『再稼働反対のイラストを送ります。29日の官邸前や30日の大飯で使ってください』など―地震と原発事故情報

2012年6月28日(木) 地震と原発事故情報【TMM:No1500】-5つの情報をお知らせします

                            転送歓迎
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★1.『再稼働反対のイラストを送ります。
    29日の官邸前や30日の大飯で使ってください』
        〔パステル画・奏山奈海(埼玉県)、デザイン画・月森みゆき〕
★2.広瀬隆-みんな集まれ!! 6/29首相官邸前へ!
   ヘリコプターをチャーターして、上空から巨大デモの全景を、
   全国にビデオ配信
★3.今年は大荒れの9電力会社株主総会、東京電力へ402名の株主連名で
   提案した内容–送配電資産を売却して、損害賠償に、その他
                           (山崎久隆)
★4.原発事業に批判相次ぐ 東芝、日立が株主総会
                   (6月23日 デーリー東北より)
★5.<テント日誌6/25(月)
   ―経産省前テントひろば289日目 稼働原発ゼロ51日目>
   大飯原発直下破砕帯は活断層? 早急に調査を!対政府交渉(F記)
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◇あす29日【6.29大飯再稼働は許さない!女たちの国会前アピール】
 15時~院内集会(参議院議員会館101号室)17時~国会正門まえアピール
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◇あす29日【東電株主総会・もう一つの報告 - 東電丸はどこへ行く】
 お話 木村結さん・堀江鉄雄さん(脱原発・東電株主運動)
 18:15開場、18:45開会、参加費:800円、たんぽぽ舎5階
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┗■1.『再稼働反対のイラストを送ります。
 │   29日の官邸前や30日の大飯で使ってください』
 └────〔パステル画・奏山奈海(埼玉県)、デザイン画・月森みゆき〕

 いつも貴重な情報、ありがとうございます。今度の原発再稼働に、心底、怒っています。大飯に行けないので、再稼働反対のイラストを描きました。
少ない数ですが、よかったら私たちのかわりに大飯につれて行ってください(あとはどのように使ってくださってもかまいません)。29日の官邸前で使ってくださってもかまいません。なるべく29日には自分たちも官邸前に行きたいと思っております。
 お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします。

(編集部:たんぽぽ舎に届けられた絵は、おもて面と裏面を貼り合わせて、早速あすの官邸前抗議と、6/30~7/1の大飯再稼働反対集会で使わせて頂きます!
ありがとうございました。)

 ☆ あす29日(金)18:00~20:00、官邸前で、再稼働反対の抗議行動
 ☆ 場所:国会記者会館前、国会議事堂前駅3番出口出てすぐ

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┗■2.みんな集まれ!! 6月29日 電車に飛び乗れ!! 首相官邸前だ・・・
 |  ヘリコプターをチャーターして、上空から巨大デモの全景を、全国にビデオ配信
 └──── 広瀬 隆

 広瀬隆さんからのメッセージ…「ヘリコプターをチャーターして、29日には上空から巨大デモの全景を、全国にビデオ配信することにした」
 上空からよく見えるよう、光るものを持って参加しよう!
 このヘリコプターには、山本太郎さんも搭乗します。

 6月22日の首相官邸前デモは、壮観でした。どこまでいっても群衆の隊列が終わらなかった。みな怒っていた。涙を浮かべていた。5万人は楽に超えていた。
山本太郎さん、落合恵子さん、鎌田慧さんも激怒していた。
野田内閣はこの人波に震え上がって、尻尾を巻いて官邸から逃げ出した。
 国民の手で、政策を変える時代だ。われわれ国民が変化を待っていてはいけない。自宅のテレビに向かって罵詈雑言を投げつけても効果はない。
 さあ、家から外に出て、行動する時が来た。
この怒りの群衆のすさまじい数を、見せてやろうじゃないか。
 10歳の子供に分ることが、どうしてマスメディアと国会議員に分らないのだ。
ロシアン・ルーレットをしている時じゃない。
原発稼働阻止のための報道をしろ!!

