2012年3月12日(月) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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★1.3月11日福島で、東京で、大きな盛り上がり
福島16,000人、東京14,000人(*)、日本全土で世界で集会とデモ
(柳田 真)
福島集会・デモに参加して
たんぽぽ舎は2台の大型バスで大遠征(橘 優子)
国会前ヒューマンチェーンの報告
国会前で二重、三重のヒューマンチェーンが実現、1万人以上(杉嶋)
★2.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
★3.新聞・雑誌から(3月12日 東京新聞より3つの記事)
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☆ 大飯原発3、4号機「再稼働」に慎重な判断を求める市民集会 ☆
☆ 3月25日(日)午後1時から、福井市中央公園(福井県庁横) ☆
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★1.3月11日福島で、東京で、大きな盛り上がり
福島16,000人、東京14,000人(*)、日本全土で世界で集会とデモ
(柳田 真)
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3月10日(土)、11日(日)、私たちが関わった福島で、東京で、大きな原発反対の集会とデモがおこなわれた。いづれも主催者の予想を超えて多くの人々が集まった。さらに、日本全国で、世界各地でも数多くの集会とデモがおこなわれた。昨日に続いて第2報を送ります。
福島の集会は10日(土)の市民の諸集会が予想以上の多くの参加で盛り上がった。翌日の開成山球場の集会も1万6000人が参加、球場のスタンドはビッシリの人(東京新聞24面に写真)、福島原発事故緊急会議(実務・たんぽぽ舎)もバス2台で100名で参加。デモの列は反原発自治体議員・市民連盟の皆さん、九条改憲阻止の皆さんらで、200名をこすデモ隊となり、再稼働阻止!をメインにシュプレヒコールとデモ行進。
(* 主催者発表による動員数)
東京では11日(日)、各地でさまざま集会が行われた。(毎日新聞より)
・東アジア脱原発「宣言」アピール(日比谷・市民のつどい「ピースオンアースステージ」)
・避難者ら250人、献花後黙とう(東雲で追悼式典)
・歩行者天国でも(銀座・中央通り)
・中野では書道家パフォーマンス(復興チャリティー)
・3・11東京大行進&国会囲もうヒューマンチェーン(日比谷からデモ、
その後国会議事堂を包囲)
全国で、世界で。
・再稼働やめて、脱原発を掲げる集会やデモ(福岡、佐賀、鹿児島、長崎)
・「政府は停止原発の再稼働を急ぐな」と訴えパレード(福井・敦賀)
・再稼働をとめよう!! 伊方原発をとめる3・11デモ(愛媛・伊方)
・韓国東部の江原道(カンウォンド)三陟(サムチョク)市で、原発建設立地に反対する集会
・「人類は原発を制御できない」と声を上げる若い世代、台北市
・フランス南東部、約230キロにおよぶ「人間の鎖」で脱原発を訴える
なお、再稼働阻止が緊急重要課題になっている。3月25日(日)に福井市で
開かれる集会とデモに参加しよう。
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☆ 大飯原発3、4号機「再稼働」に慎重な判断を求める市民集会 ☆
☆ 3月25日(日)午後1時から、福井市中央公園(福井県庁横) ☆
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福島集会・デモに参加して
たんぽぽ舎は2台の大型バスで大遠征(橘 優子)
たんぽぽ舎の日帰りバスの責任者として行って参りました。
幸いにも事故などの渋滞もなく、天候も思ったよりは厳しくなく、いずれもそうそうたる面々、たんぽぽ舎や経産省前テントひろばでおあいしたことのある脱原発・市民運動のベテラン活動家の皆さんを46名満載しての、充実した行程でした。
当初、早朝の集合・出発であったため、お疲れの方もおられるかと、短編ドキュメントDVD「FUKUSIMA NeverAgain」(米、レイバービデオプロジェクト制作)を流し、終わったところで車内集会に入りました。福島原発事故緊急会議の国富さんから基調的な説明をいただき、1分程度というお願いをして、全員の自己紹介をしていただきました。やはり、こういう状況で皆さん語りつくせぬ想いを抱いての「福島遠征」であるだけに、<巻き>を入れなければならないことも若干ありましたが、「そうでしたか!」と思わずうなずきあう感動や新たな提起などに、一同で共鳴するような、一体感のある楽しい会合となりました。
「1000万人署名を近所の家を1軒ずつ訪ねて集めている、日本中の13人に1人が署名するということは、自分の住む街では900人になるので、そのくらいは集めたいと思っている」という男性のお話には、拍手が沸き起こりました。凄い顔ぶれが集まっているのでもっと皆さんにお話ししていただきたかったのですが、各人がたんぽぽ講座の講師ができるような方たちで、強行スケジュールをこなすために、やむなく、少しでもお休みいただけるようなプログラムを組んで、提起させていただきました。往復共にDVD上映を中心にしたので、後方で画面が見ずらい方、低音量での上映で、聞き取りにくい方には申し訳ありませんでした。
DVDのプログラムを記載した「旅のしおり」みたいなものも作れば良かったと、以降の教訓としたいです。上映したもの──「池辺幸恵 平和コンサート(昨年、経産省前テントひろばでクリスマスコンサートをした関西の方)」「さらば核の再処理工場(小出さんの講演を中心とした作品)」「子どもたちを放射能から守れ!(以前、メルマガで紹介した、湯本雅典さんの秀作短編ー37分の作品バスの発着場所ということで私たちが待機した薫小学校の場面から始まる作品で2000円でたんぽぽ舎で取扱い中!売り上げの半分は子ども福島へのカンパ)」。
