2012年7月25日(水)その2・地震と原発事故情報【TMM:No1528】-
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.2つの行動に参加しよう
◆7月27日(金)首相官邸前へ-原子力規制委人事に異議あり
「原子力ムラ」から選ぶな!
主催:再稼働反対!全国アクション
◆7月29日(日)日比谷へ-脱原発・国会大包囲!
主催:首都圏反原発連合
★2.原発ゼロの会が電気料値上げなど検証
国民負担最小化を置き去りにしたと批判
消費者を見守る役割を果たせない消費者庁をつくったのは失敗-河野太郎
★3.福井県に原発銀座を作った男 熊谷太三郎「上」
原発14基もあって非核安全都市宣言とは…… (杉嶋拓衛)
★4.<テント日誌7/23(月)―経産省前テントひろば316日目>
怒りの場は官邸前だけでない。
それぞれが思い々の声を挙げる。今はその時だ!
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◇8/2『子供を守る闘い』-チェルノブイリと福島
日時:8月2日(木)18:30開場、19:00開演、参加費800円(学生400円)
講師:向井雪子さん
(チェルノブイリ子ども基金代表理事、未来の福島子ども基金世話人)
福島をはじめ東北・関東各地の市民食品放射能測定所の活動に協力
そして7月には沖縄・久米島に子供の保養センターを開く。
会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
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┗■1.2つの行動に参加しよう
◆7月27日(金)首相官邸前へ-原子力規制委人事に異議あり
「原子力ムラ」から選ぶな!
主催:再稼働反対!全国アクション
◆7月29日(日)日比谷へ-脱原発・国会大包囲!
主催:首都圏反原発連合
今週は、2つの行動〔27日(金)と29日(日)〕がおこなわれます。
多くのご参加を期待します。たんぽぽ舎も2つの行動の主催団体に参加しているので、全力で参加します。
(1) 7・27(金)は、首相官邸前で、原子力規制委人事に異議あり-「原子力
ムラ」から選ぶな!行動です。
日 時:7月27日(金)18時~20時
場 所:首相官邸前(国会記者会館前)
主催は、再稼働反対!全国アクション(たんぽぽ舎も参加)で、この日は、首都圏反原発連合有志主催の官邸前行動はありません
(29日へ変更)。
ボランティア協力のお願い
たんぽぽ舎は、27日(金)の13時から14時にたんぽぽ舎へ集合、若干の打ち合わせとビラ作業の後、横断幕やのぼり旗、ハンドマイク、ビラをもって、15時出発。
16時首相官邸前到着の予定(官邸前での準備)です。
この時間に参加いただける方はご協力をお願い致します。
(2) 7・29(日)は、脱原発・国会大包囲です。
主催は、首都圏反原発連合-たんぽぽ舎も構成団体。
たんぽぽ舎は、15時に、日比谷公会堂の前に集合(たんぽぽ舎の黄色のぼり旗を目印に)
日比谷公園中幸門で集会、開始15時30分、デモ出発16時30分、
国会包囲19時(集会/キャンドル・チェーン)
なお、たんぽぽ舎は、7月28日(土)13時より、たんぽぽ舎にて準備作業(横断幕やのぼり旗、ビラなどの用意)をします。
この時間に参加いただける方はご協力をお願い致します。(柳田 真)
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┗■2.原発ゼロの会が電気料値上げなど検証
| 国民負担最小化を置き去りにした批判
| 消費者を見守る役割を果たせない消費者庁をつくったのは失敗
└──── 7月25日東京新聞より抜粋
東京電力の家庭向け電気料金値上げや、将来の原発依存度をめぐる現在の議論に問題はないのかー。超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」は24日、国会内でこれらの問題を検証する会合を開いた。「国民負担の最小化はどうなったのか」。東電救済の狙いが色濃い値上げについては、各省庁の担当者に対して批判が相次いだ。
「まるでバナナのたたき売りだ」。東電の値上げを政府が承認したことについて、ゲストで招かれた慶応大の金子勝教授はこう切り捨てた。
