「7.29国会包囲に参加して」など―地震と原発事故情報

2012年8月1日(水)  【TMM:No1537】-4つの情報をお知らせします 

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★1.7.29国会包囲に参加して
   焦点の規制委員人事でアピールできた
   国会前では多様な表現の人々で高揚感を味わった
            斎藤なぎさ (たんぽぽ舎ボランティア)
★2.反原発連合 議員と初対話:菅氏「行動、効いている」
★3.規制委員人事への反発、民主党内で強まる
   「ミスター原子力ムラ」「真の組織を」…鳩山由紀夫氏ら
★4.<テント日誌7/29(日)―経産省前テントひろば 323日目>
   全国から多くの人が集まって行われた国会包囲行動、
   これから、一人一人の思い・行動の真価が問われる局面へ
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※8/2(木)18:30開場 19:00開会 参加費800円
   『子供を守る闘い-チェルノブイリと福島』
 講師:向井雪子さん(チェルノブイリこども基金代表理事)
  会場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
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※訂正です。
7月31日発信の【TMM:No1535】で、「1番-8月の予定」で参加費のミスプリが
ありました。
 8月25日(土)◎14:00~17:00、参加費500円(誤)
 『ツイッター中級講座』 講師:森本祐次さん、
参加費は、1000円です。訂正致します。
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┗■1.7.29国会包囲に参加して
 |  焦点の規制委員人事でアピールできた
 |  国会前では多様な表現の人々で高揚感を味わった
 └──── 斎藤なぎさ (たんぽぽ舎ボランティア)

○ 今回の抗議行動では、新たに規制委員会の人事に対する批判を加えた横断幕、プラカードを用意し、シュプレヒコールを上げた。経産省前テント広場から国会議事堂へ向かう交差点で、「原子力ムラで固められた規制委員会のままでは次々と再稼働されてしまうだろう」と、その危険性を訴えた。浴衣を着た外国人男性が同様のプラカードを掲げ賛同し、皆も熱心に話を聞いていた。この場で、差し迫った問題を提起できたのは良かったと思う。用意した再稼働反対のハガキやチラシが、あっという間になくなり、欲しいという人に渡せなかったのが残念であった。

○ 夜のとばりに包まれると、人々はライトやキャンドルを手に国会議事堂前を埋め尽くした。仲間の男性が、光るイヤリングを手作りして配っていたので一つ拝借した。目の前では、白い防護服と黒い防毒マスクを身に付けた男女と子供が、黄色いドラム缶を叩いてミュージックパフォーマンスを繰り広げていた。「再」「稼」「働」「反」「対」と電光掲示板を掲げている人もいる。浴衣姿の外国人も日本人もたくさん見かけた。ウィンブルドンテニス会場で目にするような派手な帽子を被った女性もいた。脱原発という一つの目標に向かいながら、ひとりひとりが工夫を凝らし知恵を絞り国会議事堂前に集うのを見て、美しいと感じた。まだ脱原発を達成していないにも拘わらず、高揚感を味わった。
この分では、脱原発に日本が舵を切った暁には、国会議事堂前で祝賀花火を上げたくなるだろうと考えながら帰途についた。

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┗■2.首都圏反原発連合 議員と初対話:菅氏「行動、効いている」
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 (2012年8月1日 東京新聞より抜粋)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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┗■3.規制委員人事への反発、民主党内で強まる
 |  「ミスター原子力ムラ」「真の組織を」鳩山由紀夫氏ら
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 政府が提示した原子力規制委員会の国会同意人事案に対し、民主党内を中心に反発が強まっている。同党の鳩山由紀夫元首相のグループは31日、初代委員長候補の田中俊一・前原子力委員会委員長代理の差し替えを求める声明を出した。
 声明は田中氏を「ミスター原子力ムラの人物」と批判。規制委人事は「原子力ムラと決別し、真の規制組織を作るという政府の姿勢が現れたものでなければならない」として、政府に再考を求めた。
 民主党を含む超党派で脱原発を訴える議員でつくる「原発ゼロの会」も31日、田中氏が委員長代理を務めていた原子力委で、電力事業者との秘密会議が常態化していたとの指摘があることなどを問題視し、再考を求める声明を発表した。
 31日に開かれた民主党の環境部門会議と原発事故収束対策作業部会の合同会議でも田中氏について「なぜ『原子力ムラ』の人を選んだのか」と批判が出た。(後略)(2012年8月1日東京新聞より抜粋)

