毎年のバイバイ原発・京都の集会にも出演していただいている「制服向上委員会」が自民党を批判したために自治体の後援が取り消しに。
次回の戦争法NO!京都アクション主催の円山野外音楽堂の大集会・デモに出演していただいてはどうでしょうか
①“自民批判”アイドル、市が出演イベントの後援取り消し
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2525943.html
“自民批判”アイドル、市が出演イベントの後援取り消し
今月13日、神奈川県の大和市が後援した市民団体のイベントに出演したアイドルグループの言動をめぐり、市が後援の取り消しを決定する異例の事態となっています。さらに、アイドルグループのもとには脅迫メールまで。一体何があったのでしょうか。
「ダッ!ダッ!脱・原発」
軽快な曲に似合わない社会的な歌詞が会場に響きます。
「それはそれは とても許せないお話 例え例え 国の政策だとしても」(「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」、制服向上委員会)
歌うのは、女性アイドルグループ「制服向上委員会」です。これは13日、神奈川県大和市で行われたイベント。改憲に反対する市民団体「憲法九条やまとの会」が主催し、大和市と市の教育委員会が後援しました。
イベントは、「若者と国家―自分で考える」集団的自衛権と題し、元防衛官僚の柳澤協二氏らが講演。その後、アイドルグループが登場し、問題のライブが始まりました。
「辺野古の移設は続けると いったい選挙は何なんだ おぉズサンナその態度 諸悪の根源 自民党」(「Ohズサンナ」、制服向上委員会)
「大きな態度の安倍総理 おじいさんと同じ エリート意識に利権好き お父さんと同じ」(「おじいさんと同じ」、制服向上委員会)
政府・自民党に対し、痛烈な言葉を浴びせ続けます。曲は、脱原発や沖縄辺野古への基地移設反対などをテーマにしたものです。
「制服向上委員会」は1992年にデビュー。これまでにメンバー交代を繰り返しています。グループは中高生中心に編成され、現在、最年少のメンバーは12歳です。曲もデビュー当時に比べ、徐々に時の政権批判が色濃くなりました。メンバーの1人で16歳、高校2年生の木梨夏菜さん。
「こういう思いがあって、それを歌にして伝えているわけで、だからそれに対しても、私たちにどういうふうに思っても、表現の自由だから、全然私たちはそんなに気にはしていないんだけど」(制服向上委員会・木梨夏菜さん)
大和市や九条の会によりますと、イベント後援の申請があったのは2月6日で、3月13日に市が承認しています。
先月、イベントの中身を知った市議会最大会派の自民の市議から、市に対し抗議があったといいます。
「問題なのは、『本気で自民党を倒しましょう』と替え歌で歌っていること。これは政治運動、倒閣運動、反政府運動。運動するのは構わないが、それを市が、行政が後援するのはおかしいのではないか」(自民党・小田博士大和市議)
小田市議は表現の自由には一定の理解を示しつつも、今回は名誉毀損にあたると主張します。
市は九条の会に、中立性が保たれているかを確認。しかし、6月13日の当日、アイドルグループのステージの言動を見て、後援取り消しの検討を進めてきました。25日になって後援取り消しを決め、九条の会に通告しました。
「特定の政党を揶揄する内容が、かなり長い時間を費やしたものとなっており、後援名義の要領に照らして不適切であると判断し、承認を取り消すことといたしました」(大和市役所の担当者)
これに対し、九条の会はこう反論します。
「市民のさまざまな意見を広く知られていくことが、憲法についても何についても意味があると考ているので、市と教育委員会には取り消しをしないでほしいと強く思ってる」(「憲法九条やまとの会」滝本太郎弁護士)
これは、24日、アイドルグループの所属事務所に送りつけられたメールです。
「こいつら全員ぶっ潰す。分不相応な方言は滑稽を通り越して殺意すら生むことを知れ」(所属事務所へ届いたメール)
メンバーの木梨さんは複雑な心境を明かします。
「言いたいことを言えなくなったら本当に終わりだと思う。言いたいことを言えるこの日本が好きだし、戦争を放棄している国も本当に誇りに思う」(制服向上委員会・木梨夏菜さん)
所属事務所は25日、警視庁に相談しました。市民の受け止め方は様々です。
「本人たちがそういう主張するのは良いことだと思う。ただ市の後援だとか、後ろに市がいると主張するのは納得できない」(市民)
「よく知りもしないのに応援すると言っておいて、後で覆すのはあまり良くないと思う」(市民)
「イベントの場で言うのは、言うこと自体は悪くないと思う。ただそれを真に受けてそこまでやるのはやりすぎ」(市民)
「政府の暴走止めるため 子どもの未来を守るため」(「歌える場所があれば」、制服向上委員会)
市は来週、正式に公認取り消しの通知書を送るとしています。(25日23:11)
②アイドルグループが「自民倒しましょう!」 イベント後援した市が大慌て
http://www.j-cast.com/2015/06/24238618.html
2015/6/24 20:22
