『原発をとめるアジアの人々』推薦文:広瀬隆・斎藤貴男・小出裕章・海渡雄一・伴英幸・河合弘之

アジアの反原発運動の歴史と現状を概観し、新たな未来を展望することを目的に『原
発をとめるアジアの人々』を出版しました。作業を通して、いかに多くの方々に支え
ていただき、共に歩んで来ることができたのかを再確認しました。どうかご購入くだ
さい

広瀬隆「ノーニュークス・アジアフォーラム通信を読まれている人も多いだろうが、
日本以外のアジアの反原発運動について、くわしく現状を語ってくれたのが、本書で
ある。手元に持っておいて、絶対に損はしない」

斎藤貴男「日本は今、ほとんど原発立国を目指しているような状況だ。原発輸出を中
核とする『インフラシステム輸出』の国策が、グローバル企業を守る軍事力の拡充を
求め、新たな帝国主義をもたらしかねない。ノーニュークス・アジアフォーラムの新
刊は一筋の光明である」

小出裕章「自国内では原子力を進めることができなくなった欧米や日本の原子力マ
フィアは、アジアの国々を食い物にしようとしている。本書は、それと徒手空拳で
戦ってきたノーニュークス・アジアフォーラムの貴重な記録である」

海渡雄一「すばらしい本が出版された。ノーニュークス・アジアフォーラムの海を超
えた22年間の活動がまとめられている。日本が原発を輸出しようとしている、イン
ド、トルコ、ベトナムや、インドネシア、台湾、フィリピン、タイ、韓国で何が起き
ているのか? すべての場所で、人々が立ち上がり、原発を止めるために闘っている
ことがわかり、勇気づけられる。そして、私たちの日本国内での原発再稼働を止める
闘いとアジアの民衆による原発ノーの闘いは直接つながっていることも実感できる。
是非、一人でも多くの仲間に手にとって読んでほしい」

伴英幸「アジア各国で巻き起こる死を賭した反原発闘争を知ることができる貴重な一
冊。NNAFが長年にわたって築き上げてきたアジアのネットワークがあってこその記録
書だ」

河合弘之「脱原発は日本だけしても意味がない。アジアとの連帯が絶対に必要です。
そのためにはアジアの友人たちがどのように闘ってきたかを知らなければなりませ
ん。そのために、この本は非常に役に立ち、感動的でもあります。自分たちだけが苦
しみながら闘っているのではないと知ることは、私たちを勇気づけます」

■『原発をとめるアジアの人びと』
(ノーニュークス・アジアフォーラム編著)
1500円+税、発行:創史社 発売:八月書館
本チラシ表  http://www.NoNukesAsiaForum.org/strage/nnafbooktirasi1.png
本チラシウラ http://www.NoNukesAsiaForum.org/strage/nnafbooktirasi2.png

【もくじ】
1 アジアの反原発運動と日本の原発輸出
2 インド・「非暴力・直接行動」で立ちむかう
3 トルコ・チェルノブイリ事故の記憶に突き動かされて
4 ベトナム・一党独裁のもとで進められる原発
5 インドネシア・民主化とともに歩む反原発運動
6 台湾・第四原発の完全廃止をともにめざす
7 フィリピン・「バターンの怪物」をとめ続ける不屈の人々
8 タイ・福島事故後に「国民の八割が原発反対」
9 韓国・住民投票で原発をとめる
10 核の連環の中にいる私たち
オーストラリア、マレーシア、バングラデシュ、パキスタン、ヨルダン、
アラブ首長国連邦、中国、モンゴルなどの現状、問題点

1冊 1620円(定価1500円+税120円)
5冊 6000円(1冊当たり1200円に割引)
10冊 11000円(1冊当たり1100円に割引)
注文はノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン事務局へ
→ sdaisuke@rice.ocn.ne.jp 送料負担します