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┗■4.<テント日誌7/29(日)―経産省前テントひろば 323日目>
 │  全国から多くの人が集まって行われた国会包囲行動、
 │  これから、一人一人の思い・行動の真価が問われる局面へ
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 この日は、首都圏反原発連合の主催で15時30分~日比谷公園で集会が開かれ、16時~デモ、その後19時~国会包囲行動が予定されていた。16時頃に新橋駅に着き、日比谷公園経由でテントへ向かおうと東電方面に向かって歩いていると、遠くの方から威勢のよいドラムの音が響いて来た。東電前本社前まで来ると、最初のデモの梯団がさしかかっていた。ドラムの音に合わせ、「原発いらない」「福島救え」とコールをしながら、勇ましく行進している。日比谷公園の方向に向かって歩みを進めながら、順々に通り過ぎるデモ隊の隊列を確認すると二番目の梯団にテントのスタッフの人達と「原発いらない福島の女たち」の皆さんがいらした。
 福島の女たちは、揃いの黒の着物に赤い襷、笠を身にまとい、「かんしょ踊り」を踊りながら行進していた。その後も日比谷公園から、続々とデモの隊列が続いていたが、ドラム隊の後にかんしょ踊り、その後には、地方の組合・たんぽぽ舎・市民デモのグループが続く。まさに「原発反対」というテーマの下に、様々な人達・グループが参加している超大規模デモという様相で、壮観だ。
 日比谷公園に着き、集会場所の中幸門から中に入ると、暑い中、デモの出発を待つたくさんの人達でごった返していた。公園の奥の方に進んでも、人また人。今年の3月11日に行われた国会包囲の時と比べても明らかに数が多い。デモ隊が全てスタートするまで相当時間がかかる事が想像されたが、少しだけコールに参加してから、デモには参加せず、テントへ向かった。テントへ着くと、テントに残っている方達が、参加者の方に水を配る準備をされていた。デモのコースを確認しながら、デモ隊の到着を待っていると、暫くしてデモのゴール地点の日比谷公園のかもめ広場に着いた人達が、テント広場の反対側の歩道を国会議事堂方面へ続々と上って来た。テントで水を用意しているので、給水してから、国会議事堂へ向かって下さいとトラメガを使って呼びかけると、多くの方達がテントに寄って下さった。その後も続々と国会議事堂へ向 かう人達の列が続き、国会包囲の開始時間19時まで人の列が切れ目なく続いた。
 この日の参加者数は、主催者発表で20万人。日本全国から原発を止めたい、福島を救済したいという思いの多くの人達が集まった。テントにも本当に多くの方が寄って下さり、福島、佐賀、青森、愛知から来られた方が宿泊された。深夜、見張り番をしながらテントの外で話をしていると、デモでドラム隊に参加していた方達が訪れてくれ、朝までテントの外で語りあった。
 毎週金曜日、首相官邸前に10万人以上の人が集まり、首相官邸や国会議事堂の周辺に抗議のために10万単位の人が集まる事が珍しくない状況となっているが、この国の政府は人々の声を無視し、規制委員会の委員を原子力ムラから選び、関西電力は、大飯原発の活断層の調査を原発関連企業の子会社に委託するという。利権集団の原子力ムラは道理を引っ込め、恥ずかしげもなく堂々と出来レースを進めようとしている。これからが正念場。多くの人の思いをどうやったら原発を止める事に結びつける事が出来るか、放射能から子供たちを守る事が出来るか、福島への賠償をさせる事が出来るか、首相官邸前、国会議事堂周辺に集まった一人一人の思い・行動の真価が問われる局面に入っていると思う。
 最後に、金曜日の首相官邸前に抗議集会と国会包囲行動を主催してくれた「首都圏反原発連合」のスタッフの皆さんの努力に心から感謝の意を表したい。
 「いつもありがとうございます。これからもお互いに無理をしない範囲で、頑張りましょう。」 (Toku-san)
 3時半からの大集会に先立って、「一票一揆 女が変える!政治もくらしも原発も」の集会がかもめ広場で2時からおこなわれた。揃いの黒い着物に赤い襷をした女たちをはじめとして150名ほどが集まった。発起人のShut泊p泉さん、福島から武藤さんをはじめお馴染みの人たちに加えて初めての参加という人たちも次々と発言。そして四国の四万十川地域から来られた方が「メルトダウンブルース」を歌い、みんなで唱和。その後噴水のまわりをカンショ踊り、そしてそのまま踊りながら公園内を周り歩いて集会場へ、デモ出発口に近いところに陣取った。デモ出発までの間も踊りは続いた。
 7時前に国会正門前に向かう。六本木通りに沿って歩き、正門へと正面に向かう道路の入り口で警察が人を入れまいと規制していたが、かいくぐって入り歩道を議事堂方面に歩く。とその時、前の方で人々が歩道から車道へと溢れだし、みるみる広い車道に人々が広がり、人々で埋まっていく。中程まできていた車は立ち往生。国会正門前は、歩道から車道まで人々で埋まり一つの大きな解放区=広場へと化した。その後ろには議事堂が黒々したシルエットを描き、それを背景にしてたくさんの旗や幟旗が翻り、広場を人々がビッシリと埋め尽くしている。そしてドラムの音が力強くリズムを響かせ、それに合わせて踊る人たち、再稼働反対!大飯を止めろ!野田ヤメロ!のコールは津波のように広がる。
 写真でみる60年安保時の光景を甦らせる。国会正門前をこのように人々が埋め尽くしたのは半世紀ぶりであろう。6月26日には官邸前の国会通りを人々は埋め尽くし広場と化した。そして今日7月29日には、国会正門前を人々は埋め尽くし、広場と化した。この1ヶ月を象徴する二つの事柄であった。歴史に残る1ヶ月であったが、扉は一つ開けられた。ここから反=脱原発運動の新しい歩みが始まっていく。 (Y・T)

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【編集部より】
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