「7月9日 第3回 たんぽぽ舎福島勉強会(槌田ゼミ)のお知らせ」など―地震と原発事故情報

2012年7月6日(金) 地震と原発事故情報【TMM:No1508】-5つの情報をお知らせします
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★1.7月9日 第3回 たんぽぽ舎福島勉強会(槌田ゼミ)のお知らせ
   「隠ぺいされた福島原発事故 – 2号機についてくわしく」
★2.原子力ムラの犯罪を振り返る≪上≫
   規制の指針もない-組織もない-人材もない・・・これでどうして
    原子力を使い続けられるのか?(山崎久隆)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇原発再稼働を許さないぞ!大宮からも 枝野はエダNO!!
  7月8日(日) 14:00集合、JR大宮駅東口(南)交番近く
 ◇鎌仲監督の『内部被ばくを生き抜く』の上映会
  7月13日☆宮古上映会、7月14日☆岩泉上映会
★4.国会事故調報告書、地震で損傷の可能性
   -「人災」と断定 -規制側の保安院、東電と立場逆転
                      (7月6日 東京新聞より)
★5.<テント日誌7/2(月)――経産省前テントひろば 296日目>
   歴史的な大飯原発前でのバリケード・座り込み闘争を共有化しよう!
   7/6(金)官邸前行動を空前の規模で、29日を上回るオキュパイを!
   ( Y・T )
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◆7/7(土)七夕の経産省前テントひろば夕涼みアクション
「原発再稼働への怒り  天の川 キャンドルナイト」
 17時~18時 経産省前テントひろば 夕涼みアクション・アピールと歌
         カンショ踊り・団扇プラカードコンテスト
 18時~19時 カンショ踊り流しで首相官邸前へ
         ・短冊アピール…笹竹を受け取ってもらおう!
         ・ノダグダ…野田首相にこれだけは言っておきたい。
 19時半~21時 第2テントでドキュメント映画上映会
 お問い合わせは経産省前テントひろばまで(tentohiroba@gmail.com)
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┗■1.第3回 たんぽぽ舎福島勉強会(槌田ゼミ)のお知らせ
 │  「隠ぺいされた福島原発事故 – 2号機についてくわしく」
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 日時 7月9日(月)開場18:30、開会19:00~21:00
 講師 槌田敦さん
 会場 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル4階)
 参加費 800円

 人々の味方のふりをしたマスコミ報道に惑わされ、支配者階級の願望を既成事実として容認してしまう日本社会の現状に、槌田敦さんは「とんでもない世の中になっている」と強い警告を発しています。私たちは、世論誘導のためのウソ情報を見破り、本質を突いた反原発運動を構築する力量をつけなければなりません。

 たんぽぽ舎では、真実を見抜く力が抜群の槌田敦さんを中心に毎月1~2回、継続的に勉強会を開催します。
 今回(7月9日)は、福島第一・2号機で何が起こったのか、何が隠されているのか、詳しく検証します。環境に放出された放射能のほとんどは2号機からのものです。住民を被曝させ、全国に放射能をまき散らした2号機問題を 学習し、運動に生かしましょう。ふるってご参加ください。

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┗■2.原子力ムラの犯罪を振り返る≪上≫
 │  規制の指針もない-組織もない-人材もない・・・これでどうして
 │   原子力を使い続けられるのか?
 └────(山崎久隆)

 懲りない面々 — 総合エネルギー調査会のおかしなおかしな数字

 総合エネルギー調査会は「エネルギーミックスの選択肢の原案」を何度かに分けて公表した。2030年の発電設備割合として原発を0%、15%、20~25%、35%が提示されている。(35%は「選択肢」から外され「参考」とされた)いまさら「35%」とは一体何事かと思うのだが、もはや自民党さえも不可能としている「新規増設」が含まれた数字だ。
 20~25%というのも、新規立地こそしないものの、既に着工している原発などは稼働させ、現存する原発を機械的に40年間稼働させる前提で計算されたものであり、現実的にはあり得ない想定だ。
 15%になるとようやく「脱原発依存」めいた割合になるが、その下がはすぐ0%になるので、全体で、あたかも0%が極端な例の印象を持たせる効果がある。なお15%とは、全50基の原発のうち、運転年数が30年に達しない原発を動かし続け徐々に減らすことを想定している。
 原発を使い続ける前提であるとしても、本来ならばこの15%が最大で、0、5、10、15とした割合が妥当な並びだろう。実際には国民世論の動向や現在の安全性確保能力を考えても、0%以外の選択肢はあり得ない。2030年とは今から20年近くも先の未来だ。そんな時代でさえ原発が基幹電源であることなど不可能だ。

 現実を直視しよう

 「原発が必要」と国がいくら主張しても、原発が危険であれば使えない。当たり前なのだが、国も地元も本当には分かっていない。あげくに原発の安全性は誰が責任を持って決定するのかさえ決まっていない。安全性は誰が検証できるのか。政治家ではないことは確かだ。信じる人はいない。まして責任を取ることができると思う人もいない。野田首相であろうと誰であろうと、首相を辞任したり議員を辞職したりしても追いつくわけがない。
 では、原子力安全委員会だろうか。
 この組織は、今年3月末で消滅したはずであり、その後を引き継ぐのは原子力規制委員会とされているが、それがまだ発足さえしていない現在では「死に体」だ。原子力安全・保安院も同様に規制庁に吸収されることになっており、本当は存在しない。その保安院などがストレステストにお墨付きを与えても、実際には何の保証にもならないことはみんな気づいている。
 では、原子力規制庁ならば原発の安全性を保証できるというのか。
 斑目春樹安全委委員長は「安全性を確認する指針に瑕疵があった」と国会事故調査委員会の場で認めている。原子力発電所が安全であるかを調査審議するためにある指針が間違っているのだから、新しくできる規制庁は、まず指針類の無効宣告をし、何をよりどころに審査するかを構築し直さねばならない。
 現状では、組織もない、規制の指針もない、そして人材もない状態だ。これで原子力を使い続けるあてなど見いだせるはずがない。これまで「原発の開発以前の能力」しか有しない現状だったことを正直に認めることからしか始まらない。
(次号以降、≪中≫につづく)

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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇原発再稼働を許さないぞ!大宮からも 枝野はエダNO!!