「諸悪の根源、自民党」「本気で自民党を倒しましょう!」。女性アイドルグループ「制服向上委員会」が、出演イベントでこんな政治的な内容の歌を歌っていたとして、神奈川県大和市と市教委がイベントの後援を取り消す方針を示している。
このイベント「若者と国家―自分で考える集団的自衛権」は、大和市保健福祉センターで2015年6月13日に行われた。
歌の内容が波紋呼ぶ(記事のイベントではありません)
「大きな態度の安倍総理」などと揶揄する内容
主催者は、憲法9条改正に反対している市民団体「憲法九条やまとの会」だ。イベントでは、防衛官僚出身の柳澤協二さんが安保関連法案などについて講演した後、制服向上委員会のメンバーがグループの歌を披露した。
報道などによると、メンバーは、脱原発や米軍基地移設反対などをテーマにした5曲を歌った。替え歌にしたケースもあり、前出のフレーズのほか、「大きな態度の安倍総理」などと自民党や安倍晋三首相を名指しで揶揄する内容だった。
制服向上委員会は、1992年に結成され、活動の一時中断を経て、最近は、「ダッ!ダッ!脱原発の歌」など政治的主張を盛り込んだ歌も多い。この曲も、イベントで歌われていた。
大和市の国際・男女共同参画課によると、担当者がこのイベントを見て、特定政党を批判・揶揄するのは後援の基準には合わないと判断し、事後に取り消す方向になった。イベントの数日後には、自民党市議からも「自治体が後援するのはどうなのか」と抗議が来ていた。
市の方針が地元紙などで6月24日に報じられると、ネット上では、様々な意見の書き込みがあった。
取り消し方針に反対する声もあり、「言いたいことも言わせない、臭いものに蓋」「中高生に批判されたくらいで自民党も余裕がないな?」といった意見があった。
③「諸悪の根源自民党」アイドルまで安倍政権に逆風?
http://www.nikkansports.com/general/news/1497380.html
[2015年6月25日9時38分 紙面から]
改憲に反対する神奈川県大和市の市民団体のイベントで、アイドルグループ「制服向上委員会」が「諸悪の根源自民党」という歌詞のある歌を歌ったため、イベントを後援した同市と同市教委が事後の後援取り消しを検討していることが24日、分かった。市と市教委の「後援名義」の使用ルールに違反するため、市民団体「憲法九条やまとの会」側に説明後、後援を取り消す方針という。
イベントは「若者と国家-自分で考える集団的自衛権」と題され、今月13日に大和市保健福祉センターで開かれた。主催は市民団体「憲法九条やまとの会」。元防衛官僚の柳沢協二氏が講演した後に出演した制服向上委員会は、脱原発や沖縄の米軍基地移設反対をテーマとした歌を数曲披露。「諸悪の根源自民党」という歌詞を歌ったという。
これに対し、自民党の大和市議が数日後、「自分たちの党を非難する活動を後援するのか」と市に抗議。市側はイベント当日に歌詞について把握。ルール違反とみて、取り消しの検討をしていた。市と市教委によると、市などの「後援」を受けるには、主催団体が事前に「後援名義使用申請書」を提出するルールが「要領」で定められている。市には2月6日、市教委には2月10日に、団体から申請があった。今回は市も市教委も3月13日に承認した。
「要領」は、後援の対象事業の条件として「特定の政党、宗教その他の政治的団体及び宗教的な団体を支持またはそれらの活動に関係するものではないこと」と定めており、申請に虚偽があったり市長が必要と認めた場合、取り消すことができるとも定めている。
市の担当者は「アイドル出演の話は5月以降に把握し、団体側と話をした。歌詞は、こちらから確認しなかったし(団体側から)説明もなかった」と話す。市は「諸悪の根源自民党」という歌詞が、「特定の政党」の「活動に関係するもの」にあたるとみている。
これに対し、制服向上委員会は24日、公式ツイッターで「いろんな意見があって当たり前だと思うし、どちらの意見も言える国家であってほしいのに、今それが脅かされていることに憤りを感じます」と反論。団体側は「憲法や集団的自衛権について議論の場を設けるのが目的」と反発している。市担当者は「問題は『後援名義』であって、ホールや会議室の使用を制限して『場』を奪っているわけではない」としている。
◆制服向上委員会 「清く正しく美しく」をモットーに1992年(平4)9月に初期メンバー7人でグループ結成。現在のリーダー清水花梨は10代目。95年に独自のレコード会社を創設。97年「SKi基金」を設立。2011年に「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」を発表。公式HPでも社会派アイドルとしての発信を宣言。
④制服向上委員会が自民批判の歌、後援取り消し 大和市
http://www.asahi.com/articles/ASH6S5HG3H6SUTIL033.html
2015年6月24日21時26分
神奈川県大和市は、後援した市民団体のイベントでアイドルグループが自民党を批判する歌詞を歌ったことから、このイベントへの市の後援名義を事後的に取り消すと決めた。25日に団体側に方針を伝えるという。
イベントは「憲法九条やまとの会」が13日、「若者と国家―自分で考える集団的自衛権」と題して市内で開き、約300人が参加。元防衛官僚の柳沢協二さんが講演した後、脱原発を掲げる女性アイドルグループ「制服向上委員会」が歌とトークを披露した。
