「8月17日(金)首相官邸前行動に参加しよう!」など―地震と原発事故情報

2012年8月15日(水)  【TMM:No1548】-5つの情報をお知らせします
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★1.8月17日(金)首相官邸前行動に参加しよう!
   8月19日(日)20日(月)伊方再稼働阻止集会と全国相談会に首都圏から
               40名弱参加  柳田真(たんぽぽ舎)
★2.8月17日(金)首相官邸「裏」からの抗議行動案内
               18時15分~19時45分 木村雅英
★3.田中俊一規制委員長候補は高速増殖炉推進
  もんじゅを推進。原子力推進の中でも最先端の人物 山崎久隆(たんぽぽ舎)
★4.関西電力-電気が余っています。暑い夏でも。
  大飯原発、稼働なしでもOK!(カバーできた)(東京新聞8月15日より抜粋)
★5.福島を見捨てる広島放影研
   100ミリシーベルトは被曝リスクが低いと大嘘
   被爆地からインチキ安全宣言を出す犯罪性  杉嶋拓衛(たんぽぽ舎)
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┗■1.8月17日(金)首相官邸前行動に参加しよう!
 |  8月19日(日)20日(月)伊方再稼働阻止集会と全国相談会に首都圏から
 └────        40名弱参加  柳田真(たんぽぽ舎)
                          
・8月17日(金)午後6:00-8:00の恒例の首相官邸前抗議行動に参加しよう、規制人事案撤回!再稼働中止めざして!
(たんぽぽ舎も午後1:00にたんぽぽ舎に集合し経産省前テントひろば(5:00頃)を経由して、官邸行動に参加します)
環境省包囲行動にも参加します(午後8:30-9:15)

・8月19日(日)20日(月) 四国の愛媛県で開かれる伊方原発再稼働阻止集会デモと、再稼働阻止めざす全国相談会に首都圏から40名ほどが参加します。全国的にも北海道から九州まで100名近い参加が予定されています。再稼働阻止に向けて、広がる全国の闘いを結びつけよう。ネットワークをつくろう。

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┗■2.8月17日(金)首相官邸「裏」からの抗議行動案内
  └────  木村雅英
 
 先の1547号で首相官邸「裏」の行動を17日はやらないとお知らせしましたが、首相官邸「表」があるので「裏」もやります。首相官邸により近いところで再稼働反対、規制委員会人事反対を訴える。
8月17日(金)18時15分~19時45分 首相官邸「裏」
(官邸西側、地下鉄南北線溜池山王駅7番出口付近)
(問合せ)梶野宏、木村雅英(連絡先:080-5062-4196)

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┗■3.田中俊一規制委員長候補は高速増殖炉推進
 |  もんじゅを推進。原子力推進の中でも最先端の人物
 └────          山崎久隆 (たんぽぽ舎)

 一体誰がどう見たら田中俊一元原子力委員会委員長代理を「原子力ムラの影響を受けていない人物」などと言えるのだろうか。 数多くの原子力関係者の内、例えば「中心」、「周辺」、「圏外」と分けたら、間違いなく「中心」になる人物だ。
 日本の原子力政策の中心は再処理-核燃料サイクル路線であり、その中でも高速増殖炉「もんじゅ」を稼働させ、プルトニウムサイクルを確立することは、原子力ムラにとって中心課題だ。その中心課題を推進してきたのが原子力委員会である。
 彼が原子力委員会に居たのは07年1月から09年12月だが、この時期に彼は原子力委員会委員長代理の立場でヨーロッパに「出張」している。今から4年ほど前の08年10月、ブリュッセルの欧州原子力委員会で意見交換し、ベルギー原子力研究センターに行き、経済協力開発機構原子力機関(OECD/NEA)設立50周年式典に参加をして演説し、フランス原子力庁とも意見交換をしている。
 この中で重要なのは、フランス原子力庁での意見交換だ。プラデル開発局長との会談で、田中委員長代理は高速炉開発計画に言及、フランスでは高速炉が全部止まり、研究開発が止まることから、フランスから「もんじゅ」の運転再開を期待するという趣旨の発言があったようだ。これに対して田中委員長代理は、もんじゅ計画は極めて重要であり、期待をしている主旨の発言をしたのみならず、新型高速炉開発についてもフランスとの協力を約束している。炉型がもんじゅとは全く違う可能性があるとし、その上でフランスとの共同研究も示唆している。
 当時の原子力委員会内部では、高速炉計画や再処理計画を含む核燃料サイクルについては進むか止まるかの議論があったが、田中委員長代理は明らかに推進側だった。
 田中俊一委員長代理の肩書きには、他に「原子力学会会長」「原子力研究開発機構副理事長」「高度情報科学技術研究機構理事長」などと、原子力推進機関の中心人物であるだけでは無く、高速増殖炉開発も推進していたのであり、原子力推進の中でも最先端だったと言える。
 これまでの立場から考えて、規制庁として「地震や津波で崩壊する可能性がある」として、最も重大な関心を持って取り組むべき存在の「もんじゅ」について、田中俊一委員長代理は懸念を示す姿勢を取るとは考えられない。

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┗■4.関西電力-電気が余っています。暑い夏でも。
 |  大飯原発、稼働なしでもOK!(カバーできた)
 └────節電効果等で猛暑の2010年より13%低い需要
                  (東京新聞8月15日より抜粋)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)

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┗■5.福島を見捨てる広島放影研
 │  100ミリシーベルトは被曝リスクが低いと大嘘
 └────被爆地からインチキ安全宣言を出す犯罪性 杉嶋拓衛(たんぽぽ舎)
         
  8月5日に広島比治山にある放射線影響研究所(放影研)に行きました。
  年一回の開放日なので心待ちしていきましたが、展示されていた内容にがっかりさせられました。福島原発事故の影響が過小評価かつ隠蔽されていました。低線量被曝(外部か内部かの提示なし)は大して影響なし。年間100ミリシーベルト浴びても一万人あたりガンが一名か二名増える程度のリスク。酒を飲んだ方が四十人増えるから危険と相変わらずいい加減な統計で被曝リスクが少なく表記してました。福島から移住しても意味が無いという主旨で張り出してある四十七都道府県の年齢別疾病割合表は統計年が2009年になっていて福島原発事故前のデータ。余りにもおかしかったので、放影研の職員に事故前のデータで今の福島の被曝リスクを語れるのかと詰問したら「1~2年ではデータは大きく変わりません」と返答。次に100ミリシーベルトでガンの増加数は少ないと言えるのかの問いには黙ってしまった。放影研はABCCが前身だが今も体質は全く変わっていない。その証拠に今年の3月から山下俊一氏が諮問委員会に加わっている。低線量内部被曝のリスクは少なく見積もるか、なかった事にしようとしている。
放影研に行くまでは山下個人の見解かと思っていたが、放影研の研究データの開示の中に意図的に被曝者を隠そうとする悪意が見受けられた。被爆者をモルモット扱いしたABCCと一緒だ。被爆地から安全宣言を出す犯罪性を研究員は理解していなかった。あなた達の出したデータを悪用して高線量(放影研的には安全範囲)の場所に子供を遊びに連れていく計画があるがそれについてはどう考えるのかと隣にいた福島出身の方が最後に質問した。「私達は研究データを出しただけですから。」と無責任な回答。
  マンハッタン計画の時から科学者の無責任さは変わっていないと感じた広島放影研の報告でした。

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