東京電力の家庭向け電気料金は当初の平均10.28%から、平均8.47%にやや下げる形で19日に決着した。
ところが、東電は料金の原価の中に、再稼働が事実上不可能とされる福島第一原発5、6号機と福島第二原発の1~4号機の減価償却と運転維持費計900億円を計上した。これに対し、当然批判の声が上がった。(中略)
経産省と対立した消費庁にも厳しい指摘が続いた。自民党の河野太郎衆院議員は「経営者、株主、金融機関より前に、電力の消費者が負担を強いられることがあってはならない。消費者を見守る役割を果たせない消費者庁をつくったのは失敗だった」と指摘。(中略)
この日の座長を務めた民主党の近藤昭一衆院議員は「(将来のエネルギー比率策定のために開かれている政府の意見聴取会について)みんな、政府の説明に納得していない。国民の関心が高く、重要な問題であるにもかかわらず、あいまいすぎる。8月を策定期限としてよいのか」と、議論の不十分さを懸念した。
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┗■3.福井県に原発銀座を作った男 熊谷太三郎(上)
| 原発14基もあって非核安全都市宣言とは……
└──── 杉嶋拓衛(たんぽぽ舎)
7月1日、大飯原発3号機が再稼働された。5月5日に原発ゼロが達成されてから2ヶ月弱の事だった。反対する人はどんどん増えている。10万人集会が日常行事になった現在に野田政権と西川福井県知事は誰の方を向いて政治をやっているのか。民意を無視した原発再稼働に激しい怒りを覚える。7月21日には大飯原発4号機も発送電開始。今回は福井の地元で原発がどのように導入されたのかある中心人物にスポットを当てて見ていきたい。
■福井の復興のシンボル不死鳥
福井市は戦中戦後と大きな災害に遭っていた。戦災・福井地震・台風による水害とこれを乗り越えて立派な市民憲章まで作った。1948年の福井地震は死者行方不明者3769名と戦後3番目の被害の地震だった。マグニチュード7・1の規模ながら直下で起こったために20万人の福井市の1%以上の被害を与えた。続けて市民を襲う戦災や災害に復興の機運は高まっていた事は想像できる。不死鳥の誓い(福井市市民憲章)ではこう謳われている。
「わたくしたちは不死鳥福井の市民であることに誇りと責任を感じ 郷土の反映と幸福をきずくため 力をあわせ 不屈の気概をもって このねがいをつらぬきましょう」
不死鳥と呼ぶのは1952年にフェニックスをまつわる会議から採っている。
私はこれをみるきっかけになったのは6月16日から17日にかけて経産省テントひろばが呼びかけた福井現地行動で集会場所の中央公園での事だった。5月5日から続く原発稼働ゼロの流れに原発推進側が白羽の矢を立てた大飯3・4号機の再稼働反対集会で行ったわけだが、誇らしげに郷土の歴史をひけらかされているのを見ると本当は嘘の繁栄で復興なんだという思いが沸々と沸いて出た。中央公園の横には鉄筋むき出しの工事現場。TVで観た福島原発の建屋を彷彿させる。アスベスト対策など全くやっていない。違う意味で健康被害は大丈夫かと思った。建物の解体工事は外側に飛散しないように作業するのが当たり前だと思っていたので安全基準が関西では無いのか心配になった。
■ 原発14基もあって非核安全都市宣言
集会の参加者が口々におかしいと意見を言っていた非核安全都市宣言の碑。非核と言えば三原則が有名だが、原子力と共存できるという考えには驚かされた。原爆は日本人にとってはダメだというメッセージが伝わりやすいが、核の平和利用というまやかしは結構欺されやすい。同じ核なのに平和とついただけで兵器から資源に変わってしまうのである。福井市でもこのロジックが使用された。このインチキを破らないと原発推進の論理に絡め取られてしまう。特に高速増殖炉「もんじゅ」は1兆円を超える予算が消費された。おまけに整備新幹線まで付けてくれると言われて反対する権力者はいないと思う。お金で安全な暮らしを売り渡してしまう。平和な日本人的な発想だ。ではこんな福井に誰がしたのか。張本人が立派な銅像で飾ってあった。(次回に、「下」を掲載)
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┗■4.<テント日誌7/23(月)―経産省前テントひろば316日目>
│ 怒りの場は官邸前だけでない。
│ それぞれが思い々の声を挙げる。今はその時だ!
