園の中幸門前を通りテント方面へ向かう。日比谷公園のゴール地点付近には、警察車両が1台しか停まっていない。「まだ、デモは日比谷公園についていないのかな」と思いながら、横断歩道を渡り、経産省別館前まで来たところで、走りながらテント方向へ向かう10名くらいの制服の警察官に追い越される。経産省前にはすでにたくさんの人がいる気配。(「やばいな。」)
テントひろばの手前まで来ると、車道に白い街宣車両が2台停まっている。(「すでに到着か。思ったより、ずいぶん、早い。」)テントひろばの前には、某排外主義者団体と思われるたくさんの人が来ており、テントを背に防衛線を張っている警察官と対峙していた。デモ帰りとは言え、警察官を含め、テント前はいつになく凄い人数。
某排外主義者の人だかりを避けるようにして、テント横から「テントの関係者です」と断り、第1テントへもぐり込む。第1テントの入り口には、Hさんが仁王立ちになって、テントへの侵入を阻止していたが、テントの中にはたくさんの人がすでに来ていた。テント内で簡単に挨拶を済ませ、目立たないようにして、第2テントへ。第2テントの入り口の横にも侵入を阻止するために泊まり当番のKさんが仁王立ちで立っていた。第2テントの中にもスタッフを含め、座り込みに来られた大勢の人がいらした。
テントの中で、しばらく、排外主義者のスピーチを聞いていたが、脱原発を訴えているタレントの方への誹謗中傷、人種や思想についての数々の差別発言など、相変わらず、全く聞くに堪えない内容。せっかくテントに来て下さった方に嫌な思いをさせてしまった事が、たいへん心苦しい。
その後も某排外主義者団体の代表者はマイクを使ってテントへ向かって、所謂ヘイトスピーチを繰り返し行っていたが、18時を少し回ったところで、「今日はこれで終了とするが、何度でも来る」と捨て台詞を残し、テント前へ集まっていた排外主義者の集団と共に帰って行った。
警備の警察官が帰った後にテントのスタッフで暫くテント前の警備を行ない、経産省や日比谷公園の周辺を確認した後にテントに入り、私がいない間の状況を確認する。
排外主義者のデモは、16時30分集合となっていたので、18時過ぎ頃にテントへ来るのではないかと思っていたが、17時20分頃から来ていたらしい。まずは代表者が現れ、ヘイトスピーチを行った後で、「これからデモ参加者を呼ぶ」と言う発言をした後に、デモ参加者が大挙して、テントひろばへ訪れたと言う事。おそらく集会はやらないで、そのまま来たんですね。某排外主義者の団体の参加人数は100~120人程度。警備にあたってくれた警官隊も含めると200名近い人がいたかもしれない。今日は、事前に情報をつかんだ警察が警備に当たってくれたたために、騒動にはならなかったが、これからはテント側の運営体制を強化することを確認した。
今日は、いつも経産省前やデモなどで脱原発を訴えている自称サラリーマン右翼の方も駆けつけてくれ、脱原発を目指す立場から、排外主義者の集団と対峙してくれていた。日頃から脱原発を実現するために、テントスタッフの一員としてテントを維持している立場から、心から感謝したい。また、寒い中、トラブルにならないように警備にあたってくれた警察官の方達にも感謝の意を表したい。
テントの中には、某排外主義者の団体がテントへ来るらしいと言う事を知り、わざわざテントへ来てくれた牧師の家に育ったというカナダ人の翻訳家の方もいらっしゃった。事のいきさつを知った彼は、「それでも彼らを救ってあげたい」と言っていたらしい。こういう方の気持ちが彼らに伝わるとよいのだが。
経産省前テントひろばが、イデオロギー・宗教・人種に関係なく、多くの人の思いを背負っている事を実感。とにもかくにもテントに来てくれた人に大きなご迷惑をかける事が無かった事が何よりもよかったです。
まだまだ冷たい北風は吹いていますが、暖かく心地よい春一番を感じる事も出来た一日でした。 (T・K)
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★3.新聞・雑誌から
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◇東電に「自首するやつ いないのか」埼玉知事が原発事故批判
(2月14日 中日新聞より抜粋)
(省略しますー「ちきゅう座」編集部)
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★4.イベントのおさそい
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◇「原発さよなら! 3・4 千葉集会」
昨年の9月19日に東京・明治公園で開催された、脱原発5万人集会で福島を代表して感動的なアピールをされた、武藤 類子さんの講演と制服向上委員会のライブとパレードを下記の内容で開催しますので多くの方の参加を
お願い致します。
日時:3月4日(日) 13:15開場
場所:千葉県教育会館 大ホール(定員500名)
ライブ:制服向上委員会 13:50~14:20
講演:フクシマの真実 14:25~15:55
講師:武藤 類子さん
資料代:500円
原発さよならパレード 16:30~17:30
主催:原発さよなら千葉
問い合わせ先:090-2553-2587 永野勇まで
詳細は「原発さよなら千葉」で検索して下さい。
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【編集部より】
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