座間のバスストップから基地ストップの会、丸木美術館関係の方々など、近県、遠方からの参加の皆様も多く、連日の活動、お忙しい中ご参加の皆様、バスで待機となる方は無く、全員で郡山開成山球場での集会~デモ貫徹、共に福島の被災者の声に耳を傾け、全国の仲間との再会を喜び、デモコースが1キロも無かったので「もっとデモしたかった!」という声があがる、意気軒昂さでした。
原発の再稼働許さず、脱原発を目指して、これからも共に歩いて参りたいと思います。よろしくお願いします。
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国会前ヒューマンチェーンの報告
国会前で二重、三重のヒューマンチェーンが実現、1万人以上(杉嶋)
今回たんぽぽ舍の部隊を誘導するためデモに出ず社会文化会館の集合時間より早めに着いたら戦前のアナクロ丸出しの右翼が街宣車でがなり立てていた。警察は右翼を取り締まらない。右翼によれば原発反対を掲げる者は何かのレッテルを貼られて日本から出て行かないといけないらしい。日本を滅ぼそうとしているのは誰なのか分からないのか。放射能を撒き散らした人間から雇われた悲しい右翼を見た気がした。
3・11東京大行進に参加していた仲間からデモ参加者が1万人を超えたと
報告を受けた。警察の妨害があり当初の予定が大幅変更を余儀なくされた。近くにいた福島みずほ議員も国会前には直接行くコースを阻まれた。東京大行進デモから合流する人がどんどん増えて来ている。国会正門前で見たところ二重三重となっていた。これは凄いと思った。警察が嫌がらせをしても、これだけの人間が原発NOを言いに国会に来ている。歴史的な瞬間だと確信した。惜しむらくは福島第一原発事故前なら確実に止められたのにという気持ちだった。
今からでも原発全廃炉という道が残っている。3・11だけのイベントデーにするのでは無く、これから第二第三の原発事故を防ぐ事こそ重要なのだ。国会を人間の鎖で取り囲んだ参加者の意志が持続し、家庭や職場に帰った際に「原発は要らないね」と普通に話していく事で次回の国会包囲行動の時に新しい人が増えていく事が政府のエネルギー政策の転換を迫る手段だと思った。
それにしても野田首相を始めとする原発を推進する人間や警察右翼も311事故前と同じやり方で市民を弾圧している。時代が311後では市民の原発に対する感覚が変わっているのに気づいていない。力ずくで脅せば黙るとでも思っているなら手痛いしっぺ返しを市民から食らうだろう。いや食らわせないといけないと思った。
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★2.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
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◇市民のカンパでつくられた映像作品
映画「フクシマの真実」の発表会が開かれます
(食品と暮らしの安全基金 丸田)
日時:3月15日(木) 18:30~20:30
場所:千代田区内幸町の記者クラブ(日本プレスセンター9階)
参加費無料
「フクシマの真実を映像作品にして、世界中に発信していこう」と、映像制作カンパを食品と暮らしの安全基金が呼び掛けたのは、昨年の5月のことです。続々と寄せられたカンパは500万円を超え、そうそうたるメンバーがボランティアで製作を続けてきて10ヵ月。その映像作品が間もなく完成し、映画上映と監督のトークが行われます。
監督は、元NHKプロデューサーの林勝彦氏(NHK特集『チェルノブイリ原発事故・にがよもぎ』モンテカルロ国際テレビ祭/ゴールデンニンフ賞、NHK スペシャル『驚異の小宇宙 人体』国際賞数十を受賞)。
ご都合のつく方は是非お越しください。
詳しくは<http://tabemono.info/fukushima.html>を。
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★3.新聞・雑誌から
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(3月12日 東京新聞より3つの記事)
◇原発はいらない 世界つながる。人間の鎖、国会囲む
「原発、いらない」「子どもを守ろう「福島、返せ」
東日本大震災発生から一年の11日、脱原発を訴える市民ら約一万人(主催者発表)が東京都千代田区の国会議事堂を「人間の鎖」で取り囲み、シュプレヒコールをあげた。(中略)
人間の鎖は、首都圏で脱原発を掲げる市民団体が主催した。「原発大国」として知られるフランスから都内の大学に留学中の男性は「放射能の影響で、食の安全が脅かされる現状を見過ごせない」と参加を決意した。同じような理由で駆け付けた外国人の参加者も少なくなかった。(後略)
◇「原発再稼働 先頭に立つ」首相、自ら地元説得意向
野田佳彦首相は11日、東日本大震災から一年を受けて首相官邸で記者会見し、定期点検中の原発再稼働に関する地元への対応について「政府を挙げて説明し、理解を得る。私も先頭に立たなければならない」と述べ、再稼働を妥当と判断した場合、自ら地元の説得に乗り出す意向を表明した。(後略)
◇福島の「3・11」脱原発集会
国策で悲しむのは、いつも民衆。失った日常、心が泣いている
東京電力福島第一原発事故により、地元・福島県の人たちはそれまでの日常から唐突に切り離されてしまった。降り注いだ放射性物質によって汚されてしまったふるさとは、一年程度では元に戻るはずはなく、その怒り、悲しみ、嘆きも継続している。脱原発集会に参加して声をあげた人、仮設住宅で祈りをささげた人‥。同県郡山市内で声を拾った。
─「もう飯舘で農業をやろうにもできない」
─「避難地域では何もすることがない。農業は農業が仕事。どうやって生きればいいのか。昨年3月15日、飯舘の放射線量は44.7マイクロシーベルト。高放射線量のまま村民を放っていたのは誰か」
─「いろんなイベントに招待されたが、配慮や優しさが、かえって被災者である事実を突きつけられてつらかった。『頑張れ』の言葉も嫌いだった」
─「辛くも津波から逃れたが、所有する漁船は流された。避難が数日遅れたので、12日の(1号機)原子炉建屋の爆発も見た」 (中略・後略)
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【編集部より】
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