【京都新聞】秘密保護法施行阻止訴え続ける 京滋で市民ら毎月行動へ

秘密保護法施行阻止訴え続ける 京滋で市民ら毎月行動へ

特定秘密保護法の廃止を求め、街頭でアピールする市民ら(6日午後5時15分、京都市下京区・四条河原町交差点)

特定秘密保護法が成立して1カ月の6日、京都や滋賀などの街頭で同法の廃止を求める市民の抗議行動があった。法が成立した6日にちなんで抗議はいずれも「ロックアクション(6の日行動)」と題し、参加者が施行阻止を訴えた。

京都市下京区の四条河原町交差点では、インターネットを使った呼び掛けなどで集まった「秘密保護法廃止を求める府民有志」約40人が、チラシ配布や署名活動で法の廃止をアピールした。マイクを握った参加者は「与党は数の力で十分な審議もせずに強行採決した。私たちは成立日の6日を絶対に忘れない」と強い口調で語った。

呼び掛け人の1人の松本修さん(62)=山科区=は「組織に属さない私のような個人も関心を持ち、広がりのある運動にすることが廃止につながるはず。今年の国会で野党から廃止法案が出ることを期待する」と話した。

草津市でもJR草津駅前で「反戦老人クラブ滋賀」が呼び掛けた「秘密保護法廃止! 抗議アクション」が行われた。「秘密法撤廃を」と十数人が声を上げながら、旗やプラカードを手に大型商業施設周辺をデモ行進し、通行人らに訴えた。

代表の野坂昭生さん(70)=草津市=は、「いつか来た道をひた走るため、市民運動を圧殺する法律。末永い戦いになるが、1人でもできることに取り組みたい」と話した。

京滋の両団体とも毎月6日に抗議行動を続けていくという。

【 2014年01月06日 21時50分 】