 とき :7月8日(日) 14:00集合 (14:30出発)
 ところ:JR大宮駅東口(南) 交番近く
 「ただちに影響はないが、念のために避難していただく」、スピーディによる放射能拡散予測を隠し、国民を無用に被曝させたばかりか、地球規模の放射能汚染をさせた、この責任は万死に値します。
 私たちは未来を守るために、エダNOを突きつけましょう!

・原発と関係のない特定の団体や、デモの主旨と異なるテーマに関するのぼりや旗プラカード・チラシ・宗教団体の機関紙配布等はご遠慮下さい。
・7月22日に、船橋の野田はNOだ!と、同日デモを予定しています。
 主催: 「原発さよならエダNOデモ実行委員会」
 詳細:http://datugenpatusaitama.blog.fc2.com/

◇福島・二本松の佐々木さん一家が登場する鎌仲監督の『内部被ばくを生き抜く』の上映会を開催します。宮古で活動しているママさんグループ
 (子育てを楽しむ会)に便乗して、岩泉の上映会もする事にしました。

 ☆宮古上映会 7月13日(金) 10時から13時 場所:山口公民館 和室
  参加料:300円(お茶・お菓子付) 上映終了後、茶話会あります。
  主催:子育てを楽しむ会 問い合わせ:古館090-7067-8489
 ☆岩泉上映会 7月14日(土)1回目14時から15時半 2回目18時から19時半
  場所:岩泉・うれいら商店街内「あっけら館」
  資料代・場所代として300円、上映終了後、懇親会あります。
  主催:岩泉上映実行委員会
  問い合わせ:穴田0194-22-4858(モーとんふぁみりー)

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┗■4.国会事故調報告書、地震で損傷の可能性
 │  -「人災」と断定 -規制側の保安院、東電と立場逆転
 └────(7月6日 東京新聞より)
(省略しますー「ちきゅう座」編集部)

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┗■5.<テント日誌7/2(月)――経産省前テントひろば 296日目>
 │  歴史的な大飯原発前でのバリケード・座り込み闘争を共有化しよう!
 │  7/6(金)官邸前行動を空前の規模で、29日を上回るオキュパイを!
 └────( Y・T )

7月2日(月) 曇り 後 晴れ
 大飯行きの疲れも取れないまま、午前中に溜まっていた日誌を書いて発信した後、昼過ぎにテントに出かける。テントはいつもの面々が集いながらゆったりとした時間が漂っていた。
 話題は大飯原発前での闘い、大飯原発を封鎖した若い人達のバリケード闘争で持ちきりだった。私たちの想像をも超えた若者達のエネルギーと創意は、先日の15万人の官邸前行動の興奮をも後景に追いやっていく程の衝撃であった。それはきっと反原発闘争の新しいページを開く、画歴史的な闘いであったに違いない。
 それにしても、先日の巨大な官邸前行動の中で感じていた若いスタッフたちの秩序感覚と、大飯現地でのバリケードとそこでの直接行動にある若者達との落差に、困惑を感じていたことも事実であった。官邸前を埋め尽くしていた人々にとって、とりわけ若いスタッフたちにとって、大飯現地でのあの闘いはどのように映り、どのような響きを生んでいたのだろうか。
 その落差を埋め、答えを見出していくには、ともかく再稼働後のはじめての行動となる今週の金曜日にさらなる数の力を創り出すこと、その数の力でもって官邸前から国会周辺、さらに霞ヶ関へと埋め尽くし、あの国会通りを解放区=広場のようにした人々の意志表現を、「大飯原発再稼働反対・3号機即時停止!野田ヤメロ!」のより自覚的で強固なオキュパイにしていくことの中でしかありえない。巨大性の中で、私たちが「イベントの客」としてではなく協同の主体として、共感を生んでいく創意ある行動・磁場を創り出していくことが求められているのだろうか・・・。

 ともかく、7/6(金)は空前の規模の官邸前行動を実現しよう。そして終了後には経産省、保安院に対する行動や、テント前での大交流会をおこなおう。
(大飯原発の破砕帯の即刻調査を求める対保安院行動は重要だ。)

 午後6時頃、バスツアーで居残って大飯原発前の行動に最後まで参加していたEさんが戻ってきた。当時の様子を再度詳しく聞く。とくに昨日の日誌にもある、漁師のFさんの話に感銘を覚え、勇気づけられる。おおいに確実に新たな主体と闘いが芽生え始めていることを実感する。
 尚、昨日書かれていなかったことで重要な点を一つ付け加えておきたい。それは再起動のスイッチオンに立ち会う牧野経産副大臣が、関電社長ともども船で海からの入構、いわば裏口入構を余儀なくされたことである。午後4時頃、最初に入った情報は、牧野はオフサイトセンターに入り、そこからスイッチオンするということであった。30分ほど後には、野田官邸はあくまで正規ルートの入構=正面突破を方針としたという情報が伝えられる。そして最後には、結局のところ船で海から入構ということが伝えられたのであった。
 大飯原発前でのバリケードと座り込みは官邸の方針を阻み、変更を余儀なくさせた。さらに強力な闘いは、再稼働という方針を阻み、変更を余儀なくさせるだろう。それに向けて前進しよう。( Y・T )

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