「沖縄の思い伝えたい」辺野古移設反対、京都でデモ
米軍基地の辺野古移設に反対し、デモ行進する市民ら(京都市中京区・三条通河原町東入ル)
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対を訴える「連帯 京都アクション」が17日、京都市内で行われた。参加した70人(主催者発表)が「沖縄の海を守れ」と声を張り上げながら、繁華街をデモ行進した。
同日、那覇市で開かれた大規模反対集会に合わせ、市民団体「沖縄とつながる京都の会」が企画した。三条大橋近くの鴨川沿いで安倍政権を批判する曲を歌った後、三条通や河原町通を通って円山公園(東山区)まで歩いた。
参加者たちは「美(ちゅ)ら沖縄をこわすな」「沖縄のことを沖縄抜きで決めるな」などと書かれたプラカードを掲げて行進。参加した名護市出身の河合朝子さん(67)=京都市北区=は「基地ができると犠牲になるのは女性で、苦しみを知る地元住民は本土に移設せよとは願っていない。沖縄の思いを京都の人に伝えたい」と、最前列で横断幕を掲げながら訴えた。