「黒い雨」、上告しないで!

著者: SATO Daisuke : ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン事務局
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■【広島市長・広島県知事及び厚生労働大臣は、広島高裁の「黒い雨」判決を受け入
れ、上告しないでください】
http://chng.it/fPyYRCQr
このネット署名を、大至急、広めてください!

(広島弁護士会会長・足立修一さん)
7月14日に黒い雨訴訟の控訴審判決がありました。1審よりも、相当進んだ内容の判決
でした。
広島市、広島県が被爆地の拡大を求めていたことを正面から認めるものです。
在韓、在朝で黒い雨に遭った人も対象になるようになると思われます。
そのために、厚労大臣からの上告圧力が強まることが予想されます。
広島市長、広島県知事が、上告しない意思を最後まで貫けるよう、
次のようなオンライン署名キャンペーンを開始しました。署名および拡散にご協力を
頂ければと思います。

(原発事故被害者団体連絡会ひだんれん事務局・大河原さきさん)
黒い雨裁判高裁判決が最高裁に上告されずに確定すれば、
放射性微粒子による内部被ばくの危険性が明確に認められ、
否定することができない限り発症する前でも被害を認める、
すべての放射線被ばくにとって大きな前進となります。
上告を断念するよう求めます。

★「広島市長・広島県知事及び厚生労働大臣は、 広島高裁の「黒い雨」判決を受け
入れ、上告しないでください」
http://chng.it/fPyYRCQr

2015年11月4日、広島への原爆投下ののちに降った‘黒い雨’を浴びたのにも関わら
ず国の援護を受けられないことは違法として、住民84人が被爆者健康手帳の交付を求
め提訴しました。

2020年7月29日、広島地裁は原告全面勝利の判決を出しました。しかし、原告らの願
いもむなしく、広島市・広島県は、国に促されて広島高等裁判所に控訴しました。

その広島高等裁判所は2021年7月14日、広島市長及び広島県知事に対し、平均年齢83
歳にもなる‘黒い雨’被爆者84人の被爆者健康手帳の交付を義務付けるという判決を
出しました。

高裁判決の内容は、広島地裁の判決よりさらに踏み込んで、11種の原爆症に罹患して
いるという条件も撤廃して、手帳交付を命じるという画期的な判決でした。

原爆投下から76年、地裁提訴からでもすでに6年経っています。平均年齢83歳の原告
にとって、この年月の負担は軽いものではありません。原告団の中でもすでに18名の
方々が亡くなっておられます。

広島市及び広島県は、一刻も早くこの判決を受け入れ、上告を取りやめ、直ちに、84
名の原告全員に被爆者健康手帳の交付を要求します。

皆さん方のご支持署名をお願いします。上告の期限7月28日です。正味10日です。迅
速なご協力をお願いします。

呼びかけ人:大瀧 慈(広島大学名誉教授・「大瀧雨域」提唱者)、澤田昭二(名古
屋大学名誉教授)、高野正明(原爆「黒い雨」訴訟原告団長)、高橋博子(奈良大学
教授)、竹森雅泰 (原爆「黒い雨」訴訟弁護団事務局長)、廣島敦隆( 同弁護団団
長)、牧野一見( 原爆「黒い雨」訴訟を支援する会共同代表)、増田善信( 元気象
研究所研究室長・「増田雨域」提唱者)、矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)、湯浅正
惠(広島市立大学教授)

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7/16 「原子力」と「核」は同じもの — 戦後、沖縄・朝鮮半島の歴史を考える
小出裕章(元 京都大学原子炉実験所)

7/30 韓国・台湾の脱原発運動
佐藤大介(ノーニュークス・アジアフォーラム)

8/13 福島原発作業員を追って — 補償・労働環境問題
片山夏子(東京新聞福島特別支局)

8/27 動かしてはならない、危険すぎる老朽原発
木原壯林(若狭の原発を考える会)

9/10 福島第一原発事故の汚染水、海洋投棄迫る
山崎久隆(たんぽぽ舎 共同代表)

9/24 福島原発事故の責任を誰がとるのか
海渡雄一(弁護士)

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★ノーニュークス・アジアフォーラム通信170号(6月20日発行、B5-28p)もくじ

・汚染水を海に流すな! 6.2国際共同アクション

「15か国で、集会、スタンディング、
日本大使館への抗議・要請文提出などが行われた」
http://nonukesasiaforum.org/japan/archives/2178

・理解と合意のない汚染水の海洋放出処分を中止し、陸上保管と
トリチウム分離技術の実用化を求める要請書 (脱原発福島ネットワークほか)

・福島県農林水産業・消費者の協同組合の共同声明

・原発処理水の海洋放出「人権にリスク」 国連特別報告者

・両国の「反日」と「嫌韓」フレームは悪循環 (小原つなき)
http://nonukesasiaforum.org/japan/archives/2214

・9年目に、ヨンドク原発建設計画、白紙化 (イ・ホンソク)

・新古里5・6号機は、建設地選定・耐震設計など違法性が明確だ
(キム・ソクヨン弁護士)

・寿都町長選挙で「地層処分にNO!」 (小野有五)

・柏崎刈羽原発反対50年 (矢部忠夫)

・「柏崎刈羽原発の『設置許可取り消し』を求める署名」へのご協力を訴えます
(柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会)

・関電株主代表訴訟第2回口頭弁論・陳述 (畑章夫)

・若狭の老朽原発の危険性 (山本雅彦)

・「6.6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」に1300人が結集 (橋田秀美)

ノーニュークス・アジアフォーラム通信は、年6回発行。購読料:年2000円。
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