流砂』11号を発刊いたします。7月10日ころには店頭に出る予定です。以前は毎年1回発刊ということだったのですが、9号あたりから発刊のペースをあげてきました。まだ、季刊はちょいと無理ということで、年に3回くらいの発刊にしたいと思っています。前号(10号)が2月25日発刊でしたから、このペースになってきていると思います。これには安倍政権の戦争に向けた政治的動きが明瞭になって来ていてそれに対応したいという欲求があります。こういう雑誌でそういうことが可能かという自問はあるのですが、僕らの言葉の表現を状況に対応させたいという欲求はあります。
9号で「戦争放棄―「戦争論」の現在」という特集を組んだのはそういう意図でした。10号、11号と重ねてみてそれは進んだのか、どうか自問をしているところですが、この意図は変わっていません。出来上がったものを読んでいただくほかないのですが、三上治の巻頭論文「非戦と自由そして憲法」をはじめとする諸論稿はそれに向かってのものとなっています。一部を紹介させていただくと、連載の「戦後史の宿病」(伊藤述史)、「吉本隆明のまなざし、死生観」(佐竹靖邦)、「水飲み鳥シリーズ」(橋本克彦)、川満信一「歴史と茶番」などの豊富な論考が誌面を飾っています。全体で250ページを超えるものになっています。
書店での販売もいたしていますが、部数は限られていますので、こちらでの販売もいたします。書店での販売は諸事情で難しくなってきています。こちらでの直接の購買もお願いいたします。振り込みが確認次第、送らせていただきます。
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