市によると、「自民党を倒しましょう」「諸悪の根源、自民党」と歌われたため、「特定の政党、宗教、政治団体の活動に関係するものでない」とする後援のルールに反すると判断した。3月に後援を決めていたが、これを問題視する陳情が市議会に提出されたため、市の担当者が会場に出向いていたという。
主催した九条の会は「後援の取り消しは納得できない。プロ歌手の歌詞まで制限できない」としている。制服向上委員会が所属するアイドルジャパンレコードの高橋広行社長は「主催者から『いつも通りにやって下さい』と言われ、普段通りのステージを披露した。憲法を守ろうという集まりで批判的な発言があるのは当たり前。ひとつの表現をとらえて後援を取り消すのは大人げなく、神経質だ」と話した。
⑤神奈川県大和市:「制服向上委員会の後援なし」政党批判で
http://mainichi.jp/select/news/20150625k0000e040199000c.html
毎日新聞 2015年06月25日 12時19分(最終更新 06月25日 14時19分)
制服向上委員会
神奈川県大和市は、市民団体「憲法九条やまとの会」が開催したイベント「若者と国家 自分で考える集団的自衛権」に出演した女性アイドルグループが自民党を批判する歌詞を歌ったとして、このイベントの後援名義を事後的に取り消すことを決めた。25日に「やまとの会」事務局に説明する方針。
大和市によると、イベントは今月13日に市内であった。元内閣官房副長官補の柳澤協二さんが講演した後、憲法9条をテーマにした曲などを歌うアイドルグループ「制服向上委員会」が歌を披露した。この歌の詞に「自民党を倒しましょう」「諸悪の根源、自民党」とのフレーズがあったため「特定の政党を批判する部分があり、市の後援要項に反している」と判断したという。
主催した「やまとの会」は「市から正式に取り消し理由の説明は受けていない。歌詞が批判だったことは認めるが、プロの歌手として表現の自由があり、歌詞について私たちがどうこう言える立場ではない」としている。【長真一】
⑥服向上委員会「諸悪の根源自民党」→大和市「後援取り消しね」
http://newclassic.jp/24336
公開日:2015.06.24 Kosuke Yamakawa KOSUKE YAMAKAWA
神奈川県大和市・市教育委員会による後援イベントで、アイドルグループ「制服向上委員会」が、自民党批判の歌を披露したことから、市らの後援が取り消されることが明らかとなった。
「特定の政党を批判する内容」
大和市によれば、「特定の政党を批判する内容」は後援にそぐわないという考えで、事後に取り消しがおこなわれるのは異例の事態。
このイベントは、「憲法九条やまとの会」によって開催された「若者と国家-自分で考える集団的自衛権」というもの。
出演した「制服向上委員会」は、これまでも9条をはじめとした護憲や、脱原発、そして人権問題などをテーマに活動しており、今回のイベントでは「諸悪の根源、自民党」「大きな態度の安倍総理」「エリート意識・利権好き」「本気で自民党を倒しましょう!」などと、自民党を批判する内容があったという。
特定政党を批判?表現の自由?
市の後援名義要領には、「特定の政党、宗教、その他政治団体および宗教的な団体などを支持し、またはそれらの活動に関係のないもの」が定められており、今回のイベントに対して、自民党が「特定政党を批判する言動」だと市に抗議したという。
一方で、後援の取り消しについて「憲法九条やまとの会」側は、「自由な意見を出し合うことが大事だ」と批判している。
⑦制服向上委員会が自民批判の歌、後援取り消し 大和市
http://www.asahi.com/articles/ASH6S5HG3H6SUTIL033.html
2015年6月24日21時26分
神奈川県大和市は、後援した市民団体のイベントでアイドルグループが自民党を批判する歌詞を歌ったことから、このイベントへの市の後援名義を事後的に取り消すと決めた。25日に団体側に方針を伝えるという。
イベントは「憲法九条やまとの会」が13日、「若者と国家―自分で考える集団的自衛権」と題して市内で開き、約300人が参加。元防衛官僚の柳沢協二さんが講演した後、脱原発を掲げる女性アイドルグループ「制服向上委員会」が歌とトークを披露した。
市によると、「自民党を倒しましょう」「諸悪の根源、自民党」と歌われたため、「特定の政党、宗教、政治団体の活動に関係するものでない」とする後援のルールに反すると判断した。3月に後援を決めていたが、これを問題視する陳情が市議会に提出されたため、市の担当者が会場に出向いていたという。
主催した九条の会は「後援の取り消しは納得できない。プロ歌手の歌詞まで制限できない」としている。制服向上委員会が所属するアイドルジャパンレコードの高橋広行社長は「主催者から『いつも通りにやって下さい』と言われ、普段通りのステージを披露した。憲法を守ろうという集まりで批判的な発言があるのは当たり前。ひとつの表現をとらえて後援を取り消すのは大人げなく、神経質だ」と話した。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion5446:150627〕