「2/8原発についてみんなで観ようワンコイン上映会」など―地震と原発事故情報【TMM:No1360】

2012年2月24日(金) 
                               転送歓迎
(メルマガ編集部より:ナンバリング方法が変わりました)

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 2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
 残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
  【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
  【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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 ★1.☆2/8原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
 ★2.槌田敦氏が東大を名誉毀損、憲法違反で裁判に訴えた経緯
    二酸化炭素温暖化説への疑問・否定説への不当な攻撃に反論
                   たんぽぽ舎会員 近藤恭彦
 ★3.<テント日誌 2/22(水)>
     福島の母と子の声を聞いて! 大作戦
     ― 経産省前テントひろば 165日目 ―
 ★4.イベントのおさそい
   ◇樋口健二さいたま講演会 3月4日(日)13時30分から16時30分
    さいたま市与野本町コミュニティセンター
 ★5.新聞・雑誌から
   ◇原発誘致は間違えていたのかもしれない
    福井・美浜の元商工会長、苦悩
                 (2月21日 東京新聞より抜粋)

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★1.☆2/8原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
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日 時:3月8日(木)19:00(開場18:30から ☆お楽しみ特典上映あり)
参加費:500円

今回は『見えない雲』(ドイツ、2006年)

《上映メンバーによる観た感想》
去年の3月11日を思い起こされる内容でした。マスメディアは伝えなかったけれど、きっとあの時も同じような状況であったと想像します。各場面に放射能の事を考えさせられることがちりばめられており、これからをどう生きていくのかを考えさせられる映画です。事故から一年経ちますが、世界で初めて人口放射能の被ばくを被った首都・東京でこの映画を観る意味は大きいと思います。
是非お越し下さい。

《あらすじ》
シュリッツに暮らす高校生のハンナは、母と弟ウリーとの幸せな暮らしを送っていた。同じクラスの優等生エルマーが少し気になっていた。その日、母が出張のためハンナがウリーの面倒をみることになった。午前の授業中、ハンナはエルマーから空き教室に呼び出されてキスをされる。その時ABC警報が鳴りだし、生徒達は帰宅させられた。混乱の中、ハンナはウリーがいる自宅へ戻る。警報は、母の出かけたシュヴァインフルトの近隣にあるエバースベルト原発での放射能漏れ事故を知らせるものだった。警察の車が拡声器で家々に指示するのに逆らい、住民は家に残らず車で逃げ始めた。ハンナはエルマーが車で迎えに来ると言った約束を信じて家で待っていたが、母から電話が入り、2人でハンブルクの伯母ヘルガの元へ逃げるよう指示される。ハンナはウリーとともに、道路が避難者の車で渋滞する中を自転車で駅へ向かい、遅れて到着したエルマーと行き違いになってしまう。家に残されたスイッチが入ったままのラジオが、放射能を含んだ雲の接近を伝えた。

※最新デモ映像あり!

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★2.槌田敦氏が東大を名誉毀損、憲法違反で裁判に訴えた経緯
   二酸化炭素温暖化説への疑問・否定説への不当な攻撃に反論

                     たんぽぽ舎会員 近藤恭彦
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◯ 東京大学による名誉毀損裁判は、槌田エントロピー理論で有名な物理学者で、たんぽぽ舎でもしばしば講演をなされている槌田敦氏が、東京大学を名誉毀損、及び憲法違反で訴えた事件です。
 東京大学は、文部科学省科学技術振興調整費を用いて槌田敦さんら12名の二酸化炭素温暖化懐疑論者(もしくは否定論者)の主張に対する一方的な批判を誹謗中傷のレベルで載せた『地球温暖化懐疑論批判』(IR3S/TIGS)という書物を作り、反論の機会を与えずに大量に印刷して東大の大きな販路を利用して無料配布しました。書物以外にインターネットでも全文印刷可能な形で公開されました。
 本書の「はじめに」の部分で、10項目で9つの特徴を挙げて攻撃しています。そして、その後に「このような議論の多くは、これまでの科学の蓄積を無視しており、しばしば独断的な結論に読者を導いている。温暖化のリスクが増大している状況下で、このような議論が社会に広まることを科学者としては看過できない。・・・」と、あります。12人の懐疑論者は、科学者としての資質に欠けて、社会正義に反する・・という事を印象付けた内容です。この形態は、明らかに科学論争ではなく、誹謗中傷、吊るし上げです。
「二酸化炭素地球温暖化仮説」は、まだ『仮説』であるにも関わらず、ほとんどの科学者の認めた共通認識であり、懐疑論者は『悪』であり、いい加減なことを言う詐欺師である」と言うような物言いです。
「すでに合意のある二酸化炭素温暖化説を疑うことはけしからん反社会行為である、反論の機会など与える必要は無い。」というスタンスです。これが学問論争の筈が御座いません。反論の機会を与えず、論争しようという姿勢の片鱗もありません。そしてその決めつけを、東京大学の名のもとに、税金を使って書物の形にし、無料配布したのです。