└────( F記 )
7月23日(月)晴れのち曇り
先週テントに泊まった時は梅雨寒の夜を過ごしましたが、夕べは蒸し暑い夜でした。新しい週が明け今日から29日の「国会大包囲」までに各々の方たちの抗議行動が予定されています。
官邸前では18時半からオスプレイ配備反対の抗議。Twitterを見ていたら、昨日の高江での抗議行動に参加された原発事故・震災避難をされている福島の方に防衛局の者が『さっさと帰れ!』と言ったそうです。この心無い言葉を放つ態度に傲慢な政府の姿が見えるのではないでしょうか。
そこには地元住民を差別し蹂躙して成り立つこの国の縮図が見て取れるのです。高江も福島も根は一緒です。怒れる国民はその言葉に意を強くし抗議の声を続けなければなりません。そしてテント仲間のSさんが続けてきた経産省での行動を関西電力東京支店に移して夜7時から抗議を予定されていました。
先日の木曜日の夜、隔週で行われるイベントの後に『明日も官邸抗議はあるのですか?』と尋ねながら我々に近づいてくる中年の男性が二人いました。一瞬、公安ルックな出で立ちに緊張したのですがお話をすると何と一人の方はある省庁の官僚の方でした。
『私の部署は直接原子力行政に関ってはいないが、福島・東北の復興に力を注いでいます。3~4週間単位で30名位の職員が被災地へ出向しています。自分の周りでは今のままでの原発行政は問題であり「脱原発」を話し合っています』と言うのでした。官僚の中にもそのような声をオフレコで言うことを以前から聞くことがありましたが、具体的な内容であった今回は有意義であったと共に、そのような声がもっと表に出てこないの か残念でなりません。
又是非来たいとおっしゃって帰られたのでした。本当に又来てくださるのかな?
午前中、福島の森園さんがテントにいらした。この一ヶ月の流れを話しながら二人で福島のこと、おおい町でのこと、その間行ってきた行動の話をしながら時々テントに吹き込んでくる涼しい風に癒しの時間を過ごしました。彼女の小さな心体にどれだけのパワーがあるのかといつも驚かされるのですが、元々丈夫でない彼女です、疲れもたまっているでしょう。やはり横になってお休み頂きました。
この後予定 された院内集会に向かわれました。『愛するものを福島に残して日本中を駆け回るのはなぜ?』大飯原発ゲート前で機動隊員に向けた言葉が胸をよぎります。か ずえさん!貴女の思いは着実に伝わっていますよ。あの若い機動隊員の涙がその証です。
午後になってアメリカに行っておられた椎名さんがいらした。『ただいま』、『お帰りなさい!』言葉は短くともその顔にはアメリカでの充実振りが伝わってきます。カリフォルニアでの日系人を中心とした反原発団体の招きで約2週間滞在したのですが、その模様はNHK堀氏の8bit.news でご覧になれます。3日間連続で密着取材したとのことですが、強制?留学(笑)をしながら精力的に仕事をする様子もお聞きできました。彼はテントひろばには強い共感を持っており、年末には差し入れを下さったりしています。
夜になり関電前に向かいました。それぞれ思いの丈をぶつけます。僕も『大飯原発再稼動の日、あなた方の社長は海からコソコソと発電所に入った。なぜ堂々と入らない!良からぬ思いがあるからではないか』その上で『関電の再稼動の罪は重い!福島 が収束しない中、もし何かがあったら大きな被害と犠牲を強いることを分かった上でのスイッチオンは人間とは思えない!』と訴えました。
本当に何の対策も行 わず、しかも電気が足りないと言いながら再稼動後に火力発電を八基も止めたのは営利主義そのものとしか思えないし、関西圏の皆さんのことなど考えず自社の存続のみに躍起になる醜い姿をさらしているのです。福島の方に思いを寄せる気持ちがあれば、再稼動など恐ろしくて出来ないはずです。その想像力のなさが全 ての元凶であるとしか思えません。
玄関から出てきた方々が『応援してるよ。頑張れ!脱原発!』と言いながら帰宅して行きます。通り過ぎる方の中にも応援して下さる方もおり、明らかに少し前とは様子が違って見えた。最後に大きな声で『再稼動反対!』のシュプレヒコールを挙げテントに戻りました。
帰ると懐かしいYoさんの顔が。おおい町再稼動監視テント村は18日で一先ず撤収したとのことです。『ふくちゃん!ごみ一つ残さず畳んだぜ』日に焼けた顔の笑顔は誇らしげでした。
Qさんはいつ帰ってくるのかな?テントの役目とは?以前お逢いした日本ペンクラブ会長・浅田次郎氏の言葉が甦った。『テントひろばは素晴らしい。反原発、反権力の象徴としてそこにあるだけで価値がある』
そうなんだ、あらゆる抗議の声と人を繋ぐ役目を担って存在するテントひろば。経産省前テントひろばは文字通りその立ち至った原点を忘れてはいけないのです。僕はその意味をかみ締めながら帰路に着きました。そして福島からさらなる抗議の声が上がります。( F記 )
『子どもたちを核戦争から守れ!
7.27ふくしま集団疎開裁判官邸前抗議行動、
スタート&第3回世界市民法廷』
7月27日(金)午後5時30分~8時、官邸前広場(国会記者会館前)
http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2012/07/blog-post_23.html?m=1
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【編集部より】
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