 6月29日(金)18時から、首相官邸前にて原発再稼働阻止のため、先週の22日よりさらに超大規模な原発稼働阻止行動がおこなわれます。
地下鉄「国会議事堂前」駅3番出口を出てすぐのところです。
呼びかけは首都圏反原発連合有志です。
「福島の女たち」も来ます。私も、仙台での講演会終了後に、新幹線に乗って駆けつけます。
首都圏から遠い全国の人も、首都圏の仲間・親戚・友人・知人・恋人に、デモへの参加を呼びかけてください。すぐに電話して、メールして・・・

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┗■3.今年は大荒れの9電力会社株主総会
 │  東京電力へ402名の株主連名で提案した内容
 │  –送配電資産を売却して、損害賠償に、その他
 │  『第88回東京電力株主総会報告【連載その1】』
 └────(脱原発東電株主運動 山崎久隆)

 報道やTwitterでもご存じの通り、6月27日に9電力一斉に株主総会が開催されました。そのうち、東京電力の株主総会について、何回かにわたって報告します。
 まず、脱原発東電株主運動が402名の株主連名で、どんな議案を提案したかを紹介いたします。

 以下は、当日株主総会会場前で配布をしたビラに記載された「提案議案」の概要です。これら議案一つ一つについて、会場内で3ないし5分程度の提案説明をしています。

【1】送配電資産を売却して損害賠償を 第10号議案

 我が社は、膨大な損害賠償額を政府支援や電気料金値上げでまかなおうとしています。取締役はこれまでの全ての報酬をあてて当然ですが、そのような取締役は残念ながらいません。しかも、我が社は損害賠償を行える資産にまだほとんど手をつけていません。
 具体的には、平成23年度第3四半期報告書によると、送電設備2兆円余、変電設備約8千億円、配電設備2兆円余など合計約5兆円です。これらの資産を売却し、損害賠償にあてて、送配電設備を広く公共に開放することで、一発電会社として再出発します。
 また、経営を悪化させるばかりの再処理をやめれば、1兆円近い使用済燃料再処理等積立金を活用することもできます。

【2】原発被災者、作業員への責任を果たせ 第11号議案

 福島は今、地震が頻発し、4号機燃料プール崩壊の不安の中、皆暮らしています。あちこちにモニタリングポストが出現し、刻々と放射線量が表示されています。生まれ育った故郷の家を追われ、二度と元へは戻れない絶望の中で自ら命を断つ人々がいます。
 事故現場の作業員の皆さんは、大量の放射線の中で働き、これからも健康不安を抱えながら生きていかなくてはなりません。
 我が社は、被災者に速やかに賠償すべきですし、作業員の健康については、生涯にわたって追跡調査を行い、被害が生じた場合は最大限の補償を行うべきです。

【3】70km圏内の自治体と安全協定を 第12号議案

 原発事故の影響は、立地自治体だけではすみません。日本で原発防災重点区域30km圏内に住む人々は400万人以上。これだけ広範囲の人々に影響を与える事故が他にあるでしょうか。原発は一企業の手には余る代物なのです。
 放射線の影響は、実際は30kmでは全く足りません。関東地方にも影響があるなど、放射性物質は広い範囲の陸地、海洋に飛び散っています。特に海洋汚染は、今後どれだけ広がるのか予想もつきません。

【4】柏崎刈羽に代替発電所を 第13号議案

 中越沖地震で損傷した柏崎刈羽原発は、原発震災を起こさないよう再稼働しないでほしいと地元住民は願っています。首都圏の便利で快適な都市生活のために新潟そして福島がどれだけのものを提供してきたのか、そのために安心できる暮らしをどれほど犠牲にしてきたのか、株主の皆さん考えてみてください。
 今新潟では、柏崎刈羽原発運転差止裁判が始まりました。また原発の再稼働について県民投票の請求運動も起こっています。
 関西電力大飯原発のような再稼働ではなく、地震で損傷した原発は廃炉にし、代替電源を提案します。

【5】新たなビジネスチャンス 第14号議案

 原発事故の結果、多くの消費者が原発以外の電気を求めています。東電以外の事業者から電気を購入する企業・自治体も増えています。再生可能エネルギーの全量買取制度がこの夏から始まり、太陽光、風力などによる電力販売に新規参入する企業も増えています。
 我が社も、経営危機を安易な電気料金の値上げに頼るのではなく、消費者が選択できる様々な電源メニューを用意し、新たなビジネスチャンスを広げるべきです。

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┗■4.原発事業に批判相次ぐ 東芝、日立が株主総会
 └────(6月23日 デーリー東北より)