◯ それに対して槌田敦氏が、反論を掲載して欲しい旨を要求しても、東京大学(・・の名の下に集まった人々・・)は無視を決め込みました。そこで槌田敦さんはやむなく裁判という手段に出たのです。
 二酸化炭素地球温暖化説は、二酸化炭素の増加が地球温暖化の主因であるという「説」です。これは、まだまだ「仮説」の領域です。確固とした証拠もありません。正しいか間違っているかは、科学論議、そして最終的には事実が決着をつけるべき事です。一方的に二酸化炭素温暖化懐疑論を「悪」と決めつけ、国立の東大の名前の冠を付けて発表する手法は学問論争などではなく、姑息な誹謗中傷、名誉毀損の範疇です。そして、槌田敦さんは、このような事を公共機関である国立大学が行う事は、学問の自由、表現の自由に対する攻撃であり、憲法違反だと主張しているのです。

◯ 時代背景としては、二酸化炭素排出権取引の低迷やIPCCの不正事件・・国策の科学の研究者は、潤沢な研究資金を得られ、多数派となり、それに批判的な科学者は、研究資金も得られず、研究発表の場からも排除され、身分上も差別される現実を、槌田敦さんは身をもって体験して来ました。今回はその事を世に問うた裁判と言えましょう。
 国策の科学の典型例が、原発と二酸化炭素地球温暖化説です。この2つの国策は同根です。「原発稼働時にCO2を出さない原発推進」の為に、二酸化炭素温暖化仮説が台頭した事は歴史を辿れば明らかです。

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★3.<テント日誌 2/22(水)>
   福島の母と子の声を聞いて! 大作戦
   ― 経産省前テントひろば 165日目 ―
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 2月22日(水) 晴れ。もう春を感じさせるように暖かい。
  今日は昼過ぎからテント裏側に横幕を張る作業が行われた。テントは幅5間、奥行き2間の広さでこれが2棟、道路に面し縦に並んでいる。他に3坪ぐらいの小さなテントが一つやや離れて建っている。経産省内脱原発テントひろばの敷地はこの三つのテントでいっぱいいっぱいだ。
  表側は全国から寄せられた脱原発のメッセージや横幕などで賑やかだが、裏側つまり経産省側から見ると眼下に白いテントがポツンと見えているだけで寂しい感じだ。これでは経産省に脱原発を迫るテントとしては画竜点晴を欠く。早速椎名さんや何人かで相談、テント会議の賛同を得て、大きな方の二つのテントにまたがる大横幕を張ることになったのだ。
  作業が始まると、経産省側もその様子を内側からビデオ撮影する。一文字60センチ大で書かれた「福島の母と子の声を聞いて!」の文字はビルから眺めおろす経産省官僚たちの眼を射るに違いない。

  椎名さんが、経産省のビルの中から写真を撮りたいと言った。先日の「愛のチョコレート」が効用発揮するか、たぶん大丈夫だろう。写真が撮れたらブログに載せてもらいたい。

  昨日21日のことになるが、夜7時前珍しいデモがテント前を通った。一口で言えば右系デモだが、反原発のデモと知り、テントのメンバーを含め手を振って出迎えた。これは自然なことだ。お互いが「共同」に立つことを実感すれば連帯感が生まれる。右系デモなどと簡単にくくるのは軽率なことなのかもしれない。
  ひるがえってみれば、左系デモというくくりに、デモに参加することに逡巡し結果として脱原発の意思を行動に転ずることができない人々がいかにいことか、想いを馳せる必要がある。              (T/E)

 ☆「ひろば─全国・全世界から ~交流・討論・共感~」
 (郵便は〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-3-1 経産省前テントひろば
  メールは tentohiroba@gmail.com へお送り下さい)
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  経産省前テントひろばHPをご覧ください。
  http://tentohiroba.tumblr.com/

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★4.イベントのおさそい
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◇樋口健二さいたま講演会
 「3.11から1年、絶対に原発を稼働させてはいけない
  これだけ危険な現実」

 日 時 3月4日(日)13時30分から16時30分
 場 所 さいたま市与野本町コミュニティセンター・多目的ホール(大)
     (JR埼京線与野本町駅 西口下車 徒歩3分 TEL 048-853-7232)
 参加費 500円(高校生以下は無料)

  講師には首都圏の放射能汚染の状況を特別ゲストに話していただき、40年に渡り、原発立地段階から原発の最前線で、被曝労働者や、原発の事故などを取材発表してこられた報道写真家の樋口健二氏に、お話をしていただきます。市民として、絶対に原発事故を起こさせないために、原発を稼働させない、存続させない、海外に原発を売って稼働させない、ための認識と知識を深めていければと思い開催いたします。
  たくさんのみなさまのご来場をお待ちしています。

 共催 内部被ばくを考える市民研究会/連絡先048-255-6106(川根)
  (市民ジャーナルサイト)のたる/連絡先090-5548-4296(宮沢)
  週刊金曜日 川越・ふじみ野読者会/連絡先090-1702-8944(白田)
  週刊金曜日読者会・浦和/連絡先090-3087-4558(江上)
  東村山で放射能汚染問題と避難者と福島のことを考える会/連絡先
   090-9963-5238(八尾)
 協賛/週刊金曜日

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★5.新聞・雑誌から
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◇原発誘致は間違えていたのかもしれない
 福井・美浜の元商工会長、苦悩
                  (2月21日 東京新聞より抜粋)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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【編集部より】
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