4つの情報をお知らせします(2月20日)
2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
★1.にぎやかに、なごやかに開かれました
たんぽぽ舎23周年─総会と講演会と懇親・交流会
2012年を原発廃止元年としよう!の熱気
(柳田真・メルマガ編集部)
★2.地球温暖化よりも冷却化が心配 テムズ川が凍結─ミニ氷河期突入か
英国の気候研究所のデータが証明
(木村太郎、ジャーナリスト)
★3.<テント日誌 2/17(金)>
テントの中は反原発の論陣で花盛り
―― 経産省前テントひろば 160日目 ――
★4.イベント
◇2月21日(火)18:45から、スペースたんぽぽ
『議論はどのように歪められたか
3.11後の報道と専門家の発言を読み解く』
講師:東京大学教授 影浦峡さん
◇大飯(オーイ)勝手に再稼働させるな!安全委員会アクション
2月21日(火)
原子力安全委「検討会」傍聴 13時~整理券配布 14時~傍聴
場所:中央合同庁舎4号館北門前
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★1.にぎやかに、なごやかに開かれました。
たんぽぽ舎23周年─総会と講演会と懇親・交流会
2012年を原発廃止元年としよう!の熱気
(柳田真・メルマガ編集部)
○2月19日(日)、たんぽぽ舎23周年第24回総会がにぎやかに、なごやかに開かれました。たんぽぽ舎会員と応援して下さる皆さん・スタッフが100名弱集まり、午後1時から8時半の長時間、部分参加も含めて参加いただきました。内容は1部:総会(方針・財政・人事)、2部:二人の講演会(菅井益郎氏・山崎久隆氏)、3部:懇親・交流会でした。懇親会は8時半に一旦終了しましたが、話しおわらない人々が半分近く残られ、熱心な懇親・交流が続き、スタッフが帰れたのは午後10時半すぎでした。
○1部の総会は、今井丈夫運営委員の司会で始まり、議長に原田裕史(たんぽぽ舎応援する人)さんを選出、小山芳樹事務局次長が開会あいさつをしました。
来賓からのメッセージが紹介されました。
1.福井県で原発反対・もんじゅ廃止を闘う石地優さん
2.東海村村議の相沢一正さん
3.東京都議会議員で反原発自治体議員・市民連盟共同代表の福士敬子さん
○議案書は24ページで、経過・方針・財政・人事の順です。
・経過報告は沼倉潤事務局長から。
3.11大惨事以降の超多忙な中でのたんぽぽ舎の1年弱の多彩な活動の要点を報告。
・今年の活動方針は、柳田真共同代表から。
福島過酷事故は収束せず、放射能汚染が各地へ広がる中で原発推進政策は許せない。市民の力を集め、つないで、原発廃止元年を実現しようと、8項目の方針を提議(スペースたんぽぽの方針も併記)。7人の方から活発な意見あり。
・財政報告と方針は、坂東喜久恵副代表から。
年間1000万円強のたんぽぽ舎財政を報告。この1年で会員が大きく増大し、活動が広がったことを述べました。
(なお、スペースたんぽぽの財政(約700万円)は、別会社のため省略)
○新しい人事は、鈴木千津子代表から。
7人のアドバイザー(顧問)と3役6人を含む15人の運営委員、応援する人25人を紹介しました。運営委員が4名増加、応援する人も数名増加し、たんぽぽ舎の執行体制が一段と強化された人事でした。
☆なお、2部の二人の講演要旨、3部の懇親・交流会(のべ21人が発言)、 名刺意見広告、3.11の1年目に当たっての声明などは、次号以降に、暫時 紹介します。全体としては例年以上に盛況でにぎやか。そしてなんとしても 原発推進をやめさせよう、今年を原発廃止元年としよう、の活気に満ちた 集まりとなりました。 (柳田 真)
★2.地球温暖化よりも冷却化が心配 テムズ川が凍結─ミニ氷河期突入か
英国の気候研究所のデータが証明
(木村太郎、ジャーナリスト)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
★3.<テント日誌 2/17(金)>
テントの中は反原発の論陣で花盛り
―― 経産省前テントひろば 160日目 ――
早朝、Tさんと公園への「散歩」。「宴のあと」よりは、「前夜型」のタイプだと思っている。自分の性癖の反対が仕事感覚だから、「朝の散歩」が向いている。だんだん、「宴」は日常化し、ごみも多様化し、増えてくる。「トイレ無きマンション」としての原発批判をトイレなきテントから鋭くしよう。
しかし、まだ原発もごみも自動的に雲散霧消する時代ではない。自分がつかったものの存在過程の生と死について考えながら、ものとお付き合いできたら。・・・使ったのに御礼の気持ちも無い、これを文化なき文化──throw away (使い捨て)文化という。この文化は、「誘惑されて捨てられる」人間を多産した。そして、核燃料廃棄物は劣化ウラン弾まできた。武器社会は、劣化ウラン弾の販売拡張を恥じない。兵隊はそのように使われて消えてゆく。
