【上映とお話】核の廃絶を目指して 台湾特別編

台湾第四原発の映画-「こんにちは貢寮(コンリャオ)」上映-

講師:陳 威志 (たん うぃち)さん

プロフィール:一橋大学 社会学研究科 博士課程在籍

 

日時:8月9日(土)18時~20時 (開場17時30分)

場所:スペースたんぽぽ(たんぽぽ舎と同じビルの4F)(水道橋駅下車)

東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F

地図http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=336

参加費:800円(学生400円)

主催:たんぽぽ舎(スペースたんぽぽ講座会議)

http://www.tanpoposya.net/

協賛:No Nukes Asia Actions Japan (NNAA)

http://ermite.just-size.net/nnaa/

 

説明:核の廃絶を目指して 台湾特別編

台湾第四原発の直接受注元はアメリカのGE社ですが、圧力容器は一号機が日立製で二号機は東芝製、タービンは三菱重工製。いわば日本の原発技術の輸出先ともいえます。

1998年、一人の女子学生がカメラを持って反原発運動の記録を始めました・・・ 1980年、新北市貢寮区に台湾電力の台湾第四原発建設計画が浮上。

中華民国100年建国記念日へのプレゼントとして、2011年10月に商業運転を実現させるため工事を急いだ結果、第四原発工事のトラブルが相次いだ。

2010年3月、一号機中央制御室で火災。ほぼ全焼。2010年8月、電気回路のショート、未承認の設計変更。2010年4月、第四原発汚職、関係者官民7人を起訴。

2014年中に燃料棒を挿入する予定がわかり、民衆の怒りが爆発。

2013年に22万人 のデモ、2014年4月26日に13万人デモ、翌27日5万人が台北駅前の道路を占拠。

第四原発の一号機を稼働させない、安全審査をするだけ、審査後しばらく放置する。二号機は全面工事凍結。稼働に関しては、国民投票できめる。

また電力供給に支障を与えないように、行政院は全国エネルギー会議を開く。

しかし、行政上の手続きはまだ。

台湾には、朝鮮半島と同様に植民地併合の歴史があり抗日記念館がある、反日世論も強くあり1993年までは日本文化が行政によって規制されていました。しかし文化交流と民主主義が、国家間や民族間のわだかまりや政治をはるかに乗り越え、日本文化好きの若者達も台湾地震や台風の災害に日本人からの支援の返礼感謝を呼びかけ、東日本大震災の時の台湾民衆ベースの義捐金は台湾政府やアメリカのそれを上回り世界最大規模となる190億円に達しました。