『共同幻想論』はどう読まれてきたか

「共同幻想論と今」と題した講座の続きが5月17日(金)から始まりました。吉本隆明の『共同幻想論』をテーマにした講座を来年3月まで(9回)の予定で行います。吉本がなくなった後、改めて評価が高くなる一方で、批判も強くなっているのが『共同幻想論』ですが、これをどう読まれてきたかをベースにした講座をやります。これは私たちがこれを読むことにほかならないのですが、媒介を広げることでそれをやってみようということです。

全二回(5月と6月)はテキストとして「『共同幻想論』による連合赤軍事件の考察」を使って見ました。今回は秋以降のことも含めて、現在の国家と共同幻想ということにテーマを絞り込んでやって行こうと思います。憲法をその媒介にして行こうと考えています。今回はそれを意識してヘーゲル法哲学と初期マルクスの国家と『共同幻想論』の関係というところに焦点をあてます。憲法の議論にも関係するところです。

月19日(金)は「共同幻想論はどう読まれてきたか」第3回目です。次回は9月20日(金)です。8月は休みです。次回以降の予定については今回の講座で明らかにします。

●場所:変革のアソシエ事務所 中野区中野2-23-1ニューグリーンビル3F 301号室(JR,地下鉄南口徒歩3分)交番の裏の坂道を登り、新宿方向へ)

●時間:19時からです。注意:309号から301号に変更。

●1回千円です。

●電話03-5342-1395または三上の携帯(090-3908-7330)

*当日、参加できないが資料を希望する人は連絡ください。