一方、水俣病の原因会社、日本窒素の子会社、旭化成は富士をふりさけあおぎみる川の海辺にある。この県に、浜岡原発。これは中部電力のもの。浜岡原発が公共の福利に反しているという訴訟が、ながらく停止していたのを、3・11以後、再稼動阻止を確証させるため、白鳥さんが緊急動議のように、本訴を仮処分を緊急にするよう高裁に申請。高裁はその準備会を原告の白鳥さんたちと被告中部電力と開いた。この日、その集会の帰り、単身、テントへ。
今年、80才になられる白鳥さんに、日比谷図書館で仕込んだばかりの、富士山大爆発の特集コラムをお見せする。「東京は浜岡原発から、180㌔しか離れていないんです。20年は民主主義実現の活動を、あと20年は反原発・浜岡廃炉のためでした。なにもできていなくて・・・」ほんとうに、能の翁のような温顔で、静かに語られる白鳥さん。浜岡1.2号機を廃炉にしたのは、日本の歴史のうえで、この方達が初めての民衆活動家ともいえる。
「責任のもてないものを振り回すのは、やめてください!」という訴えは、白鳥さんに教えられ、柳田さんに誘惑されて、昨年一月、経済産業省別館前定例抗議集会でさせてもらった。このお二人が、私をテントに連れてきたのだった。
また、この日、反原発派の妥協なき知識人、槌田敦さんがふらりと予告無くいらした。「福島原発多重人災 東電の責任を問うーー被害者救済は汚染者負担の原則で」(槌田敦・山崎久隆・原田裕史 共著 日本評論社)の注文票を自ら携えていらしたので、小生がテントにお預かりすることにした。
雨が霙になった寒い日、偶然、取材に来ていた、3人のフランス人ジャーナリストに、一心に、原発と核開発の危険を舌鋒鋭く訴えておられた。お坊さんの石橋さんとテントで温まっていただいたが、テント内のみなさんからの質問に、一刀両断にお答えになる。その一種のかしゃくの無さに、いつもながら、圧倒された。
さらに、フランス人ジャーナリストに、木村さんが、賠償問題審議会の報告書を紹介し、一年たとうというのにたった一割の賠償問題しか手をつけようとしない、東電と政府の「棄民政策」を人権の国、フランスに訴えて、国際世論を喚起しようと、霙の中、奮闘されていた。また、Qは、フランス国営テレヴィの取材につかまってしまった。このかたがたは、いったん、立ち去ったが、ほかの仏人ジャーナリストのために、福田さんは、「ふるさと」の合唱を聞かせていた。「ふるさと」は、福島におき替えられ、被爆・被曝の人類史上の原郷となった日本・東京から、フランスへ世界へと伝えられるだろう。この合唱に、フランス取材陣の日本人通訳も加わった。 ( Q記 )
★4.イベントのお知らせ
◇2月21日(火)18:45から、スペースたんぽぽ
『議論はどのように歪められたか
3.11後の報道と専門家の発言を読み解く』
講師:東京大学教授 影浦峡さん
著書『3.11後の放射能「安全」報道を読み解く』<社会情報リテラシー実践講座>(現代企画室、1,050円)
※影浦峡さんご本人から(2月17日島薗進さん講演会での発言から)私の講演会には「反原発」の立場がハッキリとしている人よりも、マスコミの報道を観て、「何か変だな」と感じている人達にこそ来て戴きたい。
◇大飯(オーイ)勝手に再稼働させるな!安全委員会アクション
保安院は意見聴取会委員の意見を十分に考慮することなく、ストレステスト 審査書を原子力安全委員会に提出。それを受けて、あす、原子力安全委員会 が「総合的評価検討会」を開きます。原子力安全委員会まえのアクションと、 委員会の傍聴に参加しよう!
安全委員会の開催要項はこちら
http://www.nsc.go.jp/kaisai/senmon/senmon/120221-hatsuden.htm
2月21日(火曜)
【13時】中央合同庁舎4号館北門前
(千代田区霞が関3-1-1/霞ヶ関駅A13出口より5分)
アクセス http://www.nsc.go.jp/map/map.htm
【13時15分~45分】アピール&チラシ配布 @4号館北門前
【14時~17時】検討会傍聴/13時より入場整理券配布
※プラカードや鳴り物など持参歓迎です。
<呼びかけ>福島原発事故緊急会議、3・11再稼働反対!全国アクション、 東電前アクション、国際環境NGO FoE Japan、福島老朽原発を考える会、 グリーンピース・ジャパン、プルトニウムなんていらないよ!東京
[連絡先]ピープルズ・プラン研究所
(TEL) 03-6424-5748 (FAX) 03-6424-5749
(E-mail) contact@2011shinsai.info
【当日連絡先】090-6185-4407(杉原携帯)
※編集部より訂正:2月18日発行分のナンバーに誤りがありました。
誤 TMM:No1352 事故情報その337
正 TMM:No1353 事故情報その338
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[編集部より]
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