 東京電力福島第1原発の設備を納入した東芝と日立製作所は22日、東京都内で株主総会を開き、原発事故を受け株主から同事業への批判や撤退を求める声が相次いだ。
 東芝の総会では、原発稼働が二酸化炭素(CO2)削減につながるとの会社側の説明に対し、男性株主が「原発は国民にとって悪魔の力というか、完全にコントロールできない限りはCO2どころではないと思う」と批判。
 佐々木則夫社長は「福島の問題は非常にじくじたるところがある。津波が(事故の)引き金になったとしても、想定できなかったことを反省すべきと思っている」とし、事故の再発防止に全力を挙げる考えを示した。

 日立の総会では、男性株主から「日本国民は原発におびえているが、需要があれば造るというスタンスなのか。原発から撤退すると言ってほしい」との声が出た。(後略)

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┗■5.<テント日誌6/25(月)
 │  ―経産省前テントひろば289日目 稼働原発ゼロ51日目>
 │  大飯原発直下破砕帯は活断層? 早急に調査を!対政府交渉
 │  テントチラシ第2弾 発行へ!
 └────(F記)

6月25日(月) 曇り 少し肌寒さを感じるほどに今日は気温が低い。
 この日、破砕帯問題を中心に政府交渉が院内で実施され、テントからも何人かが参加した。社民党福島みずほ氏以下、超党派の議員が集まっていました。
交渉の内容の主眼は、活断層の可能性を強く示唆するF-6破砕帯(断層)の北側トレンチ図について、これまで国の耐震バックチェック委員会の中で一度も公開されていなかったことが明らかになったことです。
 このことについて経産省原子力安全・保安院.御田 俊一郎(原子力発電安全審査課上席安全審査官)と意見交換をしたのです。
 保安院はかねてからトレンチ南側図だけを委員会に提出し、F-6破砕帯は活断層ではないと評価してきていました。
 御田氏は南側図面だけで評価は大丈夫なのだと盛んに言いましたが、質問者と会場の声に押され『北側トレンチ図も出しておいても良かった』と曖昧な返答をすると会場はブーイングに包まれるのです。こんないい加減なことでよいのだろうか?何かがあったら人の命を守れるのだろうか?今更ながら保安院の体質、原子力ムラべったりの姿勢が見て取れるのです。
 主催者側は、それを判断するのは委員たちであることを指摘して。即刻、北側トレンチ図も配布した上で、保安院の地震・津波意見聴取会(活断層関係)で議論を行うべきと強く要請したのです。これを精査し解決するまでは大飯原発の再稼動は認められないとの意見に会場の皆さんの怒りの声は大きくなったのでした。
 また、専門家がF-6が活断層であること、ひとたび地表のズレが生じた時に耐震性に関係なく配管等が大きなダメージを受けることについて強く警鐘を鳴らしていることを指摘、敦賀原発と同様、現地調査を行うことが必要であると要請しました。さらに、保安院が入手しているトレンチ拡大図を公開することを求めました。
 これに対して、保安院は検討を行い、明日の北神政務官と市民側との会合において回答するとしました。
 最後に別れ際、福島みずほ氏にテントひろばがおおい町に抗議行動をしたこと、さらに30,1日と再度行くことを伝えると、『それでは遅い。出来るだけ早く超党派で現地に行く』と力強くおっしゃいました。
 彼女も今日の内容が、再稼動阻止に繋がると強く思ったのでしょう。いや!そう思ったはずです。

追)6月27日、超党派国会議員5名・専門家(渡辺満久教授教授)・福井関西東京の市民が現地視察をおこなった。議員と専門家は敷地内に入る。その詳しい報告は追ってなされるが、その主な内容は
 ・F-6断層が活断層であるかを確認するための掘削可能地点は3地点ある
 ・耐震安全上重要な施設である取水路の下にF-6断層が走っている
 ・掘削調査は数日で可能
ということであり、国は、至急、F-6断層の掘削調査を実施すべだ、ということのようだ。夜、テントチラシ第2弾の編集委員会をおこなう。今度のチラシは美しいブルーの地に5・5に掲げられた鯉のぼりがあしらわれ、テントの歴史を物語る写真が映画のフィルムのように並べられた、斬新なものである。
7月1日から配布予定。

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【編集部より】
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